敵、現れる
もっと壮大な冒険を目指しているのですが、このメンバーだと、難しいです。
頑張ります。
優しい目で読んで頂けると嬉しいです。
冒険者その1 猫
彼女の名前はソーセージ猫。
ちょっぴり生意気で、姉御肌な女の子だ。
冒険者その2 カモ
彼女の名前はガーコ。
おっとりして、少し抜けた感じの女の子だ。
冒険者その3 コロ
彼の名前はコロ。
どんくさい男の子。
コヨへの熱い思いがある。
ターゲット キツネ
彼女の名前はコヨ。
すました感じの女の子だ。
邪悪なソファーの呪いで捕らわれている。
***
3匹で、仕切り直して出発する。
「はぁ、はぁ、ねぇ、僕ちょっと、疲れちゃったんだけど。」
コロは、普段は転がってばかりいるので体力がない。
「コロ、あたいはね、今日中にあの子を助けてあげたいと思ってるわけ。
足手まといになるなら、置いていくわ。
あんたの本気、見せてちょうだい。」
猫とガーコはいつも部屋の中を歩き回ったりしているから、割りと体力はあるのだ。
「猫の言う通りよ。
私だって短い足で頑張って歩いてんのよ、あんたも頑張りなさいな。」
「ひぃー、ひぃー、、」
コロは必死でついていく。
あと少しでドア。というところで、思いがけない通せんぼがいた。
「よぅ、猫。そんなしみったれたコロなんかより、俺たちと遊ばないかい?」
彼らは、人形というより、貝だ。
一つはホネガイ。トゲトゲしていかにも強そうだ。
もう一つはホシダカラ。つるんしていて、いつもホネガイにくっついて歩く、金魚のフン的なやつだ。
彼らは、誰かが沖縄に行った時のお土産で、トゲトゲしたほうはカッコいいので、葉子と朋美はいつも取り合っている。
遊びの中では、いつも用心棒を勤めている。
敵が現れた。
読んで下さってありがとうございます。