表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/50

領地を発展させるよー!

シルビアの母親であるノヴァの所から戻ってきました。帰りに貰ったお宝に付いてはまた今度説明するね♪


「さーて!今日はどうやって遊ぼうかなー?」


なんやかんやあって、7歳になりました!


7歳の私にはこの小さな村が世界の全てです。貧しい村なので、普通なら子供でも家の手伝いをしたり、森で食べ物を探したりするんだけど、シルビアやスラリンのおかげで私は毎日遊んでいられるんだよね♪


シルビアが村の畑を耕してくれるし、新しくスラリンが村の排泄物を処理し、肥料を作ったりと大活躍しているからだ。


でも、不思議なんだよね?

貧しい村ではあるけど、村人が異様に強かったり、寂れた村の鍛冶屋なのに、そこの武器がすごく品質が良いものだったりと、不思議な所があるのだ。


まぁ、お父さんが規格外だから、村人も規格外でも不思議じゃないよね♪


考える事を放棄したシオンは気を取り直して村を回った。


「フンフンフン♪」


鼻歌を歌いながら歩いて行くと、畑仕事をしている近所の村人さんに出会った。


「おうっ!シオンちゃん、村の探索かい?」

「うんっ!おっちゃんも精がでるね!」


がはははっと豪快に笑うおっちゃんは、見掛けは盗賊の頭目にしか見えないけど、気さくな良い人なんだよね♪


「おうよっ!シルビアのおかげで1番の重労働な耕しをしなくて良くなったからな。年寄り連中も喜んでいるぜ?田畑も広がって収穫も増えた。まだまだ人手不足だが、シルビアは50人分ぐらいの働きをしてくれるからな。俺達は種まきだけでいいから助かってる。ありがとうな!」


「えへへっ♪そう言って貰えると嬉しいな!」


シオンはおっちゃんと話して、何か困っている事がないか尋ねた。


「そうだな~?これはあくまでも俺の考えだが、村の防護柵をもう少し立派な物にしたいな」


この村は魔物が多く生息している『還らずの森』の開拓のために作られた開拓村だ。


村の周りは木でできた柵で取り囲まれているが、動物は防げても魔物には少し物足りない。


「なるほどね~」


大型の魔物が襲ってきたら壊される可能性があるね。ってか、前は何度も壊されたみたい。最近はシルビアの魔力のお陰で、周辺の魔物がビビって襲撃してこなくなったのだ。

かといって、防壁が立派な方が安心するよね!


「後は、村の家ももう少し良いものにしたいな。王都や街までとはいわねーが、ほとんどが木でできた掘っ建て小屋みたいだからな」


確かに!うちには大工なんて殆どいないからなー!


「よし!今後の方針が決まったじょ!」

「ど、どうしたシオンちゃんよ?」


シオンは大丈夫と言って村の入口へ走っていった。


「………やれやれ、良い子に育っているが、とんだじゃじゃ馬になっているぞ?」


軽くため息を付いてから農作業に戻るのだった。


「さてと、取り敢えずできるかどうかだね。精霊さんいる?」

『はーい!いるわよ♪』


案の定いました。

私のプライバシーはどこ行った!?

?(゜Д゜≡゜Д゜)?


こほん、さて精霊に聞いてみよう!


「精霊さん、実は………ゴニョゴニョ」


できるかなぁ~


『そうねぇ~?うーん…………うん、大丈夫!できるわよ♪』


少し考えてから答えてくれた。


「おおっ♪やったーーー!!!!」


できるとわかったら計画書を書かないとね!

シオンは今度は家に向かって走るのだった。



『よろしければ感想、評価、ブックマークよろしくお願いします!』

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ