都市計画は計画的に!
シオンはあれから数日間、紙にペンを走らせ村の改造計画を………発展計画を書いていた。
「むふふふ♪城塞都市にしたいね!」
都市計画を書きながら悪巧みしている顔になっていた。
「えーと、ここをあーして、あそこをこーして………と……あっ、ここがダメだ!やり直し!」
こうして試行錯誤しながら計画書を書き上げた。よーし!お父さんに見せに行くよー!
トコトコッと、お父さんの所へ行き、私は前々から考えていた計画をお父さんに伝えた。
「村をもっと豊かにしたいだって?」
子供の私がそんな事を言うなんて驚くよね?
絶対に反対され──
「良く言った!ぜひやろう!」
はっ?
なかったよ。
「流石は私の娘ね♪村のみんなの事を大切に想っている証拠ね。私も協力するわよ♪」
よよよっ???
あっさり通ったよ!それから村人を集めて、村の方針を話し合った。
「具体的にどう動いていくんだい?」
「シルビアちゃんのおかげで余裕ができたからぜひ協力するわ!」
「スラリンのお陰で洗濯も助かっているわ♪これ以上快適になるなら私も協力するよ!」
ここまでの人気とは…………予想外だったわ!
シオンはまず、貧弱な村の魔物や動物対策の柵を『城壁』に建て替える事を説明した。
「その城壁はどうやって作るんだ?」
村人の質問に1つ1つ丁寧に答えていった。まぁ、ほとんどは精霊とシルビアの力技なんだけどね!
「城壁は土の精霊にお願いしています。私の魔力を分けて、地面からドーーンと石の城壁を作り出します!」
イメージ
麦畑麦畑麦畑麦畑麦畑
山__【村】__山
山 【森森森森】山
山【隣国】山
そして、村側全てを城壁で『蓋』をするようにして、魔物がこちら側に来ないようにします。
城壁は20メールの高さで作り、上から弓矢で応戦出来るようにするの!
(万里の長城みたいな感じだね♪)
城壁ができた後は、村の家を改築するよ!
あばら家が多いから、丸太でできたログハウスみたいなコテージ風の建物と、レンガでできたしっかりした家を作る予定なの♪
無論、村の中は石畳にして田舎の雰囲気を残しつつ、都会の感じも取り入れていくのだ。
最後に魔物が来ないようにしてから、反対側の平地の土地を麦畑に開拓するのよ!
畑はシルビアと精霊さんに耕してもらい、後は村人達で作付けする予定だ。
説明を最後まですると喝采された。
「凄いぞシオン!ここまで緻密な計画を立てていたなんてな!」
いやいやいや!かなり大雑把にいったけどね?
この異世界ではこの程度のプレゼンで驚かれるのかよ!?
まっ、何はともあれ明日から行動していくぞ~!
えいえいおーーーー!!!!
それからは忙しい日々が続いた。城壁は一週間ほどで森に蓋をする長い城壁が完成した。
魔物が森から来なくなったので、反対側の平原をシルビアが耕して、精霊達が川や井戸を作ってくれて、1年後には『一大穀物地帯』になってしまった。
うちの領地は魔物の多い地域だから、意外と平地の方でも領地だけは広かった。
(還らずの森から魔物が多く出てくるから、お父さんに領地を丸投げしたの!クズ貴族達がね)
「流石にこれだけの平原を麦畑に出来るとは思って無かったな」
「まぁ、収穫が大変ですがね」
「いや、収穫はスラリンの産み出したスライムがやってくれるそうだ」
「マジですか!?」
「でも、頼りすぎて、万が一、急に居なくなると大変だから怠け過ぎないよう注意しないとな」
「はははっ、違いない!」
穏やかな空気が流れていた。
森も開拓できれば自分の領地にしていいと国王様から魔法の『確約書』も貰っている。
後から取り上げられることは早々ないだろう。
こうして領地改革は大成功を納めたのだった。
さぁ!次いくよー!!!
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