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①仰本監督〜名古屋ワイバーンズ編
仰本「私が監督をやっていた時の話をしたいと思ってね…昔の話になるが少しいいかい?」
監督として4球団を渡り歩き、その全球団で日本一を達成した伝説の名将『仰本 脩』が監督時代に印象的だった選手を語るようだ。
仰本「まず、最初に監督を務めた『名古屋ワイバーンズ』の時の話をしようか…」
『名古屋ワイバーンズ』は国内最大級の広さ、フェンスの高さを誇るナゴヤドームを本拠地とするチームである。仰本氏が監督を務めたのは6年間、地の利を生かした守備型野球で、順位は4、3、1、2、3、1とほぼ毎年Aクラスに入っていた。
近年は世代交代が上手くいかないなどの要因で打線が12球団でも最弱クラスになってしまい、下位の常連になってしまっている。
仰本「就任した時は前年最下位だった上に主力の移籍も重なって、もう無理だと思ったよ。まぁそれでも出来るだけ頑張ってやったら上手くいったんだけどね(笑)。ともかく今思うとこんな奴がいたなぁとか思い出してくるよ…」
仰本「例えば……」