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俺、異世界で悪魔になりました! ~あくおれっ!~  作者: 紅羽ユウ
アールドハンクにレッツゴー!
220/299

必殺魔法、炸裂―――――!!

「うおおおおお!『ドラゴニック・サンダー』ッ!」

「『フリーズ・バスター』!!」

 森に入ると、既に魔法使い達が魔法を唱えだしていた。

 多くの人が魔法を放つもやはり威力が足りず、硬質化されているゴキブリバスターの皮膚によってはじき返されてしまう。

 うーむ、やはり魔法との相性が悪いな。直接的な攻撃は殆ど効果が無いって言ってたし。

 さてどうしたものか、と俺が考えていると。


「『シェイト・オブ・キネシス』!!」


 どこか聞き覚えのある声が聞こえてきた、

 俺が咄嗟に、後ろを振り向くと。

「ふっふっふ……。どうです? 京夜さん。私、早くも木属性の魔法を覚えちゃいました」

 そこには、嬉しそうに立っているレインの姿があった。

 良かった、ちゃんとあの男に教えてもらったんだな。


「お、おおっ! やるじゃねえか! 見ろ、効いてるぞ!」

 ゴキブリバスター達の方を見ると、苦しそうにひっくり返ってバタバタともがいていた。

 うわっ、マジで気持ち悪い。

 ……あ、もうダメ。


「うえっ……おえええっ……おえっ……」

「き、京夜お兄ちゃん!? 大丈夫ですか!?」

「あ、ああ悪い……」

 精神的にやられた俺は、すぐ近くの木陰でアレをぶちまけた。

 アレだ。茶色い腹が見えててキモかったんだよ。

 あまり多くの量は吐かなかったからいいが、精神的にやられるとなるとこれから先が心配だ。

「ひいいっ! もうマジでキモイ! ……『ウォータースパイラル・フリーズカインド』!」

 俺は最上級の氷水魔法を唱えた。

 水魔法と氷水魔法は空中から水を放つので、距離は関係ない。好きな場所から水を生成する事が出来るのである。

 ……よし、これで200匹ほどのゴキブリバスターが冷凍された。後は、アークの必殺魔法を撃つのみである。

「魔法使いの皆さん! 逃げてください! ……アーク、頼む!」

 俺は魔法使い達を逃げさせながら、アークに必殺魔法を促した。

 若干ゲロを吐いたせいで気持ち悪いが、気にしてもいられない。

 俺が遠くに逃げたのを確認すると、アークは嬉々とした表情で。


「はああ……! ……『エンドレス・インフェルノ』ッ!!」


 史上最大級の水魔法が、ゴキブリバスター集団へと炸裂した――――――!

 

 

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