18.死の前奏
スプラッタ表現が続くのでお注意下さい。
急いで、公園を出た。
子供たちが兵士たちを呼んだからである。
魔物じゃないよおおお!!
しくしく、路地裏に直行。
が。
そこには、怪しい人たちがいた~。
ハルは出会ってしまった~。
「入る所間違えました!」
急いで踵を返して立ち去ろうとするが、肩を掴まれてしまった。
ハルはパニックしてしまったせいか変なことを口走った。
「チンピラは間に合っています!怖い人はお断りです!」
逆に言ってしまった。
正しくは怖い人は間に合っています、チンピラはお断りです。
「ああ!何言っているんだ!ねーちゃんよお!」
雑巾と牛乳を混ぜて2で割った感じの臭いがした。
口臭やばい!
5、6人の男に囲まれてしまった。
シリウス様が言ってた流行ってほんとなんだ…。
金色と黒のしましまの革ジャンに頭にリーゼントが乗っている。
装飾はドクロの鎖がびっしり。
他の男たちは色違いやもっと派手な人もいた。
それでいて、無駄に筋肉質。
掴まれている肩に痛みが走る。
痛い!
声に出したら男の思い通りになると思った。
どうする?兵士を呼ぶ?助けて!おまわりさーーん!!って呼ぶか!まだ近くにいるはず!
「たすっっうむうっ!!」
男はとっさにハルの口をふさいだ。
むむむむむうううう………!!
「悪いな!呼ばれると困るんだなこれが!!」
苦しくて自然と涙が出る。
身動き出来なく程、ガッチリ腕を掴まれる。
どうしょう!
なにも考えられない!
頭の中は真っ白。
どうしょうどうしょうどうしょうどうしょうどうしょうどうしょうどうしょうどうしょうどうしょうどうしょうどうしょうどうしょう!!!!!!!!
私はどうすればいいの?
「シャッキン!」
鉄の音がした。
「シャキン!シャキンシャキンシャキンシャキンシャキンシャキンシャキンシャキン!」
鉄と鉄がこする音が甲高く響く。
「なっ何だこの音は!」
男たちは響く鉄の音に怯え始めた。
「シャっキン!」
路地裏中に広がる音は暗闇を呼んだ。
ハルは男に掴まれて身動きできない分、気配を感じた。
あああ、あれは闇の者だ。
今まで魔族や魔物に会っていることから体が覚えていた。
「なんだよ!早くやめさせろ!!」
ハルを掴む男が強く力を入れた。
「お前!なにを呼んだ!!」
ハルは苦痛で顔が歪む。
すると、一人の男が倒れた。
周りの男が声をかけるが返事がなかった。
「おいウソだろ!」
生臭いにおいがした。
男は背中を見せて倒れてたそれを見せるかのように。
大きな大きな銀色のハサミだった。
ハサミは血に濡れていた。
「ひいい!」
男たちは路地裏を出ようと走るが。
血に濡れたハサミはガタガタと動き出し、刺してした男から飛び先頭を走っていた男の背中を刺した。
一瞬の出来事で息を吸うのを忘れた。
この場に居る全員の動きが止まった。
あれは、この場に居る全員を殺すつもりだ。
逃げられない!




