コロの覚醒
冒険者その1 ソーセージ猫。
冒険者その2 ガーコ。
冒険者その3 コロ。
捕らわれの身 コヨ
女神に任せたので存在薄くなっている
可憐草 草なのか花なのか
女神との交換条件で、採集する予定
キノコ 道案内
***
コロは立ち上がった。
自分がやらなきゃ誰がやる!
道案内のキノコは僕と一緒なんだ!
今頃、2匹は迷子に気付いて泣いているかもしれない。
僕がみんなを救うんだ!!!
涙を拭ったコロは、キノコに言った。
「キノコさん、僕を案内してくれる?
僕、頑張ってみるよ!」
キノコは安心した。キノコだって、早く役目を終えて、家族と再会したいのだ。
「はいっ、私、案内します!」
1匹と1本は、ひたすらに歩いた。とんがり山は、遠かった。コロの足は皮がすり減り、綿が飛び出た。木の枝に引っ掛っては、顔や体に穴があいた。それでもコロはもくもくと歩いた。
僕がみんなを助ける。それだけを目標にして。
***
一方
「ねえ、ガーコ、お日さまが気持ち良いわね。木ばっかりだったから、久しぶりだわ。」
「えぇ、そうね、猫。川に落ちたりして、体中湿気てたけど、本当、久しぶりに干されたわね。嬉しいわ。」
岩の上で日光浴を楽しんでいた。
洞窟を出たところは、大きな岩になっていて、周りに木も生えていないので、丁度良く日光浴ができたのだ。
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