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後悔探しの旅  作者: 石狩亮
5/10

捜索

午後7時と同時に宴会はスタートとなった。

65期生は卒業人数は全95名、今のところ、旅館にたどり着いているのは71名。

つまり24名は未だ到着しておらず、すでに宴会に参加している数人はまだ到着していない同級生に連絡をとっている。

俺は目の前の飲み物には手がつかず、かつての同級生たちとそれとない会話をしながら、場を繋いでいる。

森本も優希も少し離れたところの席に座っている。

森本は浴びるように酒を飲んではしゃいでいて、優希は俺と同じように、いや、俺よりも下手な立ち回りで、周りとの会話も上の空って感じだった。

のりちゃんは程々に楽しみながら、ケータイをポチポチしてるから、多分蓮川と連絡を取り合っているんだろう。

俺はのりちゃんと時々遠目に話して、のりちゃんはことあるごとに蓮川の名前を口に出すもんだから、周りからはすっかり俺が蓮川を好きみたいな空気になりつつある。

朝のあれをやってしまったから仕方ないのかもしれないが、俺にとってはそうするしかなかった事情がある。

それの原因を作った森本が、どこまでそれを理解してるのかは今のところわからない。


周りの空気はすっかり俺×蓮川の図式にテンション高めになりつつあって、遠目に俺は森本を睨むと、当の森本は笑顔を返してくる。

あんなにも浴びるように飲んでるのに、森本の目はいつもの何も変わらない。

すごいもんだと感心する。


時間が進むにつれて、遅れて続々とまだ到着していなかった奴らの姿を見えてくる。

電車と徒歩を選んだ者もいれば、車で来てるのに道に迷ったやつ、それの巻き添えを食った奴まで多種多様で、松永先生はそんな奴らにきっちりと罰ゲームを用意してある。

新学期が始まったばかりのはずなのに、教師としてこの有様はどうなのかと思う。

なにせ今日は金曜日、普通に平日で、仕事があるはずなのに、こんな時間から飲んだくれてるのだから。

罰ゲームの種類も多種多様で、一気飲みは当たり前で、他にもあれこれ用意してある様子。


つかの間の平和の時間。

あとは蓮川が来るのを待つだけとなったのは、時間も過ぎて午後8時を回っていた。


「蓮川たちはどーしたんだぁ?まだ来ねぇのかぁ?」

やたら大きな声で松永先生はそう言った。

「あいつら何やってんだかなぁ。えぇ?知らねーのかぁ?滝沢ぁ〜?」

「俺が知ってるわきゃねーでしょーが!」

わはははと大声で高い笑いをあげる松永先生は、森本以上のペースでビールを無くしていく。

そんな様子を横目で見ながら、俺は目の前の唐揚げをツンツンとつついてみる。

松永先生はかなり酔ってるのか、蓮川の名前を連呼しては俺を名指しで呼び、しばらくおもちゃにされる時間が続く。

教職の世界ってやつは俺は知らないが、パワハラだの何だのって話が絶えない職種で長年生きてきただけはあると感心していた。


蓮川と行動していたはずの女子数人が先に旅館に到着すると、さすがの松永先生も「あら?」と少し冷静になっていた。

「ここに来るバスに乗り込むときに、あの子トイレ行っちゃったんです〜。結構かかっちゃうみたいなんですけど〜」

蓮川と一緒に行動していた女の子がそう言う。

「本当かどうか聞いてみろよぉ〜、滝沢ぁ〜!」

松永先生はすぐに元の状態に戻ってしまった。

「なんか関係あるんかそれ!?」

「バカヤロウ!お前に迎えに行かせるように、仕組んでくれたのかもしれんだろーが!」

ガハハと笑って松永はひたすらビールを流し込む。

いい加減頭が痛くなってきそうで、俺は少しのりちゃんの席に避難する。

「浮気かテメー!」

今度は森本の声。

朝と同じように中指を立てておく。

のりちゃんはケータイの画面を俺に見せながら「本当らしいぞ」と伝えてきた。

俺はため息混じりに、でもとりあえずは安心した。

俺は松永先生と森本の嫌ないじりを適度に受けつつも、蓮川を待つことにした。


蓮川の友人たちが旅館に到着してから30分は経とうという頃、ついさっきまであれほどテンション高かった松永は急におとなしくなってきた。

同級生の中には酔いつぶれてしまってるものもいて、あとは変なテンションだったり、奇行に走ろうとする奴らばかりでなんていうか、地獄絵図に近かった。

松永が静かになってくると、同級生たちもだんだんテンションが落ちてきて、寝てしまう者もいればチビチビと酒を嗜む者もいて、徐々に落ち着きつつあった。

森本のテンションの高さと飲みっぷりに、ついに周りにいた連中もダウン寸前で、森本も徐々に落ち着いてきた。

落ち着くというか、飲んでるくせにまるでいつもの森本過ぎて、見てるこっちがなんだか気味が悪い。

優希はもう2時間になろうとしてる宴会の中でずっと上の空に近い顔をしている。

のりちゃんもお酒がちょっとずつ進んできて、今から本番くらいのノリだ。

静かになりつつある宴会場で、松永がポツリとつぶやいた言葉に、俺の体に雷が走ったように反応を起こした。


「蓮川、死ぬかもなぁ」


遠くの席から2つ、そして自分の席から、ドカンと机を叩いたような音が聞こえた。


俺は立ち上がる。

松永先生の言葉に反応して立ち上がったのは、俺と優希、アホほど飲んだくせにいつもの1ミリも変わらない森本だった。

松永先生はそんな俺らを見て、ふふ、と口元を歪めるように笑う。

「先生よぉ」

優希が松永先生のもとへ足を踏み出そうとしたと同時、

「冗談だよぉ、冗談!マイケルジョーダン!わははははは!!!!」

静かだった松永先生は、それまで以上のテンションにいきなりブチ上がる。俺はその場にドスンと座り込んで、何だったんだと舌打ちをする。

「冗談じゃねーよ!」

森本がそれまでのテンションとは思えないような怒った声で、自分の席に座り込む。


松永先生の高い笑い声にイライラし始めたくらい、時間は9時20分になろうというとき、のりちゃんのケータイが鳴り響く。

「美織から〜」

ちょっと酔い気味のヘラヘラしたのりちゃんが電話に出る。

「も〜しも〜し、ねぇなにしてんのおっそいじゃんよぉ〜」

その場がなんとなくシーンと静まる。

優希がのりちゃんをじっと見つめる。

あの松永も黙ってしまって、宴会場はすっかり静かになった。

のりちゃんの声が、宴会場に響く。


「通り魔ぁ〜?な〜に言ってんの、おバカなノリはやりすぎるとついていけないぞ〜、あっは、リアルなんだからまた〜」


気がつくと立ち上がっていた。

思い切り走って宴会場を出る。


ドタドタとうるさい足音が、旅館に響き渡る。

急いで部屋に戻って、車のキーを取り出す。

部屋には優希と、森本も戻ってきていて、優希はバイクの鍵を握っていて、森本も自分の車のキー持っていた。

「お前はやめとけ、俺の横!」

森本の鍵を没収して、勝手に動き出さないように首根っこを掴む。

「うっせーな!1ミリも酔っちゃねぇよ!酔えるわけねーだろバカヤロウ!」

ギャーギャー騒ぐ森本を放っておいて、俺は優希に確認する。

「ここから一番近いバス停は?」

「候補はいくつかある。どこもそれほど距離があるとは思えねぇ…ここにつながる峠道は大きく分けて3つ、しらみ潰しに当たれば…」

「間に合わねーぞそれじゃ!」

「分かってるよ!!一番可能性があんのはキビウラのバス停だ!けどそれが本当にそこで起こることなのか、『この世界』では分からねぇ!」

「可能性があるならそこに行くしかねぇ…キビウラには俺と森本でいく。可能性が高いならな。お前はあとの2つだ。さっさと行くぞ!」


急いで部屋を出る3人。

首根っこを掴んでいた森本は、俺の手を振り払って普通に俺らと変わらないスピードで全力ダッシュしている。

あんだけ飲んだのに。


廊下を走りながら、森本が言った。

「いつから分かってたんだよ?」

「ここに来る前、お前の車のパンクの時からほぼ確定だった。旅館に着いて、優希のあの態度ではっきりとわかったね。」

俺はお前はどーだと優希に話を振った。

「正直、健太は半信半疑だったんだけどな。誠は昼前に一目見たときから確信したぜ。」

「ちょっとまて、俺なんかもうお前ら二人ともそんなだから訳分からなすぎてあたふたしてたんだぞ!?お前ら二人見たときの俺の心情を述べられるか!?」

森本が大声で叫びながら聞いてきた。

「わかるわきゃねーだろんなもん!とにかく話ァ後だ!」


「二度目なんて死んでもゴメンだ!」



旅館の入り口をブチ破る勢いで飛び出して、俺と森本は俺の車に、優希はバイクに乗り込んだ。

けたたましい排気音の2台が駐車場で唸りを上げる。

「キビウラぁちょーどあの月の方角へいく峠の下ったあたりだ!死ぬ気で飛ばせよ!」

優希がアクセルを吹かしながら俺に方角を伝える。

俺はそれに全力で答える。

「たりめーだ!テメーこそ、情報がハズレだったらテメーにかかってんだからな!気ぃ抜いたらブッ飛とばすぞ!」

「誰に言ってんだ!」

優希がそう言って、一足先にバイクを急発進させる。

ものすごいスピードで旅館の門をくぐり抜けて、右に曲がって消えていった。


「こっちも行くぞ!」


俺も車を急発進させて、タイヤを滑らせながら門をくぐり抜けていく。

エンジンの回転がみるみる上がって、ギアを3速に叩き込む。

改造マフラーが夜の山をまるごと切り裂くように唸る。

S字のカーブを、錆びたガードレールにミラーをぶつけながら最短ラインで走り抜ける。

昼間はずっと慣れなかったこの車どの距離が一気に縮まる。

ギリギリを賭けた走りのときに真価を発揮する、俺だけのスペシャルマシンが、俺の手足よりも忠実に動く感覚が、一瞬で取り戻された。


まるで離陸するようなジャンプスポットを思い切りカッ飛んだと同時に、森本が話し出す。

「キビウラのバス停が一番可能性高いって、あいつなんで知ってたんだ?ギャブッ!」

ジャンプの着地の衝撃で舌を噛んでしまった森本には目もくれず、俺は必死にハンドルにしがみつく。

「わかんねぇ…けど、あいつなら知っててもおかしかねぇ〜」

左のヘアピンカーブに向かって思い切りサイドブレーキを引き上げる。

アクセルをワンワンと吹かして、タイミングを測ってサイドブレーキをおろしてクラッチを繋げる。

横から一気に縦に変わるGに耐えれず、森本の頭はシートに激しく打ち付けられたが、それでも俺はそんなことを気にする余裕なんて1ミリもなかった。

リヤバンパーがコンクリートウォールにチップして割れる。

俺は気にする余裕もなく、アクセルを床まで踏みつける。

カーブの出口でタイヤがグリップを取り戻した頃、俺は話の続きを喋る。


「この事件へのあいつのこだわりよう、お前も知らねーわけじゃねんだろ?」

森本は大きく頷いた。

「あいつがずっと追いかけてた事件だ…あいつの情報ってだけで、信用するだけの価値がある!」


急勾配の山道をありえないスピードで下る俺の車。

右のカーブを抜けてヘッドライトに照らされたバス停の標識を見つけて、俺は車をサイドターンで急停車させる。

煙を上げて止まる俺の車から、真っ先に森本が飛び出した。

俺もすぐに飛び降りるように車から出て叫ぶ。


「蓮川!どこだ!」


「ここだよぉぉー!!」


声が聞こえた瞬間、森本が走り出した。

雑木林の中からガサガサと出てくる蓮川に向かって、森本が全力でダッシュする。


「逃げろ!走れ!」


森本の叫びにも聞こえる大声が、山中に響く。

蓮川の数メートル後ろには、ナイフを持った黒い服の男が迫っていた。


「蓮川!」


俺が叫ぶと同時に、森本は後ろの黒い服の男めがけて飛んでいく。

森本の飛び蹴りが男の顔面をえぐるように命中して、男が無情にも倒れ込む。

森本はそのまま馬乗りになって男の顔面を思い切り殴りつけた。

蓮川が向こうから走ってくる。

男は森本が抑えている。


「滝沢くん!」


声も絶え絶えになりながら、必死に俺のもとへ走ってくる。



パッと目の前が明るくなって、一瞬思考が停止した。


俺たちがいる場所は灯りになるものはなにもない場所。

頼りになるのはヘッドライトのみだが、俺の車は俺から少し離れたところでコンクリートウォールにノーズを向けて停車している。


いきなり現れた灯りに、森本も一瞬動きが止まったのが見えた。


俺から見て右方向、10メートルもないところにある俺の車とは反対の左方向。


2トントラックの明るいヘッドらいの光が差し込まれた。


音が消える。


森本がこっちを見て叫んでいるのは見える。

今の今まで気が付かなかった、トラックのヘッドライト、それはすぐそこまで迫っている。


動き出したときは、もう遅いと思った。

こっちに向かって走ってくる蓮川に向かって、俺が全力で走り出す。

距離で言うなら数メートルなのに、蓮川にたどり着くまでがとてつもなく長かった。


地面を蹴った瞬間、消えていた音が、逆に全て俺の耳に飛び込んできた。


「誠ぉぉぉ!」


森本の声が聞こえて、


「滝沢くん!」


蓮川の叫びみたいなのが聞こえて、


「とまれええぇ!!」


俺が何に対して言ったのかも分からない言葉を叫んで、


トラックはけたたましいクラクションを響かせながら、タイヤのスキール音を発生させる。

俺の言葉が通ったのか、蓮川がピタリとその場に立ち止まった。

立ち止まって、目だけを右に向けた瞬間、 


俺の腕が蓮川の体を抱えて、そのままアスファルトに転がった。



恐ろしく長かった。

喧嘩したり走り屋やったりして、俺もいろんな危険を経験してきたけど、今回ばっかりは凄かった。

危険の瞬間のスローモーション。

これほど長く感じたことは人生の中で一度もなかった。


時間にしてどれくらいか、まるで気を失っていたかのように、俺の体に意識がビクリと戻った。

気がついたら、トラックは俺の車のすぐ後ろでコンクリートウォールでひしゃげていて、蓮川は俺の腕の中に、森本は地面にうずくまっていた。

タイヤスモークの匂いと煙がそこら中に充満していて、意識がなかったのはほんの数十秒ほどだったんだと自覚する。

蓮川が俺の体を揺らして俺の名前を叫んでいる。

森本はうずくまりながらも地面を這って俺のところに来ようとしている。

俺は右手で頭を触る。

ひどく痛む。

右手を目の前に持ってきて、思わず言った。

「ただ事じゃねーなぁ」

手のひらが血だらけで、こんな出血は初めてだと思った。

森本が腹を抑えながらゆっくり立ち上がって、俺のもとに近づいてくる。

胸元で必死に俺の体を揺らしまくる蓮川の頭に、俺は血まみれの右手をポンポンと撫でながら「大丈夫」って言った。


ここで正気に戻る。

あら?俺今右手で頭撫でたよな?

血まみれだったと思うんだけど…


蓮川の髪の毛を見る。 


「うわぁ…やっちったぁ〜…」


思わず声が出た。

何もついてない左手は問題なく動く。

カッコつかないなぁって自分で思った。


わんわん泣きじゃくる蓮川に「うるせーよ」と言っておいて、俺は森本に目をやった。

「腹、食らったんか?」

森本はゆっくり腹を抑えながらフラフラした様子で、地面に転がる俺に近づいてくる。

「メリケンか…なんか…硬ってぇパンチ受けちゃってなぁ…吐きそう…」

蓮川は森本の言葉を聞いて、俺の胸元から俺を押し出すように思い切り離れて、森本に駆け寄る。

「刺されてない!?」

「メリケンだっつってんじゃん…骨でもねぇ身のとこだから平気だよ…」

胸元を手のひらで思い切り押されて、心臓マッサージを受けた俺はしばらく咳込んでその様子を見ていた。

森本の「俺よりあいつだろ。」の言葉で、蓮川はまたこっちにも戻ってきた。

「いや、やられましたけどね…」

胸の苦しみが俺を襲う。

ごめんねとひたすら謝る蓮川は、また俺の体をぐわんぐわんと揺らし始めた。

森本が俺のケガを見て驚いて「脳汁出てるわ」と妙に冷静に言ったのを聞いて、さらに蓮川はワーワー言い出した。

「いやもう黙って!落ち着いて!ケガしてます!俺ケガしてまーす!」

大声を上げたら、蓮川はとりあえず止まってくれた。

森本は「大声出せるならとりあえず」とか言って、とりあえずこっちも落ち着いた。


「しかしお前、頭やばくね?」

「カチ割れてるだけだろ?包帯グルグルしときゃなんてこたぁねー」

「いや、縫うとかなんとかあるだろ。」

「ボディー決められてヨレヨレの奴よっかマシだろ」

「あっ、ちょっと真剣に吐きそうかも」

「頼む、俺から離れてください…」

森本は草むらに嗚咽を漏らしながら嘔吐している。

数メートル離れてるはずだが、ここまでハッキリと漂ってくる酒の匂いが、割れた頭をひどく刺激する。

「いやお前飲み過ぎだよ!」

ずっと嘔吐してる森本をただ見つめるだけの蓮川は、嘔吐と大出血の間でどうしていいのかわからずにオロオロしている。

宴会場も大概な絵だったが、ここも似たり寄ったりの修羅場だ。

なんかすごい絵になってるんだろーなぁとか思いながら、俺は体を少しずつ起こす。


フラフラしながらも立ち上がって、俺は森本の背中をさすってやる。

少しさすってやったらすごい量の吐瀉物を吐き出して、森本はやがて倒れ込んだ。

「なんかいきなりすっげぇ酔ってきたっぽい」

「そんだけろれつ回ってりゃ心配するこたねーわ」

俺はフラフラしながらフラフラの森本を抱きかかえる。

かろうじて自力で立てるようで、肩を貸しながら貸してもらってを互いにやってて情けなく感じた。

蓮川はオロオロしてる。

「お前ちっとは手伝えや!」

俺も森本が声を揃えて言ってようやく蓮川が肩を貸してくれた。

車までの数メートルがやけに遠く感じた。


やっとの思いで車に乗り込んで、蓮川を後ろに詰め込んで、その後はどうやって帰ったのか…



気がついたら、旅館の駐車場に俺たちはいた。

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