増えたキノコ
いつも読んで頂きありがとうございます。
冒険者その1 ソーセージ猫。
冒険者その2 ガーコ。
冒険者その3 コロ。
捕らわれの身 コヨ
コヨは女神が助けてくれることになった
可憐草 草なのか花なのか
女神との交換条件で、採集することになった
***
「、、、くっ、、くぅっ、、」
ひょろひょろキノコがいくら頑張ったところで、何もおきなかった。
「ねぇ、キノコさん、頑張ってくれてありがとう。でも、その、、あなた、ご友人はいるかしら?、、、可能ならば、その、ご友人、呼んで頂けないかしら?もちろん、お礼はするつもりよ。あたいたちに出来ることなら。」
「ううっ。ううっ。僕に友達なんて、、ううっ。」
キノコがすすり泣きを始めた。
泣きすぎて、体が、前後左右に激しく揺れた時、キノコの小さな頭から、ピンクの粉が吹き出した。
ぶしゅうっっ!
「グフッ!!げほっ げほっ!」
「ぐえっっ!」
「コンっ!コホッ コホッ!」
辺り一面ピンクの霧に包まれ、3匹はむせ返る。
ひょろっ ひょろひょろ ひょろっっ
ぴょこっ ひょろっ ひょろっ、、、
無数のひょろっとキノコがそこらじゅうに伸びてきた。何か違うのも1本、生えている。
「わわわわわぁ! こんなに、こんなに仲間達がっっ! ありがとう。ありがとう。」
キノコは涙を流して歓喜した。
たくさんのキノコ達で、力を合わせると、3匹を助けることができた。
読んで下さってありがとうございます。