第79話 実力試験の結果・・・
ボクの実力試験は極端な結果になった。
数学、物理、化学は満点。国語・古文、歴史・地理、英語は落第点だった。
特に数学の証明問題については“エクセレント”の評価で大学院研究課程レベルだったそうだ。
困ってしまったのは先生たちの方で、ボクを1年に戻すには理数系がずば抜けすぎているし、2年からだと文系が弱く3年に進級できない危険性があるので、扱いをどうするかで議論が白熱、職員会議はずいぶん紛糾したみたいだ。
まあ、意見の中には、
「学校経営的にみると、キリュウ君には学園のアイドルとして1年でも長くわが校にいて貰った方がいいのではありませんか?」
とか
「話題性を考えるなら、むしろ飛び級させて理工学部に送り込む方が学園全体としてのメリットはありますよ。なにしろあの美貌で時の人ですから」
などと、ボクとはまったく関係のない観点で意見を言う先生もいたらしいけれど・・・。
「というわけでして、キリュウ君がどのようにして現在の学力にいたったのか、その経緯をお聞きしてみようということになった次第です」
試験の日の夕方、再び教頭が家を訪ねてきて言った。もともと丁寧な言葉づかいをする先生なのだが、神隠しから戻って以来、ボクを前にすると余計バカ丁寧になっている様子だ。
「何をお答えすればいいんでしょうか?」
あ、まずい・・・ボクまで丁寧に喋ってしまった。この女声でこの喋り方だと、どうみたって清純タイプ女子になってしまう・・・。
「その、あちらの世界では学校には通っておられましたか?」
「ええ。王立・・・じょ、女学院に」
ボクは、学校の名前を言っている途中で女子だけの学校だったことに気がついて言い澱む。
「王立女学院? 女学院ですか! いい響きですなあ」
案の定、教頭の顔がパアッと輝いてしまった。
「その女学院で、どのくらいの期間学ばれましたか?」
「1年の2学期から、3年の1学期までです」
ヒアリングデータを持ちかえって再び職員会議で議論した結果、ボクは高校卒業レベルの教育を受けていると認定された。
当然そうなると、ボクを女子大生にしてしまおうという一派が勢いづく。
一方で日本の高校生としてはやはり文化系でレベルが低すぎであり、失踪したのが1年の1学期なのだから2学期から編入すべきという正論の方も支持が多く集まる。
「女子大生だろ!」
「やっぱ女子高生だぜ!」
「JDだ!」
「JKだ!」
と傍から見ると、職員会議で先生たちが議論しているとはとても思えないレベルの低い、男たちの会話になってしまった。
結局、担任の岡崎が、
「キリュウも以前のクラスの方が気兼ねがないでしょう。ここはひとつ、彼が楽しい学校生活を送るにはどうすればいいか、その視点で考えませんか?」
そう言ってくれたことで一気に大勢が固まった。
その話を聞いた時、なんて生徒思いの担任なんだろうと感激しかけたのだが、どうも不純な動機が隠されているような気がしたので素直には喜べなくなってしまった。だって、岡崎はその後に続けてこう言ったのだ。
「担任であるこの岡崎が、責任をもってキリュウを預かりましょう! 世間から注目されるあの美貌です! 担任がしっかり守ってやらないとならんのですよ! うははははっ!」
なんだかなあ・・・。
翌日、学校からボクに呼び出しがあった。試験の結果を伝えるので来て欲しいというのだ。
ボクは、今度はもう私服でいいよって言ったのだけど
「もう一度、もう一度だけアラシのセーラー服姿を拝ませて!」
「仕立て直しが来るとずっと男の制服になっちゃうのよ?」
と家族から懇願されてしまい、仕方なくまた女子高生姿で登校することになった。
前回着せられたときにも、姉貴とは靴のサイズが違うのにどうしてぴったりのローファーがあるんだろうと不思議に思っていたのだが、どうやら初めからボクにセーラー服を着せるつもりで用意してあったみたいなのだ。もうこれで2回目、十分履いて見せたのだから十分でしょう。
≪グワワワワワッ ジャジャジャジャーッ キキキーーーーーーーーーッ≫
例によってパパラッチとの壮絶なカーバトルを繰り広げて学校に着くと、母さんとボクは校長室に案内された。
「大変長らくお待たせしました。なにしろキリュウ君の学力は尋常ではありませんでして、職員会議でも長時間の激論の末にようやく結論に至ったような次第です」
と校長が、いかにも正しく教え導く教育者という感じで言った。温和な表情の中に厳つい眼が光っている。
「いろいろとご配慮いただきましてありがとうございます。この子は行方不明になっている間も、この学校に戻って部活に励むことばかり願って参ったようでして、引き続き学ぶ機会を与えていただければ幸いです」
「お母さんのご心配はごもっとも。いつまでもハラハラさせては申し訳けありませんな。それじゃあ教頭先生、キリュウさんに結果をお伝えしてください」
「はい校長。それでは実力試験の結果をお知らせします。キリュウ君の数学の点数は100点、物理100点、化学100点、つづいて現代国語55点、古文35点、歴史35点、英語はというと・・・」
結局ボクの処遇は、前に所属していた1Cが進級して2年になっている2Cに復帰することで決まった。
ただし文系の教科については、残りの夏休み期間中ずっと自習しなくてはならくなった。2学期早々に行われる実力テストで、もし1科目でも赤点だったら、文系の教科についてボクだけ補習を受けなければならなくなる。
毎日放課後に各科目の教師と1対1で勉強させられるなんてことになったら楽しい高校生活が台無しだ。
ボクは、ゴルフ部の部活に出ることを夢にまで見ながらこの2年半を過ごしてきたのだ。せっかく地球に帰ることができたというのに、補習なんかで時間をとられては堪らない。
相変わらず家のまわりはマスコミや野次馬に取り囲まれているので、夏休みであっても外出もままならない。外圧によるものとはいえ、家で過ごさざるをえない環境なのだ。そういう意味では勉強に集中して遅れを取り戻すよい機会になったのかも。
先生たちも結構気をつかってくれているみたいで、教科書や参考書、授業で使ったレジュメに、DVDやら年表やらご親切にも段ボール1箱分持たせてくれた。あ、持たせてくれたって言うのは正確じゃないかも。だって、ボクが箱を持ち上げようとしたら、さっと十数本の腕が伸びてきて奪い合いになってしまったから・・・。
「先生が持ってあげよう!」
「よ、よこせ!」
「お、俺が持つ!」
「手を放せって!」
「あんたら関係ないでしょ? 私がキリュウの担任なんです! 担任としてか弱い女子のサポートをしてやるのは当然の“権利”ではありませんか! よし、キリュウ行くぞ」
「は、はい。岡崎先生・・・」
ってことになったのだ。その後も未練たらたらの先生たち、特に文系教科の教師がぞろぞろとついて来ながら、
「自習ばかりじゃ不安でしょう?」
「なんだったらお宅に伺って個人授業をしても構いませんよ?」
なんだか鬱陶しい感じがしてきた。
「お気持ちはありがたいですが、夏休み期間中ですし・・・」
「どうせ家族が旅行に行ったりして、一人で暇してますから」
「そうだ、ボクの家にキリュウさんが勉強に来たっていいんですよ?」
おいおい、家族の留守中に自宅に連れ込もうっていうのかい?
「でもぉ・・・」
「キリュウ、嫌だったら嫌だとはっきり言いいなさい!」
あ、担任の岡崎がキレかかっている・・・。
「別に嫌というわけじゃないんですがぁ・・・」
「ほら! 岡崎先生、あなたが勝手にキリュウさんの気持ちを決めつけなさんな」
「そうなのか? キリュウ。本当にそうなのか?」
「い、いや・・・なんと言ったらいいのか・・・そう! ボク、ひとりで勉強する方が効率いいんです! 分からないこととかも苦労して自分で資料に当たったりする方が身につくでしょ?」
どうにか追及の手を振り切った。
岡崎に段ボールを母さんの車まで運んでもらい、後部座席に積み込んでもらう。
ま、いろいろあったけれど岡崎なりにボクを気にかけてくれたのだ。いまの姿に最も相応しい仕草でお礼を言うことにした。
「岡崎先生、ありがとうございました」
ボクは小首を傾げて微笑むと、スカートの前にきちんと両手を揃えて頭を下げた。勢いでボクの長いストレートヘアが軽くスイングする。
≪おおっ≫
なんか後ろで歓声のようなものが上がった。振り返ると男性教師が総出で見送ってくれている。指をくわえている先生や、岡崎を睨み付けている先生、泣きそうになっている先生もいる。
怖くなってきたので、母さんを催促して急いで学校を後にした。
校門の前で待ちかまえていたマスコミが、一斉に車とバイクで追走をはじめた。
すっかり慣れっこになったのか、母さんは何事もなかったみたいにシフトアップ、シフトダウンしながら揺さ振りを掛けていく。
ボクは、男の子だから乗り物には目のない方だけど、うちの車にこれほどのパフォーマンスが秘められていたなんて全然知らなかった。
外見はどうみてもセコハンのカローラなんだけど、サスペンションはゴンゴンだし・・・エグゾースノートも乾いた低音が響いている・・・それになんで今時マニュアルミッション? ・・・あれ? なんか数が合わない・・・1、2、3、踏み込んで4、5、6・・・なんで6速まであるんだ?
「母さん、ひとつ聞いてもいい?」
「何かしら? アラシが知りたいことだったら何でも答えるわよ」
「うちの車・・・ひょっとして改造していない?」
「もちろんしているわよ。単なる市販車でこんな走りができるもんですか!」
何を分かりきったことを、というドヤ顔をされてしまった・・・。母さんってそういうキャラだっけ?
「母さんって、こんなにドライビング・テクニックもっていたっけ?」
「アンタたち姉妹が生まれてから子育て中心の生活だったの。封印していたのよ」
「し、姉妹ちゃう、姉弟」
「フブキが生まれる前までは結構ヤンチャしていたもんだけど、お母さんも大人になったからね。安心なさい、これはちゃんと改造登録した車よ」
安心なさいっていわれても・・・。
「そんなことよりアラシ、よかったわね! これでまた高校生活に戻って大好きなゴルフができるわね。お母さんたちも目一杯応援するから」
「うん、ありがとう。でも、なんだか先生たちのボクを見る目が以前と違うんだよね・・・」
「それは仕方ないわよ。あなたがそんなに素敵になって帰ってくるなんて、思っても見なかったのでしょうから」
ボクの寂しげな言い方が気になったのか、母さんはチラッとボクを見てから言った。
「ボク、元のような高校生活に戻れるのかな・・・」
「んん、それはどうかな。あなた有名になっちゃったから前と同じ、にはならないかもね」
「母さんたちがボクのこと有名にしちゃったんじゃないか・・・」
しつこく並走してきたパパラッチが、カメラをうちの車のスモークガラスにくっ付ける。ボクはそれを横目で見つめながら言った。
「なっちゃったものは仕方ないでしょ? 気持ちを切り替えて、今を受け入れないと前に進まないよ。アラシは若いんだから。学園生活をエンジョイしなくっちゃ!」
「・・・うん。でもさ、皆ボクのことを男だって知っているくせに、どうして女の子として扱いたがるんだろ?」
母さんは返答に迷ったのか無言になった。ケヤキ並木の中を駆け抜ける車窓を流れる真夏の木漏れ日が会話の空白をさらに際立たせていく。
「それは仕方ないわ。美の女神に愛されてしまったひとの宿命なんだから」
しばらくして母さんが言った。ボクの気持ちを鼓舞するような明るい声だ。
美の女神か・・・ボクは、地球から来た女神の再来として女神杯で戦うことを余儀なくされた自分の運命を考えて気持ちが沈んだ。
「・・・ボクは女として試合に出なければならなかっただけなんだ。そりゃあ男であることがバレちゃダメだから、それなりに努力はしたけれど・・・自分としては、どこをどう見ても本物の女の子みたいじゃないんだけどなあ」
一瞬びっくりした表情をしたけれど、それを聞いて母さんは嬉しそうに微笑んだ。
「そうね。でも、本物の女の子かどうかということよりも、アラシが男の子であっても女の子以上に魅力的なんだとは思わない?」
「ボクは男だもん。女の子と比べることはできないよ」
ますます母さんは嬉しそうだ。
「お母さんはアラシのそういうところが大好きよ! でもこれだけは言っておくけど、アラシはもの凄く綺麗で魅力的なの。誰もがひと目見ただけで夢中になっちゃうのよ!」
「そうかなあ・・・じゃあさ、母さんはボクのこれからの青春ってどうなると思っているの?」
「そりゃあ高校生として学園生活を満喫するでしょう? それからゴルフの大会に出場して優勝しちゃうかも! それに、アラシに好きな人ができて恋に落ちるかもしれないじゃない?」
言っているうちに映像が浮かんできたのか、母さんは夢を見るようにうっとりしてしまった。
「それって、男? 女? 母さん、いまどっちを想像した?」
「あ、いや、それは・・・お、女よ。アラシにふさわしい素敵な女の子よ。もちろん」
なんか焦っている。
「学校ではどんな話を?」
「試験受けたって聞いたんですが結果は?」
「学校関係筋の情報では麗慶大学に飛び級の話が出ているそうですが?」
「いや、こちらの情報では留年になるだろうということですが?」
「その箱の中には何が入っているんですか?」
帰宅すると、またマスコミの取材攻勢にさらされてしまった。母さんは車をガレージに仕舞わなければならないのでボクひとり箱を抱えたまま玄関前で足止めされている。
「す、すみません。通してください!」
≪おおっ≫
ボクのまわりで歓声があがった。
「やった! 生声が撮れたぞ!」
「いや~噂通りの可愛い声じゃないか」
「男が化けている以上は野太い声だって言っていた社はどこだっけ?」
取り囲まれて身動きできなくなっていることをいいことに、ボクの腕や足、髪に触ってくる。
「やっぱ、これは女の柔肌だよ」
「髪の柔らかさときたら女の子以上じゃないか?」
「じゃあ胸の膨らみはどうなんだ?」
「シリコン入れているんじゃないの?」
図々しくも胸に手を伸ばしてくる奴が見えた瞬間、ボクは躊躇わずに絹を引き裂くような女の子の悲鳴をあげた。
「いや~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」
抱えている段ボールに顔を埋めると堪らなくなって嗚咽を漏らしはじめる。
それを見て、執拗に取り囲んでいた記者やリポーターが慌てて飛び退いた。警戒に当たっていた警察官が飛んできて間に入ると両手を広げてボクをガードした。
「大丈夫でしたか? 手を出したのは誰奴です?」
ひとりひとり取り囲んでいる連中の顔を見回しながら言った。
「ヒック・・・だ、大丈夫です。お家に入りたい・・・」
「案内しましょう。さ、道をあけて!」
ボクは、警察官に見守られて無事家の中に入ることができた。
「アラシ、あなたもやるわねえ!」
ガレージから戻ってくるなり母さんが言った。
「あれも女の子になるために教育されたことなの? 様子を見ていてお母さん感心しちゃったわ。タイミング、声の高さ、大きさ、見事な悲鳴だったわよ。それに、あの嘘泣き! アラシみたいな子に、ああいう風に泣かれたら誰だってタジタジだもの。なんだか、お母さんとっても安心しちゃったわ」
「・・・安心しちゃったって?」
「うふ。アラシもちゃんと女の子としての身の守り方を身につけているんだなって思って」
いや、あれは瞬間的に出てしまった反応だったわけで・・・。
「気がついたらやってたんだ・・・なんか自己嫌悪」
「いいのいいの。狙いでやったにしろ自然に出ちゃったにせよ、アラシがちゃんと身を守っているのが分かったんだもの、お母さんはうれしいわ」
「“さて、次は平成神隠し事件のニュースです。無事自宅に帰ることができた少年、A君の肉声を初めて捉えることができました。さっそくお聞きください”」
その晩、夜のニュースショーで玄関前の騒ぎを取り上げている。カーバトルを終えて家の前に到着したところから編集なしの映像が放送されていく。
「へ~え、学校からの帰りにこんなことがあったのか」
と食後のお茶をすすりながら父さんが言った。テレビの映像は続く。
「“『す、すみません。通してください!』”」
「“いやあ感動しましたね。A君、女の子の甘い声じゃないですか!”」
「“一部の識者の方は、変声期を過ぎているので野太い男の声だとか言っていましたが、アニメに出て来る美少女キャラそのものでしたね”」
「“まったくです。さて、その後ちょっと取材中に混乱がありました。そちらの映像もご覧ください”」
揺れ動くカメラの映像の中で、取り囲まれて身動きがとれなくなったボクが大写しになる。
「“『いや~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!』”」
次の瞬間、例のシーンが流された。
「なんだと! アラシの身体に触った奴がいたのか?」
「そうなんですよ。でも、ちゃんとアラシは悲鳴をあげて撃退したんですよ!」
怒りに真っ赤になった父さんに、母さんが手柄話でもするように話す。
「“もうこれは完璧に女の子の悲鳴でしたね!”」
「“取材するマスコミもここで一気に引きましたから。これは見事に女の子ですよ”」
「“まあ、A君はまだ未成年ですしマスコミ取材では、いたい気な少女をいじめるような真似はしないで欲しいものです。さて、CMの後は天気予報”」
それを見ていた父さんが、テーブルに拳を叩きつけて怒りだした。
「な、何がいじめるような真似はしないで欲しいものです、だ! オマエのところのリポーターだってアラシに触ろうとしていたじゃないか! 抗議してやる! 絶対許さん!」
「まあまあ、お父さん。これでマスコミもアラシの取材には慎重になるでしょう。か弱い女の子に手を出したり泣かすような真似をしたら視聴者が黙っていませんよ」
母さんが、なだめるように言った。意外に冷静に状況分析しているみたいだ。
「世の中はアラシの味方になったのか?」
それを聞いて父さんも思い当たった様子だ。
「ええ、そう思いますよ」
「風向きが変わったか・・・よし」
「あの子も、2学期からはまた高校生活に戻れることになったのですし、それまでには落ち着かせないといけませんでしょ? あなたも好戦的にならずに上手く立ちまわってくださいな」
「ああ、明日の出勤前の取材には『アラシは皆さんを怖がって部屋に閉じこもったままですよ』と嘆いてみるか・・・」
「それそれ、それですよ! お父さんも策士ですねえ」
この夫婦、ボクが行方不明になっていた間に相当マスコミずれしてしまったようだ。
ちなみに、あれからボクが部屋に閉じこもっているのは事実だ。でも、父さんが言うような怖がっているからではなく、女の子の必殺技を使ってしまったことですっかり自己嫌悪になってしまったからだ。
気分を転換するのに一番いい方法は、余計なことを考える暇を与えないことだ。だから、ボクは遅れている教科の勉強に没頭することにした。さてと、段ボールに手を突っ込んでみると最初に出てきたのは・・・日本史か。よし勉強開始!




