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エッセイ集

妊婦さんお願いします

作者: たてみん

今朝、声を掛けられなかった私です。

実際はどちらだったのか……

男性目線の話です。

朝の通勤ラッシュ時にたまたま椅子に座れて「今日はツイてる」と喜んでいたところ、後から斜め前に女性が立ちました。


さぁ問題。席を譲るかどうか。

前提として(良いかどうかはさておき)

その女性が健康上何も問題なければ譲りません。

でも例えば松葉杖を突いてるなら譲ります。あ、腕を包帯巻いて吊っていてもです。

またご高齢の場合も譲ります。当たり前です。

そして妊婦だと分かった場合も譲ります。


斜め前の女性は20代後半。

足腰はしっかりしています。

でも全体的にスリムなのにお腹だけちょっと出ています。

そしてお腹を締め付けないゆったりした服装です。


さて、彼女は先の前提でどこに該当するかと言えば「妊婦かどうか」です。

実は上の情報だけでは彼女が妊婦である可能性は高いですが確実ではありません。

もしかしたら胃下垂でお腹だけちょっと出ているように見えているだけかも知れないのです。

残念なことに男性にはその判別が付きません。

彼女が妊婦であると誰もが分かる方法は2つだけ。

ひとつは隣に旦那が居てしきりに彼女のお腹を気にしている場合です。


そしてもう1つがマタニティマークです。

このマークを付けて居たなら痩せていようが10代前半の少女だろうが60過ぎのお婆様だろうが、妊婦と判断出来ます。

(妊娠のギネス記録は66歳らしいです。70過ぎて出産したと言う話もあります)

それ程までにマタニティマークの認知度は高く効力を持っています。


だけどその見るからに妊婦に見える女性がマタニティマークを付けて居なかったら、

「(妊婦さんですね)どうぞ席に座ってください」

と声を掛けたら

「ちょっ!?私は妊娠どころか彼氏も居ないわよ!

なにあんた。私が妊婦みたいに太ってるって言いたいの?!ふざけんじゃないわよ」

と怒り出すかもしれないのです。


その為、男性としては声を掛けるに掛けられないんです。

きっと周りにいる他の女性は心のなかで(え、見て分からなかったの?これだから男って)と思っていることでしょう。

……これも男性の被害妄想ですかね。


とにもかくにも妊娠している女性には切に願いたいのです。

マタニティマーク付けて下さい。

その見返りとして見かけた際には自分に出来る最上級の気遣いを提供させて頂きますので。



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