コロの活躍
いつも読んで頂きありがとうございます。
冒険者その1 ソーセージ猫。
冒険者その2 ガーコ。
冒険者その3 コロ。
捕らわれの身 コヨ
コヨは女神が助けてくれることになった
可憐草 草なのか花なのか
女神との交換条件で、採集することになった
***
「クワッッ! クワッ!!」
「にゃにゃん。にゃにゃにゃん。」
2匹はすっかり花に夢中で、、というか、足取りもおかしくあっちへこっちへフラフラし始めている。
「あれっっ?ガーコさん?猫さんっ??」
コロがとうとう異変に気づいた。
コロはあわあわする。
「どどどどうしよう?! 何かおかしいよ!
ガーコさんっ! 猫はさんっっ!」
近づいてみると、2匹とも夢見心地のようにうっとり、ふわふわしていた。視点も定まっていない。
「あわわわわわっっ!」
どうやら花の毒にやられたらしい。
コロはどんくさ過ぎて花の誘惑に気付かなかった。
コロは泣きながら2匹を叩く。
「起きてー!起きてよーっ!」
丘の下の方に川が流れている。
コロは狂ったように丘を転がり、頭だけ川に浸けた。全身浸けると重くなりすぎる。
「ひぃっ!ひぃっ!!」
転がった丘を登り、猫とガーコに向かって、ブルブルした。
「お願い! 目を覚ましてー!!」
ぶるぶるぶるぶる。
ピシャッ!ピシャピシャッ!
水が飛び散り2匹にかかった。
冷たい水を浴びて2匹はハッと正気に戻った。
「クワッ!? 私、いったい何をしてたの!?」
「にゃにゃっ!? あれ?あたい。。」
コロはわっと泣き出した。
読んで下さってありがとうございます。