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プチ設定資料

本編では書けなかった設定資料の一部(今現在、記載できる範囲)をここで補足させていただきます(^-^;

《“あの日”》

第三次世界大戦終結の要因となった『空白の30秒』−−ナイトメア−−が発生した、2079年4月5日の事を指す。

その日、統合制御戦闘体系(UCFS)による広域干渉インターフェースが実行され、戦場のハイブリッド達はその干渉下にあった。しかしシステムの中核であったアニマを介してエリファが人間の心に接触した事で、オーバードライブと呼ばれる干渉波の暴走を招き、その干渉波はハイブリッドだけでなく人間にまで影響を及ぼした。結果、意識を破壊された人間達は狂乱し、多くの命が失われた。

干渉波の暴走が起きた30秒間、世界がその機能を失った事から、『空白の30秒』と呼ばれている。


《ハイブリッド》

元々、良質の遺伝形質を保って子孫の素質を優れたものにする事を目的とする考えであったが、化学の発達と並行して人間の人為的な進化は進んだ。更にNBM(超微人工細胞素子)の開発に伴い軍事目的に転用したのがハイブリッド−−Humanoid Interface Bio Linkage Device−−である。


《軌道エレベーター》

ジオ社は直径が約30キロにも及ぶ円筒形で、高さは約1800メートルを誇るが、その中心部分に軌道エレベーターは存在する。巻き寿司で例えるならば、海苔とご飯がジオ社ビルで、中心の具が軌道エレベーターとなる。

宇宙と地球の間の物資の輸送をロケットよりも安全かつ低コストで行う事を目的とし、国際連環機関ト・コイノンによる月面開発への基盤としてジオ社と共同で建造された。


《レールガン》

物体を電磁誘導によって加速し撃ち出す装置の事。

2本のレールと弾に電流を流し、その電流によって発生する磁場を弾の推進に用いるが、その為には短時間で大量の電流が必要とされる為、電源の小型化−−携行できるレベル−−には物理的技術的な問題があった。

しかし、ハイブリッドの誕生によりその問題は解決した。レールガンで弾を発射する為に必要なエネルギーをハイブリッド自身(正確にはNBM)から供給する事によって、電源を必要としなくなったのだ。もちろん、発射する度にNBMの有効稼働率は下がるので、活動に限界が来ればレールガンも使用できなくなってしまう。

レールガンを発射する為に必要とするエネルギーは少なくなく、レールガンを使用する場合は発射のみに集中するのが一般的で、ゼーンのような戦いながらの使用は普通のハイブリッドには不可能である。


《GVR−0019ベクターライフル》

何かと使用制限の多いレールガンの問題点を解消すべく、より扱いやすく、携行しやすく、消費エネルギーの少ない武器として誕生したライフル。

原理や構造はレールガンとは異なり、ベクターライフルはコイルガンの部類に入る。コイルガンとは電磁石のコイルを使って弾を発射する装置の事。大量の電流を必要としないが、その分レールガンよりも威力は格段に劣る為、弾に工夫をする事で威力をカバーしている。弾は専用のウイルス弾を使用し、ウイルスの効果によってキメラを死にいたらしめる。


《マルチタスク》

MTSによって同時に複数のトランスを機能させるシステム。主にNBMのリミッター解除と併用し、その発動はハイブリッドの能力を極限まで引き出す。しかしその変化に順応するだけの技量と精神力も必要となる為、駆使するのは至難の業。


《アニマシオン》

辞書によれば『魂を生き生きと躍動させること、生気をあたえること』とある。

ノエマ・デュナミスよりもより高次の存在であるというアニマの意識がそこに見て取れる。

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