表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ランとアラシで神隠し  作者: 迦陵びんが
第6章 「地球帰還を賭けて」
69/110

第67話 ボクの勝負下着?

≪パシーン! シュルシュルシュル≫


違う。

以前とは当たりの強さがまったく違っている。ますます飛距離が落ちてきているみたいだ。やはり女性ホルモンを自給できるようになって以来、どんどん女性化が進んでいるのだ・・・。ボクは、選手村のドライビングレンジで思わずため息をついてしまった。


この惑星の重力は地球の3分の2しかない。地球人であるボクからすれば、ここで重いものを持ったり走ったり飛び上がったりするのは相当に楽だった。地球にいるということだけで起きてるときも寝ているときも常に重力で鍛えられているということがよく分かる。


女性ホルモンを長期間投与すると、体系が丸味を帯びてきて皮膚や毛髪が女性化していく。それと同時に、男性だったときに比べて筋力が落ちていくことになる。ところが、ボクに投与された女性ホルモンはこの惑星の人類のものであり、その所為か地球にいたときの男性としての筋力をそのまま維持し続けることができた。それが、ボク自身の体細胞から培養した卵巣と子宮を移植することになって、自前の女性ホルモンが体の中に流れ始めた途端、ボクの筋肉は女性化を開始してしまったのだ。


地球の高校生男子と惑星ハテロマ男性とではどんなに背丈が違っていても圧倒的な筋力差があった。それが今では“地球の高校生女子”と惑星ハテロマ女性との差になってしまっている。まだそんじょそこらの女子には圧勝するだろうが、女神杯の相手である氷の女王級のトップアスリートとなるともはや差はないだろう。女神杯は互角の戦いになってしまった。


そんな複雑な思いを胸に、悶々とショット練習をしていると後ろから拍手が聞こえた。


≪パチ パチ パチ≫


「いやあ、見事だ。あれだけの飛距離を完璧にコントロールするとはな。女神杯まであと1週間、キミもずいぶん練習に熱が入ってきているようだな」

「宰相・・・いや、選手団長でしたか・・・」


ボクは浮かない顔で答える。


「どうしたのだ。元気がないようだが?」

「・・・ヴェーラ博士からなにか聞いていませんか?」

「術後の経過もよく、キミの美しさにますます磨きがかかっている、とは言っていたな」

「・・・そういうことじゃないんです! お約束ですからボクはこうして女になっていますが、それはあくまで男であることがばれない為。女神杯に出る為なんです。見かけのことなんか、ボクにとってはどうでもいいことなんです!」

「ふむ。なにか心に掛かることでもあるのかね?」

「・・・球が飛ばなくなっているんです」

「ほう? それは移植手術と関わりのあることだというのか?」

「・・・たぶん」

「ふむ。しかし、事ここに至っては仕方のないことではないかね? キミが今できることをやるしかないだろう?」

「そんなことは分かっているんです、ボクだって。でも、約束した時のボクと今のボクとでは、体力的に見て男と女の差があるのだって思うと・・・」

「不公平だというのかね? だから、それは仕方のないことだと言っておるのだ。約束は約束だ。果たさなければキミが負けとなるだけのことだ。地球ゲート再起動の方法は余の名誉にかけて見つけさせる。だからキミは余計なことは考えず、キミの義務を果たしたまえ」


冷たく突き放す言い方をしてはいたけど、セナーニ宰相はボクを励ましてくれたのだと思う。






「伝統に従い女神杯のフィールドで練習ラウンドや事前のコースチェックは認められておりません」


大会競技委員は厳然とボクに答えた。


「女神杯は一発勝負。選手にはあくまで初見でコースに立ち向かうことが義務づけられています。コースに出てティーグラウンドに立ったその瞬間から、攻略方法を考えるのがルールなのです」


せめてコースだけでも今のうちに見ておきたいと思って、女神杯競技会場となるフィールドまで行ってみたのだが、しっかり断られてしまった。


4年に1度激闘が繰り広げられる女神杯は、大会ごとに新たなフィールドが作られる。今回のコースも、12年前に開催都市と決まってからこの場所に造成されたものであり、設計者と工事関係者以外まだ誰も全容を知らないのだ。


ゴルフと同じでゲオルは自然との戦いだ。同じ距離でも気象条件や草や樹木の茂り具合次第ではまったく違う攻め方を余儀なくされる難しいスポーツ競技だ。コースの事前下見もできないとなると、勝負は本当にその場の判断次第になる。さらに困難さが増したわけだ。






「すみません! こちらに目線お願いします」


≪パシャッ パシャッ≫


「プリンセス! こちらもお願いします!」


≪パシャッ パシャッ≫


ボクはアビリタ王国選手団の定例会見に引っ張り出されている。ここのところ女神杯に向けて練習が忙しかったので勘弁してもらっていたのだけど、広報担当がマスコミを抑えられなくなったみたいなのだ。


「“終了後にフォトセッションを用意していますので、もうそのくらいで”」


司会をする広報担当がカメラマンを遮った。


「“よろしいですか? それではアビリタ王国選手団定例記者会見をはじめます。最初に選手団長よりステートメントを申し上げます”」


ボクの隣に座っているセナーニ宰相がマイクを引き寄せると話し始めた。


「“大会第27日を終え、戦況は177勝178敗とアビリタ王国が1つ負け越している”」


へえ、そうなんだ。うちの選手団、結構頑張っていると思っていたけど1つビハインドだったんだ。


「“だが何と言っても女神杯だ。女神杯がある。女神杯が残っている以上、その決着を見るまで勝敗は決しない。マスコミ諸君もよく認識しておられるだろうが、女神杯に勝利した方が真の勝利者となるのだ”」


そうか、前にもそんな話を聞いたっけ。


大会最後を飾るのは3000年前からの伝説に基づく女神杯ゲオルで、両国を代表する女性アスリート2人が対決するのだ。女神杯を勝利した側がハテロマ大会の最終的な勝者とみなされ、いくら大会競技全体で勝数がまさっていても女神杯を失えば敗者とされてしまう。


「“そして今回、アビリタ王国が満を持して女神杯を託すのが、ここにいるプリンセス・ランなのだ”」


え? ボク? 記者たちの視線が集中している。

そ、そうか。そうだった。当然そうなるんだよね。ボクは、改めて自分の置かれた立場の大きさに気がつき、期待の重さに打ちのめされそうになった。


「“それでは質問を受け付けます。そちらの方、どうぞ”」


「“プリンセスに質問です! アビリタ王国はここのところ9連敗中で100勝を前に40年間足踏みしています。景気が悪いのも自然災害に見舞われるのも全て女神杯に負けたせいだと思うほど国内には沈滞ムードが続いているわけですが、今回こそはプリンセスの力で打破できそうですか?”」

「“厳しい戦いになるでしょうけど、勝算はあります”」


「“プリンセスが戦う氷の女王スジャーラ・シフォンはこれまで女神杯を2連覇していますが、何か有効な対抗策は考えているのですか?”」

「“これまで練習してきたことを信じ、ベストを尽くすだけです”」


「“見たところとても華奢ですが、2日間4ラウンドは通常競技にはない長丁場でしかも真夏の炎天下、プリンセスにとって未知の領域を戦うわけですが不安はありますか?”」

「“練習では何度もやっているので不安はありません。体力には自信あります”」


記者からの質問はボクに集中した。回答を知りたいというより、ボクの反応を見て楽しんでいるみたいだ。ボクは心底、想定問答集をもらってベルと練習しておいてよかったと思う。


「“プリンセス! 当日のウェアはやはりミニですよね? プリンセスにはミニの着用義務があるって聞いたんですが?”」

「“それについては広報担当からお答えします。ご指摘のようにプリンセスは国王陛下のご命令で、ミニの着用を義務付けられていました。しかし現在は解除されています。競技ウェアはミニタイプとパンツタイプの2種類を用意していますが、どちらを選択するかは当日の本人の気分次第です”」


そこここから「是非ミニを!」の声が上がる。なんでボクの脚を見たがるんだろ。プレーに集中するなら余計なことに気を遣わなくて済む方がいいに決まっている。女の子は体を露出したがるものなのだ、と勝手に思い込んでいるんじゃないだろうか。


「“質問の前にひと言。私も個人的にプリンセスには是非ミニを着てもらいたいと希望する者ですが、考えようによってはミニはプリンセスの立派な武器なのだと思います。氷の女王は絶対着ないでしょうし、よしんば着たとしてもこっちが見たくありませんからね。ミニがお似合いのプリンセスのプレー姿を見たらギャラリーは必ずや味方につくことでしょう。それはともかく、質問ですが・・・”」


と言ったのはゲオル中継でよく見かける解説者だった。彼の言うことには一理あるかも。


「“この記者会見の前に今回のゲオルフィールドを設計し造営した人物にインタビューしてきたのですが、明日からの競技で選手には未知の体験を味わってもらう、これまで誰も経験したことのないゲオルフィールドを用意した、と言っています。プリンセス、今のを聞かれてどう思いましたか?”」


これは想定問答にはないパターン。となると女の子全開モードでごまかすしかない。


「“も~ワクワクです♪”」


ボクは胸の前で両手を併せて瞳をキラキラ輝かせて言った。一斉にカメラのシャッターが切られる。






「“『も~ワクワクです♪』とプリンセス・ランは答えました。一方、氷の女王はどうかというと・・・”」


その晩、女神杯を明日に控えて寝る前にマッサージをしてもらいながらベルとスポーツニュースを聞いていた。


「“『ふん! 設計屋がどんなに企てようともフィールドはフィールドだ。フィールドである限りゲオルをするだけのことだ』と話しました”」


それを聞いてベルの手に思わず力が入る。


「氷の女王ってなんだか憎たらしい感じ!」

「痛てて! 痛いよ。そんなに強く押したら」

「あら、失礼。なんだか頭にきちゃいましてね。それに比べてランさんのとっても可愛いらしかったこと」

「練習にない質問だったから目いっぱい女の子カブるしか仕方なかったんだよ」

「即座にあれを返せるんですもの、ランさんすっかり女の子をマスターしましたね」


女に化けるのにいろいろ努力はしてきたけど、微塵もマスターしようなんて考えたことはなかった。そうか、マスターできたんだ。確かベルも「男に戻った時にも絶対役に立つことですよ。手の内が分かっていれば、ランさんが女の子を口説くときにもまごつかないでしょ?」って言ってたっけ・・・。


「マスターしたんだから、これで女の子にモテる?」

「うーんどうだろう・・・男が女の子手法をやってみせたら女の子に気持ち悪いと思われるのが落ちだし・・・女は同性の女の子手法に関してなかなか手厳しいからなあ・・・やっぱりモテルのは男にですね」

「うっ。男になんかモテたくない! そんなんじゃ地球に帰っても役に立たないじゃない! 前と言っていること違う!」


ベルは急に自分の発言を思い出したのか、一瞬しまったという表情を見せた。しかし立ち直りは早かった。


「芸は身を助けるって言うじゃありません? きっと何かの折に役に立ちますよ」

「ベル? ひょっとして本気でボクを女にしようとしてる?」

「そりゃそうでしょ? こんなに恵まれた容姿なんですよ? 勿体ないでしょ? これを捨てるなんて神様への冒涜ですよ!」

「神様にとってはボクが女になることの方が余程気になると思うけど」

「いいからいいから。そんなことは気にしない気にしない。明日も一日可愛くなりましょうね!」






そして夜が明けた。さあ、女神杯の朝だ。


「やっぱりミニじゃなきゃダメ?」

「ええ。今朝も一番に国王陛下からメッセージが届きましたでしょ?」

「うん・・・ミニを着ろって。陛下もスポーツニュースを見てたのかな」

「そうかもしれませんね。でも、陛下はランさんのミニスカート姿をご覧になりたいのですよ。とってもお似合いですもの」

「ミニの似合う男ってどうよ・・・」

「あら? ウェディングドレスみたいに、またビリビリッて破いちゃいます? いいですよ、替えはたくさん用意してありますから」


女神杯当日を迎えたというのになんだか緊迫感のない朝のやり取りになってしまった。ボクは観念してアビリタ王国チーム女神杯公式ユニフォームのミニワンピースの袖に手を通す。下にはフリルがいっぱいついた同色のアンダースコートをはく。


「まあ! なんて可愛いんでしょう! やっぱり勝負服はこっちでしたわ! 裾からのぞく勝負下着もばっちり!」

「しょ、勝負したぎい?」

「ランさん色白だから、余計ピュアホワイトの布地が映えるんですよ。大きく開いた襟ぐりから覗く綺麗なうなじ、活動的なポニーテールと後れ毛がとっても少女っぽい感じで思わず抱きしめたくなっちゃいますわ。それに何と言ってもスラッと伸びた綺麗な脚の見事なこと。動くたびにスカートから覗く太腿と可愛い膝小僧がとっても魅力的ですよ!」

「・・・ま、いいけど。そろそろ時間だ。出発しようか」

「まあ、なんて張り合いのない反応ですこと。いいですか、ご本人がどう思おうと今日のランさんはとっても輝いてますからね! 競技会場に行ったら嫌でも分かることですけど。さあて、警備隊長さんにいつも以上にプリンセスの動線確保をお願いしなくっちゃ」






「きゃあ~プリンセスよ!」

「きゃあ~素敵い~い!」

「きゃあ~可愛い~い!」


競技会場にボクが到着した途端、行列している開門待ちのギャラリーから声が上がる。ボクは、ベルの先導で笑顔を浮かべ軽く目礼をしながらクラブハウスの中に入る。


「ねえ? いっせいに『きゃあ~』でしたでしょ? ヤーレの水球チームですら試合中に『このゴールをプリンセス・ランに捧げる!』って言うんですもの! いまやプリンセス・ランの人気はうなぎ登りなのですから!」

「・・・ボクのプレーを応援しにきたというより、この格好を見に来ただけじゃないの?」

「なにか違いがありまして?」

「・・・まあ、いいんだけど。どうせ戦うのはボクだし、試合が始まればひとりで何とかするしかないんだから」

「だからこそ、声援してくれるお味方が重要なんです。上手くいけ、上手くいけって気持ちを揃えて祈ってくれていると思えば勇気百倍、火事場で馬鹿力だって出ようというもの」

「・・・馬鹿力ね」




この日の為に用意してきたフィールドというだけあって、クラブハウスの中もすべてが真新しくピカピカだった。控室には革張りのソファセットとドレッサーが用意されていて、壁面が巨大な姿見になっていた。ボクは、ソードラケットをケースから出すと、さっそく起動して鏡の前で軽くスイングしてみる。


「悪くはない・・・けど」


愛機のグリップエンドを緩めると、円柱状のダイヤルキーを取り出し最後のチューニングを施す。


「難しくてベルにはよく分からないでしょうけど、何をなさっているんです?」

「微妙な感触の違いなんだけど、今日の調子に合わせてレスポンス感度と反発係数を調整しているんだ」

「それってその日その日で違ってくるものなんですか?」

「うん。湿度とか気温とかでも違ってくるし・・・それにボクの場合、女性化が進行しているから日々筋力が落ちていることもあるしね」


その言葉がよほど寂しそうに響いたのか、ベルはちょっと考える風だ。


「なんだかそうして機械をいじっていると、ランさんてやっぱり男の子なんだなって思いますよ」

「ほんと?」


ボクは思わず喜びの声をあげた。ボクにとって今いちばん勇気づけられる言葉だった。ベルはボクを女にしようと女にしようと画策しているけれど、ボクのことがよく分かっているのだ。




≪パパーン! パン! パーン!≫

≪ズドドド! ド! ドド! ド!≫


上空を花火の煙が流れていく。競技の開始時刻になったのだ。


「“お待たせしました。宇宙暦12012年 第199回近代ハテロマ競技大会最期を飾る競技種目、女神杯のスタートです”」


大会初日最初のラウンドのスタートホール『立春』のスタート地点で、スタートアナウンサーが高らかにコールした。


「“選手をご紹介します! アビリタ王国代表 芳紀17歳 雪よりも白いプリンセス! ラーーーーーン ド サーーーーーンブランジュう!!”」


ボクはノースリーブのワンピースからのぞく両腕をを精一杯挙げてにこやかに手を振った。


「“続きまして、ヤーレ連邦代表 ヴェルゲミル共和国の巨星 第197回ならびに第198回女神杯の覇者! どこまでもクールな氷の女王! スジャーーーーーーーラ・シフォーーーーン!!”」


身の丈2mを超える大女が、ニコリともせずに場内を見回した。


「いい勝負をしましょう」


ボクは歩み寄ると握手をしようと氷の女王に右手を差し伸べた。


「いい勝負? オマエにそれができるのか? 100年早いわ!」


氷の女王はそれを見下ろしたまま冷たく言う。ボクは仕方なく手を引っ込める。


「ゲオルは自分との闘い。わたくしは負けません」

「ふん。どこまで付いてこれることやら、最初から遠慮はせん!」


睨みあう二人の間に競技委員が割って入った。


「両者、フェアプレーを心掛けるように。ソードラケットは1本のみ使用できる。なお、ラウンド途中での交換は認められないので十分注意を。使用球は大会本部が用意した金属球を使用。競技はマッチプレー方式。初日2ラウンド、2日目2ラウンド、合計4ラウンドで行う。4ラウンド32節経過時点で決着がつかない場合は、最終節『冬至』を繰り返すサドンデス方式でどちらかが勝利するまで延長戦を行う」


競技委員は使用するソードラケットがルールに適合しているかを確認し、競技方法について申し渡した。そしてコイントスの結果、最初にボクが打つことに決まった。


「“いよいよ試合開始です! 最初のティーショットはプリンセス・ランから。 それではラン選手どうぞ!”」


ボクは、ティーグラウンドに立つと球をセットする前に最初のホール『立春』がどういうコース設定なのか見つめた。これは・・・。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ