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ゾンビーナ!  作者: とれさん
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8 Road to 討伐者 part1


ー翌日ー


「先生!先ずはどうすれば良いですか?」


「…「先生」って…オラぁそんな柄じゃねぇだよ…」


「でも色々教えてくれるんだから先生です‼お願いします‼」


「うーん、何かこっ恥ずかしいけんど仕方ないかぁ…んじゃ先ずは武器選びだな」


「武器?」


「んだ。使い易いのを選らばねば幾ら強力でも宝の持ち腐れになるだ」


「成る程」


「これからオラぁの持ち物を試しに振って貰うだよ。それで「適正」を見て相性を見るだ」


「はい、先生‼」


「…はぁ、恥ずかし(///」


ゴメリは照れながら自宅の裏に行くと武器を一抱え持って来た


「一般的な武器の種類は「剣」「太刀」「小刀」「棒」「斧」「弓」「投げナイフ」とかだぁな。

取り敢えず剣から振ってみるだよ」


「はい‼」


ー…フュッ‼。。。ドスッ⁉ー


日向子が剣を手にして軽く降ると剣先が見えなくなり手には柄しか残っていない


肝心の刃はあまりの剣速に折れて明後日の方向にある家の壁に突き刺さった


「な、何だべっ?」


突如壁から刃が生えた民家から村人が飛び出てきた


「あ…ゴメンなさい」


日向子は謝るが距離にして100mは離れている為声が届く事はなかった


「こりゃいかん!討伐者になる前に犯罪者になってまうだ!」


ゴメリは慌てて日向子と手を繋ぐと村外れまでダッシュした


「はぁはぁ…ここならまぁ大丈夫だべ…」


「先生、ゴメンなさい‼剣壊しちゃった…」


日向子は先程の村人にもゴメリにも申し訳なくてかなり落ち込んでいた


「いんや、オラぁがヒナちゃんの力を見誤っていだからあんな事になったんだぁ…すまんな」


「そんな…」


日向子は涙目だ


「ま、まぁ気を取り直して次だ次っ!」


ゴメリはあまりのショックと未知数の力に次第に軍に所属していた時に覚えた標準語に近い口調になっていた


それから二人はゴメリの持つ全ての武器を試したが日向子の人外パワーに一振りで破損するか曲がるかしてしまったのだ


「ぐすん…ごめんなさい…」


「あはは、ヤワな武器がいけねぇんだよ…あはは…」


お互い違う観点から慰め合ったがこれで武器選びは暗礁に乗り上げてしまった


「うーん…振ると耐えうる武器がなくて弓は弦が切れて…投擲武器はノーコンで精度がゼロに近い、か。。。」


ゴメリは今までの経験から日向子に合いそうな武器を探している


「はぁ…最初から躓くなんて…向いてないのかしら…」


「うーん。。。」


ゴメリは落ち込む日向子にフォローが出来ない程悩んでいる


「…先生、やっぱり私向い…」


「あっ⁉アレか?アレなら…」


ゴメリは日向子の言葉を遮って1人納得している


「何か良さげな武器が見つかったんですか?」


「んだよ、でもここには実物がねぇから絵で説明するだよ」


ゴメリは小枝を拾うと地面に絵を描き始めた


ーズッ、ズズッー


「さ、出来た!こんな武器だぁ」


日向子はゴメリの絵を見て呟く


「…これは確か…トンファー?」


「トンフ?オラぁも名前は知らねぇけんど東から来た異邦人の戦士が持っていた武器だぁよ」


日向子もジャ○キー・チェンの映画でしか見た事がないが拳から肘位の長さの棒に持ち手が付いている形はまんまトンファーだった


「後はこんなヤツだな」


そう言うとゴメリは首に巻いた手拭いを拳に巻き付ける


「これも名前は知んねぇけんど武道家が着けてたんだぁ。手甲がこう伸びて…」


「これ…見た事あるわ」


そう、ちょっとヤンチャなボーイ達は興味津々のメリケンサックだ


少し違うのは鎧の手甲の様に多分鉄板だとは思うがガードしているらしい


「いずれにしてもヒナちゃんのパワーに負けない強度があれば刃は逆に邪魔だんべ。重量を気にしないなら戦斧も良いけんど…」


とさっきの壊れた武器達を見つめる

そこには戦斧よりは小型だがかなり大きな斧が柄の折れた状態で積まれていた


「振り回す武器だと先端に力が「乗り過ぎて」折れてるだ。

なら体の軸に近い所で振れる武器のが合ってんるだべなぁ…」


「じゃあその「トンファー」と「手甲」を試してみます」


「…生憎だけんどないんだわ。」


「…へっ?」


「オラぁも軍時代に見た事ある位でな、この辺じゃ売ってもいないんだぁ」


「…そうなんですか…」


「で、こういう時は鍛冶屋のフォン爺さんを頼って作って貰うだよ」


「あ、特注で出来るんだ?」


「トクチュ…?」


「あぁ、「特別注文」って事ですよ」


「ん?あぁ、それだそれだ‼ヒナちゃんは変な言い回しするんで分からんかった」


「じゃあ特注掛ける前に試作品作って使い心地を試しましょうよ」


「んだな。じゃあ丸太で組んで試し振りといくか?」


「はい‼」


武器選びはいつの間にか木工教室に変わっていったのだ

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