それぞれの道
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。応援していただけると嬉しいです。
冒険者その1 ソーセージ猫。
冒険者その2 ガーコ。
冒険者その3 コロ。
捕らわれの身 コヨ
女神に任せたので存在薄くなっている
可憐草 草なのか花なのか
女神との交換条件で、採集する予定
***
「きゃーーーー!! ガーガー!」
ガーコが叫ぶ。猫は放心した。
「どうしてこんなことに、、、」
キノコの道案内がいないので、迷子は間違いなく自分たちだ。
「ねぇ、ガーコ、迷子は動かない方がいいのかしら?それとも、道を戻ってみる?」
「どうしよう、猫。私、迷子は初めてだから、迷子の取るべき行動がサッパリ分からないわ。」
「そうね。朋ちゃんとはぐれた場合は、間違いなくともちゃんが探してくれるわ。もしくは、誰かが見つけて朋ちゃんまで届けてくれるの。」
「じゃあ、じっとしてるってこと?」
「それが、ここには朋ちゃんいないでしょう?だから、分からないわ。キノコとコロに朋ちゃんみたいなこと、出来るかしら?」
分からない2匹はとりあえず、気が済むまではじっとしていることにした。
一度止まってしまうと歩けないくらい、疲れていたのだ。
***
一方、キノコは困っていた。コロは泣いてばかりいるのだ。
「アオーン。コン。コン。2匹とも、居なくなっちゃたよーぅ。」
コンの涙が枯れるまでまって、キノコは言った。
「あの、この森は、一度はぐれてしまうと、とても難しいんです。それよりも、その、目的を果たして、その、偉い女の人に、頼んでみた方が、いいと思うのです。」
コロが固まった。
読んで下さってありがとうございます。