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死神さまが私を殺してくれない。

作者:楠木 悠衣
最新エピソード掲載日:2026/03/26
「どうして私の命を、刈ってくれないんですか」

世界には《黄昏庁》と呼ばれる機関がある。 人間の寿命を管理し、定められた「死の刻限」に魂を回収する死神たちの組織だ。

氷柱ことり(つらら ことり)は、生まれながらに「寿命ゼロ」の印を刻まれた少女。 本来なら産声と同時に死んでいるはずの存在だった。 だが十六年経った今も、彼女は──なぜか、生きている。

黄昏庁はこの"不具合"を修正するため、最高位の死神を派遣する。 彼の名は鴉羽 暁(からすば あかつき)。 千年の歴史で一度も任務を失敗したことのない、冷酷無比の《終焉の死神》。

ところが──。

「お前の魂を刈りに来た」 「わぁ、死神さまですか! すごい、本物ですね! お茶飲みます?」 「……は?」

ことりは怖がるどころか、大喜びで死神をもてなし始めた。 しかも彼が鎌を振るうたび、なぜか発動する謎の防御結界。 何度やっても、殺せない。一切、殺せない。

「黄昏庁の規定により、任務完了まで対象の傍を離れることは許されない」

こうして、世界最強の死神と、死ねない少女の奇妙な同居生活が始まった。

殺す側と殺される側。 死を司る者と、死から愛された少女。

彼女が死ねない理由を解き明かすたび、二人は千年の時を超えた ──残酷で、甘い、秘密に近づいていく。

「殺してくれない」のは、呪いか。祝福か。 ──それとも、恋か。
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