第1話 チートはどこじゃ~~~~!!
どこじゃ~~~~~~
今から千年前......
『覇者』と呼ばれた人族、アトレータは今でも最強だったと言われている魔王が支配している魔族以外の全ての種族をその手の中に収めているアトレータは魔王と戦い...
今、目の前には致命傷を覆って瀕死状態の魔王がいる。
「がはッ...私もここまでか...流石は覇者と言われているだけあるね...」
「当然だ...だが俺とここまで戦ってまだ生きているのはお前が初めてだぞ」
と、無傷の覇者が腕を組み上から見下ろしながら言った。
「私も魔王だからね...君に置き土産だよ」
そう言って何かの呪いをかけた。 身体が少し重くなった。
「いつの時代か...また遠い、遠い先の未来で会おう覇者...今度は、私が勝つ!」
「はっははは...ああ、面白い。良いだろうこれだけは墓まで持ち帰ることを約束してやろう」
大笑いしながら楽しそうにそう言った。
その後、千年たった今でさえも最強と言われる魔王が死んだ。
それと、同時に覇者は、世界の全てを!裏側すらも、文字通りの『世界の全て』をその手に収めた。
その偉業を称えられ...『覇者』は......
『覇王』アトレータと呼ばれるようになった。
そして...
どんな優れた力を持つ種族でさえも一度は憧れそして「出来ない」と、笑った“世界統一”を成し遂げたとある人族がいた。
最弱で、優れたものを持たず、ほかの種族と比べて平凡な人族がそれを成し遂げたその偉業は千年たった今でさえも語り継がれたいる。
だが...それは伝説としてだ。
そう、伝説なのに...なぜここにいる!?
「腹が立ったので出てきてみれば...つまらん雑魚に手こずっていたのか」
ため息をつきながら存在しえない化け物が言った。
「はは...でもこの聖剣があれ...」
全てを言い終わる前に覇王と立っている床を除いて全てが消し飛んだ。
これを、見ていた各国の種族の王たちは震え上がったステータスを見たからではなく
圧倒的存在!...見ているだけなのに身体が小刻みに震え、鳥肌が立ち、涙が零れそうになる...見ていた者の中には涙を流したものも、いたが涙を拭くこと...すらもできない。
だが、なぜ涙こみ上げてきたか分からない。それは、遺伝子に刻まれた亡き王の帰還を喜んでいるのか...それとも最悪の支配者の帰還に恐怖しているかは誰にも分からない。
だが...各国の種族の王たちはこれだけは知っていた。
『覇王』は伝説上のものではなく実際に千年前には居てそして各種族に影響を及ぼしていたことを。
そのおかげで、発展している種族も多くいるのもまた事実だ。
この日のことは、『覇王』の再来と呼ばれた日になった。
≪ 名 前 ≫ 『覇王』アトレータ
≪ 性 別 ≫ 男
≪ 種 族 ≫ 人族
≪ 職 業 ≫ 天を超えし者
≪ レベル ≫ ★
≪ 攻撃力 ≫ 23423458
≪ 魔法攻撃力 ≫32132873
≪ 防御力 ≫ 52332127
≪ 魔法防御力 ≫32132135
≪ 俊 敏 ≫ 43246903
≪ 運 ≫ 321334
≪ スキル ≫
天の加護 魔眼 時空魔法 身体能力向上∞
天を裂く終焉の一撃
≪ 称 号 ≫
世界を我が手に
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・ 世界を我が手に
・ 世界統一という偉業が存在する全ての神々に
・ 認められた者に与えられる称号
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と......なぜこうなったのかそれは...かなり前の話になる。
オッスおら......
俺の名前はヘンリーこの世界では15歳で今日成人を迎えたばっかりの男の子だ。
この世界では、と言ったのは、俺はこの世界の人間じゃないからだ。
転生ってやつだな。どうやらこの世界は俺が日本にいた頃やっていたゲームの世界に似ている。
そのゲームの名は......
キング・サク・シュミレーションという題名のゲームだ。
内容と簡単に言うと...
このゲームはオンラインゲームではなくて、「一人でコツコツやろうや」という系のゲームだ。
特徴は、世界統一を目指してやるんだが時間経過で、どんどん敵が強くなっていくのでレベル上げをしていたら敵国が強過ぎて勝てなくなるという所がある。この時点で、は?要素があるんだがこれだけでは終わらない。
更にAIが超優秀で、一度使ったパターンを記録して、プレイヤーの癖を予測して、先を見ているので勝てるなと思って手を抜いていたら逆転なんてよくある話だ。アクションなのに頭の方が使うという事実(笑)
自由度がかなり高いので、選択がプレイヤーごとに違うし、無限にイベントがあるので攻略サイトがほぼ役に立たない。
だが俺は、諦めずにやって遂に世界で初めてエンディングを迎えた。
その夜に朝だと起きたらゲームの世界にいて、更に、赤ちゃんという訳の分からない状況になった。
戻ることをさっさと諦めて15年生きて来たんだがチートは?どこかな...15年生きていてチートのチの字すらないわ!ふざけんなよ!と、心の中で思いまくっている。
今俺が向かっているのが教会だ、15歳になると「スポナー」というアイテムが教会から貰える。これを使う事により魔物を仲間にできるというやつだ。
やるか、やらないかは自分次第で出来る。当然俺はやるんだが...スポナーはガチャみたいなもので、当然あたりと、はずれがある。あたりは、竜を出した者がいたみたいでそいつは光の速さ並みに強くなったらしい。だが、いい事だけではない何せはずれは、オークだ。きもい顔にイカ臭いとかもう無理だろ。竜やオークと言ったが他にも沢山いて、スライムが一番出やすくて、最初はスライムでも戦闘には役に立つのでオークとかのはずれが出るよりは、みんなスライムなどの普通の魔物を狙ってやっている。ちなみに、俺もその中の一人だ。
おっと...話している内に家からそんな遠くないので着いた。
早速教会に行ってスポナーを貰った。スポナーは一人一個が世界的なルールだ。
まあ、自分で作ったりする分には当然何個でもいいんだがな。
ここは街なので、帰る途中にある森で開けることにするか...
ということで森に向かった。
遅れましたが皆さんクリスマスはどう過ごしましたか?自分はリア充を見るたびに、イルミネーションにダイナマイトがくっついていたらマッチに火をつけて投げてやるわ~~とか友達に言って暴走してました(笑)
ご指摘や感想などをいってもらえると今後の参考になるのでよろしくお願いします。