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小さな冒険者!

シオンは精霊とシルビアと共に村の外へ出掛けました。

魔物の出る森なので、普通は止められてダメなのですが、シオンは気付いていませんでした。


「はぁ、またか。すまないが頼めるか?今日は外せない用事があるんだ」


気配を消して物陰からシオンを見守っていたのはシオンの父親でした。


「ふふふっ、任せておけ。傷1つ付けさせないよ」


目の前には口元をマスクで隠している黒装束の男が立っていた。その姿は『忍者』そのものであった。


「くれぐれもシオンに気付かれずに護衛を頼むぞ」

「ああ、わかってるって。シオンちゃんは良い子に育ったよな。俺の部下も慕っているし安心しておけ」


そう言うと音もなく姿を消した。


「相変わらず、俺でも意識を集中してないと気配がわからんな。流石は忍者マスターの『赤影』だ。頼りになる」


昔の仲間が守ってくれるなら安心と、シオンの父親もその場を後にした。


守られている事を知らずにシオンは──


「よーし!新しい魔物を仲魔にするぞぉー!」

『よーし!いくわよー!』


精霊達はノリノリだった。


還らずの森に来たシオンは、『いつも』通りに獣道を進んでいった。


少し進むと、ひらけた場所にたどり着いた。

森の中ではあるが、太陽の光が当たる場所であった。そしてその場所の中央には小屋が建っていた。


「秘密基地にとうちゃーーーーく!」


精霊やシルビアに手伝ってもらい、山小屋のような家を建てていた。さらに、周囲には精霊が簡易結界を張ってくれているので、余程力の強い魔物でなければ入ってこれないようになっていた。


小屋に入ると、コツコツと用意したテーブルや、椅子、探索に必要な袋やスコップなど生活できる様になっていた。


「あれ?まただよ」


秘密基地ではあるが、『誰か』がここを見つけたらしく、使わせてもらった御礼に、色々な物を置いていってくれるのだ。

無論、それは忍者マスターの赤影なのだが、シオンは知らないのである。


『まぁ、良い方もいるわね♪』

「う~ん、助かるけどいい加減に1度会ってみたいよね」


テーブルには、日持ちする食べ物が用意されていた。勿論、精霊達がチェックして大丈夫だと判断してからシオンが食べるのだが。


「さて、少し休んだし森へ行くよー!」

『余り進み過ぎたらダメだからね?』


わかっているよー!

シオンはテクテクと森を探索すると、物陰からある物体が現れた。


「おおっ♪スライムじゃないですか!?」


ぷにぷにぽよぽよな、薄い青色のスライムである。


「どうやってテイムすればいいの?」


精霊に尋ねると─


『下級の魔物なら、シオンが魔力を送ればそのまま懐くと思うわ』


ふむふむ。

こうかな?


シオンは手を前に出して魔力をスライムに送った。するとスライムは金色に光り出した。


「わっ!?なに?」


目映い光りが収まると、ポーンとスライムがシオンの頭に乗ってきた。


「わわわっ!?」

『シオン、大丈夫!』


頭に乗ったスライムに触るとひんやりと冷たかった。


「大丈夫だよ。テイム成功かな?」


プルルッと喜んでいるようだった。

その様子を見ていた赤影は頭を抱えていた。


鑑定のスキルをスライムに使った所、とんでもない結果が出たからだ。


『アイツから、娘は女神に祝福されている加護持ちだと聞いていたが、これほどとは………』



【鑑定】

種族・神スライム

究極進化形態

LV99MAX


スライムを従える者

(どんなスライムも従えることができる)


スキル

・念話

・灼熱の炎

・電光石火

・??

・無限胃袋&ワープ(飲み込んだものを指定した場所に飛ばせる。1度行った所のみ)



『これはどう説明すればいいんだ?これからテイムし過ぎると国が滅ぶぞ………』


赤影はどう報告しようか悩むのだった。




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【補足事項】

レベルの上限は【種族】で変わります。

スライムが99MAXでも龍種などは999まで上げれたりできる仕様です。


ステータスで攻撃力やHP表示は今回外しました。そこまでガチのファンタジー小説ではないので。




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