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俺、異世界で悪魔になりました! ~あくおれっ!~  作者: 紅羽ユウ
アールドハンクにレッツゴー!
241/299

春祭り!

 宿へと戻った俺たちは。

 ゴロゴロしながらテレビを見て、ダラダラしていた。

 まあ別にいいんじゃね? といった感じである。ゴキブリやら紫龍やら魔王グループと戦った後だし、皆だって疲れてるハズだ。

「いやあ、大金手に入ったら、毎日ダラダラして過ごそうぜ。ダリイもん」

「お、お前……。絶対ダメ人間へと化すぞ……」

 コハクが心配そうな目で俺を見てくる。 

 別にいーじゃねえか、金あるんだし。といった感じである。

 まあ家事とかはこなす必要があるが、買い出しなんかに行く時以外は引き籠ってても――――――。

 

 俺がそんな事を考えていると、突如部屋のドアが開かれた。


「京夜さん、こんにちは!」

「おお、コトネじゃん。どした?」

 部屋の中に入って来たのは―――――俺たちをこの村に案内してくれた少女、コトネ。 

 なんだか嬉しそうだが、どうしたんだろうか。


「実はですね。皆さんは知らないと思いますが、この村には春祭りという行事がありまして。それを今夜に開催するので、皆さんもどうかなと……」

「春祭りって何ですか?」

「えっとですね。その名の通り、春のお祭りです。とっても賑やかなんですよ~」

 何それ。日本と似たような行事だな。

 ……ふむ、祭りか。

 なんか随分と唐突に告げられたが……どうしようか。


「どうする? 行く?」

「うーん……。まあ折角アールドハンクに来たんですから、いいんじゃないですか? ホラ、大して観光できてないですし」

「まあ言われてみればそうだな。……コトネ、それって何時から?」

「えっと、今夜の7時からですね」

 なるほどなるほど。

 思えばこの村に来てからロクな事に遭っていなかった。ゴキブリだの紫龍だの魔王グループの幹部だの。

 殆ど観光できてなかったしな。行ってもいいだろう。


「ただ、魔物モンスターが襲ってくる確率も0ではないもので……。もし魔物モンスターが出現したら、皆さんも討伐に協力してくれないでしょうか?」

「いや、いくらなんでもそんな事あるのか? 春祭りやってる最中に魔物モンスターとか」

「可能性は0ではないです。皆さんも、お願いできますか? まあ出現確率は、極めて低いですが……」

 コトネの言葉に、皆はコクリと頷いた。


 ……またフラグになったりしないだろうな、この会話。

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