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ランとアラシで神隠し  作者: 迦陵びんが
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登場人物紹介

【登場人物】  第71話まで


■地球


霧生 嵐(キリュウ アラシ=ラン)

この物語の主人公。東京・吉祥寺の自宅から市内の麗慶学園高等部に通う15歳1年生。誕生日は早生まれの3月15日。身長162cm体重46kgだがまだ成長期で少しづつ背丈が伸びている。小学2年生のときから父親の影響でゴルフを始め、U-14ジュニアゴルフ関東大会で優勝。麗慶学園高等部ゴルフ部で将来を嘱望されていたが、うっかり入り込んでしまった星間ゲートで太陽系外惑星ハテロマに転移。転移の際に組成が反転してしまい右利きから左利きに変わる。地球に戻る為の条件として2年半の間、女性アスリートとしての道を歩むことになり自らランと名乗る。地球の重力で育っているだけに重力の少ない惑星では、相当なアスリート。また、女性化プロジェクトの過程で鍛えられたこともあって家庭科系は得意。この惑星で初めてミニスカートを着用し一躍ミニスカートのプリンセス“ミニプリ”として有名になる。王立女学院2年生のときに体育会ゲオル部副キャプテン、3年生ではキャプテン。仲良しの同級生に頼まれてスイーツ部も兼務。アビリタ王国代表選手として女神杯出場を目指す。


霧生 颪(キリュウ オロシ)

アラシの父。41歳厄年。さそり座の男。都心の会社に勤めるサラリーマン。ゴルフが趣味でアラシに手ほどきしたが、本人の腕はいまいち。


霧生野分(キリュウ ノワケ)

アラシの母。39歳。市立図書館に勤務。アラシの通う麗慶学園キャンパスでオロシと出会い学生結婚。直ぐに姉のフブキを出産したので卒業前から育児生活を送る。結構のんびり屋でくよくよしない性格。


霧生吹雪(キリュウ フブキ)

アラシの姉。17歳。麗慶学園高等部3年。幼い時からままごと遊びでアラシに女の子設定をいてオモチャにしてきた。どうもアラシの方が美人顔だと思っているらしい。唯我独尊まわりを気にせず突っ走るタイプ。アラシが姉弟の中でただひとり小中学を麗慶学園に通わなかったのもそれが理由。


霧生疾風(キリュウ ハヤテ)

アラシの弟。11歳。麗慶学園初等部6年。幼い時から身体が弱くアラシも気にかけている。最近またぜん息の発作が出るようになった。来春姉のフブキが高等部を卒業すると同時に中等部に入学してくるので、アラシは面倒を見られるよう高校から麗慶学園に入学することにした。


佐久間克彦(サクマ カツヒコ)

麗慶学園高等部1年C組のクラスメート。初等部中等部からのステップアップ組が殆どの中、アラシと同様高校受験組。一緒にゴルフ部に入部。ゴルフは部活が初めて。身長180cm。



■惑星ハテロマ


<地球ゲート>


オスダエル・ヒムス

地球ゲートの老番人。身長190cm。実は惑星ハテロマ版ゴルフであるゲオルの名コーチで、アラシの才能を見抜く。亡き妻は世界チャンピオンだった。


ラマーダ・ヒムス

オスダエル老人の娘。身長180cmあるがこの惑星の成人女性の標準サイズ。非常に家庭的で、アラシに女の子としての手ほどきをする。


ラミータ・ヒムス

オスダエル老人の孫娘。11歳。身長は160cmほど。


タラウ・ユーラシア

地球往還をしたという伝説上の人物。実は浦島太郎?



<王都アビリターレ>


セナーニ宰相

アビリタ王国宰相。身長200cm。目的を達成する為には手段を選ばぬ強引さを見せるので“鋼の宰相”と呼ばれる。アラシと国家機密となる取引をする。


ウル・ヴェーラ博士

女性科学者。医学、生理学、心理学の博士で、女性として初めて王立アカデミーの代表会員に選ばれた権威。国家プロジェクトであるアラシの管理責任者で主治医。プロジェクトをシナリオ通り冷徹に推し進め、アラシを心身ともに女性化することを目指す。アラシの理解者である一方、アラシを理想の美少女に創り変えようと腐心。


サンブランジュ公爵

アラシの養父。身長210cm。宰相から女神杯までの間預かるよう頼まれたが、アラシをひと目見るなり養女“ラン・キリュウ・ド・サンブランジュ”にしてしまう。先代国王の弟を始祖として立てられた公爵家で、現在は2代目。王領サンブランジュ島を領地として賜ったことから家名となる。妻子と死別し現在独身。


公爵妃

夏離宮から王都に向かう途中、飛行車の墜落事故で亡くなる。王妃と王立女学院時代に同級生だった。


マリアナ姫

公爵夫妻の一粒種。16歳の誕生日を迎える少し前、国王陛下からデビュッタントの招待状が届き、王室舞踏会で社交界デビューすることになったが、舞踏会の当日、夏離宮から王都に向かう途中で墜落事故に遭い亡くなる。アラシは姫の生き写しだった。


リネア

公爵家女官長。公爵家の奥向きを預かる責任者。平均的身長だがふくよか。


ベル

アラシの侍女。身長170cm。姫の身体に触れる世話を全てする役目。アラシの真実を知る数少ない人物。公爵家の中では唯ひとりの理解者。ヴェーラ博士の協力者として、アラシが男性であることがバレないよう心配りする。


レーネ

アラシの専属メイド。身長170cm。


カーラ

アラシの専属メイド。身長170cm。


ユマ

アラシの専属ショーファーでピンクのリムジンを動かす。背の高い屈強な女性運転手、ボディガードでもある。


ジノン

公爵の侍従長。公爵家の表向きを預かる責任者。


ランス

アラシの愛馬の面倒を見てくれる馬丁。サンブランジュ島で野山を駆け巡っていて体力があるということからアラシのジョギングパートナー兼護衛も務める。


花手鞠(はなてまり)

アラシの愛馬。地球でいうポニーの小型馬だが鞍高170cmとサラブレット級の大きさ。小型馬でありながら王妃杯を制した名馬花嵐の血を継ぐ。


リシュナ伯爵

王立ゲオルフィールドでたまたまアラシの超絶ショットを目撃。


ユージン・ド・リシュナ

リシュナ伯爵の息子。背の高い爽やかな青年貴族。伯爵と一緒にアラシのショットを目撃。その格好よさに一時アラシが心を奪われてしまう。ユージンもアラシに好意を抱くが、体力勝負で勝てない限りは女扱いしないと約束。勝ったあかつきには正式に女性としてアラシを扱い、ゆくゆくは結婚を申し込むつもりでいる。


オスマル

ファッションデザイナー。アラシの着るミニスカートを考案。相当口数の多い男。自称ラン姫御用デザイナー。


国王陛下

アビリタ王国国家元首。公爵と同年輩で口髭顎髭を生やしている。アラシにミニスカートを着ることを命じる。何百年に渡って王制を堅持してきているだけに国王陛下直属の情報機関には想像を超えた能力があるらしくプリンセス・ランの外遊中の言動は逐一つかんでいた。アラシが地球から来たことは知っているが、男性であることは知らない。


王妃

金髪碧眼で優しい笑顔の女性。公爵妃とは王立女学院時代に同級生だった。


ダニアン

PGA|(プロゲオル協会)に所属するツアープロ。シャペルの従兄弟の貴族でアラシのた16歳の誕生パーティーにも招待されて一緒に踊った。公爵から誕生プレゼントに貰ったアラシの愛機タリスマンHD-3500Sのチューニングを手伝う。


タチアナ

アラシの行儀作法を指導する家庭教師。女官長リネアさんの同期任官で、長年にわたり王家の姫君の家庭教師をしてきた老婦人。亡き公爵妃も指導を受けた。


フランツ王子

国王の次男。レアの許婚。



<王立女学院>


学院長

王立女学院の院長先生。


アルカナの肖像画

王立女学院在学中に女神杯ゲオルに勝利したアビリタ王国最後の世界チャンピオン。


ソーマ先生

王立女学院1年3組アラシの担任。ゲオル部の顧問。穏和な性格のショートヘア。


ミーシャ

アラシの同級生。右隣の席。金髪をお下げにしたソバカスの健康そうな女の子。結構人間関係の調整に気を使うタイプ。結構成績はいい。先輩が卒業して3年生部員不在の為2年生でスイーツ部の部長になった。


パメル

アラシの同級生。後の席。茶色の髪をベリーショートにした瞳がクリクリ動き回る女の子。少々太っている。期末試験でアラシに負けてしまう。スイーツ部の部員。


サリナ

アラシの同級生。右斜め後ろの席。焦げ茶のナチュラルウェーブでグラマラスでお茶目な女の子。スイーツ部所属。


レア・ド・シモン

ゲオル部の3年生部員でエースだった。王立女学院生徒会長でもあった才媛。シモン伯爵家令嬢で国王の次男フランツ王子の許嫁。卒業後は王家に嫁ぐ話になっていたがアラシと決着をつける為に現在は王立女子大学に進学。同大ゲオル部で1年にしてエース。亜麻色の腰まである長い髪。アラシの憧れの女性であると同時にライバル。


リュン

ゲオル部の3年でキャプテンだった。


シャーロ

ゲオル部の新3年生部員。飛ばし屋。


シャペル

ゲオル部の新3年生部員でキャプテン。武器はコントロール。


トノワ

ゲオル部の新3年生部員。


ユノー

ゲオル部の新3年生部員。


ジル

ゲオル部の新2年生部員のとき合宿でランと同室になる。体格は大きいがファンシーなものが大好きな女の子らしい性格。後にゲオル部副キャプテン。



<サンブランジュ島>


船長(キャプテン)

「プリンセスマリアナ号」船長。名誉船長はアラシ。


ロノー市長

サンブランジュ島最大の都市の市長。



<ライネリア共和国>


ラヴィ

専門学校を卒業して今年ライネリア放送に入社し、報道現場に配属されたばかりの新人。二十歳過ぎでこの惑星の女性にしては背は高い方ではない。スレンダーでボーイッシュな感じだが、ショートヘアの整った顔立ち。少し上向いた鼻だがキラキラ光る大きな瞳で全体的印象はコケティッシュ。逃げ出してきたアラシが公園のベンチで眠っているのを見かけ危ないからと自宅に泊める。プリンセス逃避行の特ダネをモノにするためアラシを案内する。


男性美容師

プリンセスとは知らずアラシの長い髪をショートヘアにカット。店にあった忘れ物のサングラスをプレゼントする。


マグナダル警部

ライネリア共和国警察庁特別機動捜査班班長。アビリタ政府からの要請を受け、ライネリア共和国大統領の命令でプリンセス捜索に当たる。職業的勘からアビリタ王家姫君の隠された秘密に気付く?


ルブラン

ラヴィの先輩でライネリア放送の週末ニュースショーの取材ディレクター。新人研修のときに講師をしたのでラヴィから先生と呼ばれる。業界人らしい髭を生やす。一人娘のローラを男手ひとつで育てている。


ローラ・ルブラン

ルブランの一人娘。母親の命と引き換えに生まれた。地方の寄宿学校生で16歳。


遊郭の経営者

アラシとローラが非常階段から紛れ込んでしまった店の経営者。どうみても裏社会の人物。



<女神杯予選>


一次予選の同伴競技者

地区代表を決める地区大会本戦に出場するための足切り大会でアラシと一緒にラウンドする背の高い女性プレーヤー。落ち着いた感じで濃い目の化粧とかっちりセットした髪がいかにも大人の女性に見える。12年前の女神杯予選に王都教育大学生として出場し、決勝トーナメントまで勝ち上がった経歴をもつ。1回戦で敗退したが、それ以後もう一度決勝トーナメントに出場し2回戦まで勝ち進むことを目標に練習を積んできている。


アルカナ

アビリタ王国アマチュアゲオル協会の会長。実は女神杯に勝ったアビリタ王国最後の世界チャンピオン。凄く背が高く、カールした白髪と優しい目が特徴。王立女学院院長とは同級生だった。アラシに『肉体を超えたところにある強靭な精神力を鍛えよ』とアドバイス。


サンドラ・メルガンシュ

アビリターレ西地区最終予選決勝でアラシとマッチプレーで戦う。王都丘陵ゲオル倶楽部所属。


ダーラム

王宮警備隊小隊長。最精鋭の特殊部隊を率いる。身長2m10cm、筋肉質に引き締まったいかにも格闘家といったタイプ。国王の命令で自主トレーニング中のアラシを警護する。



<王都アビリターレ郊外>


テーマパークの社長

公爵に連れられてアラシが休日を過ごしたテーマパークの経営者。自ら丸まるふんわり可愛い小鳥キャラの着ぐるみを着て案内する。



<第199回近代ハテロマ競技大会~女神杯>


国際ハテロマ競技大会委員会会長

宇宙暦12012年 第199回近代ハテロマ競技大会合同記者会見で大会委員会を代表して演説。深く響く落ち着いた声で近代ハテロマ競技大会の意義、800年途切れることなく継承されてきた伝統の素晴らしさを語る。


「・・・さて、ハテロマ競技大会の最終種目『女神杯』について申し述べさせていただきたい。言うまでもなく女神杯の起源は3千年前に遡ると言われる。伝説によればその当時、世界戦争が何百年にもわたり続いていた。化学兵器によって大気は汚染され土壌は荒廃し海洋は腐敗し多くの生物が絶滅、世界中で飢饉が発生し人類も滅亡の危機に瀕していたという。そんな時ひとりの女性が地球ゲートを通って現れた。

そう地球の女神だ。彼女は武力によらず勝敗を決する方法を提案、戦争に明け暮れる人々を寝食を忘れて説得しやがて世界中が彼女の提案を受け入れた。その時に提案されたのがゲオルというスポーツなのだ。

ゲオルは実に素晴らしいスポーツで、これまでのひとつの球を奪い合う競技や相手を打ち負かす格闘技とは異なり、ひとえに競技者自身が自分一人で成し遂げた成績の比較で勝敗が決することにあった。

誰かを打ちのめすのではなく自己との戦いで優劣が決まるのだ。才能のあるアスリート同士の勝負は観戦する者の心を捉える。ゲオルは国境を超え民族を超え宗教を超えて人々を魅了し、そして世界に再び平和をもたらした。人々は彼女のことを尊敬を込めて地球女神と呼んだ。それが今日の近代ハテロマ競技大会に受け継がれ、4年に1度各種スポーツ競技を通じて両国のトップアスリートが競い合う平和のための大会となっている。大会最後を飾るのは、この伝説を継承する女神杯ゲオル競技であり、女神に捧げる神事として両国を代表する2人の女性アスリート、純潔な生娘によって戦われる。大会最終日、各競技が積み上げてきた勝敗に最後の決着をつける戦いではあるが、女神杯の勝利国こそハテロマ競技大会の最終勝者とみなされ、たとえ大会競技全体で勝利数がまさっていても女神杯を失えば敗者とされることはご承知のとおりだ。その重責に耐え全力を尽くし勝利する者こそ真の世界チャンピオンと言えるのだ」



スジャーラ・シフォン

『氷の女王』と呼ばれるヤーレ連邦共和国女神杯代表。冷たい無表情な顔に細く開かれた目が蛇のよう。身長は2m以上ある。過去2大会に勝利、今回3連覇がかかる。


ゴーズン・ハーベル

アビリタ王国選手団旗手。無差別格闘技世界チャンピオンで鍛え抜かれた巨人の手には勇壮な国旗もまるで小旗のように見える。


ビゾー

アビリタ王国の女子格闘技選手。95kg級。アラシの居室に殴り込みをかけた3人組のひとり。リーダー格。ハンマーゲーム勝負に敗れ選手村でアラシをアネゴとして敬う。


ガナマ

アビリタ王国の女子格闘技選手。105kg級。アラシの居室に殴り込みをかけた3人組のひとり。ハンマーゲーム勝負に敗れ選手村でアラシをアネゴとして敬う。


ローチ

アビリタ王国の女子格闘技選手。無差別級。アラシの居室に殴り込みをかけた3人組のひとり。ハンマーゲーム勝負に敗れ選手村でアラシをアネゴとして敬う。


シャライ

ヤーレ連邦共和国の水球選手。コスタノキア共和国出身。背丈は200cmくらいでこの惑星の男性の平均的高さだが、引き締まったいいボディをしている。アラシにちょっかいを出すが手もなくハンマーゲームで敗れる。


ジルベル

人気スポーツキャスターで大会の特別番組『熱血!きょうのハテロマ競技大会』のキャスターを務める。番組のプロデューサーは逃避行のときのルブラン。


ゲオル中継解説者

ゲオルの実況中継で専門的な視点で解説する。女神杯直前の記者会見では、アラシにミニスカートのユニフォームの効用を説く。


ゲオル中継アナウンサー

スポーツアナウンサー。歴史的な女神杯中継を担当できるということで少々テンションが高くなっている。


観戦に来た母子

最終日10万人を超えたギャラリーの1組。立錐の余地もない最終ホールで過って崖から赤ん坊を落としてしまう。


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