深夜の体育館、肉体の狂宴
暗闇に蠢く欲望
深夜二時。月明かりさえ届かない体育館の重い扉が、音もなく開いた。
桜井悠真は、暗闇の中で静かに呼吸を整える。手元にある文庫本は、レベル4の到達と共に、これまでになく熱を帯びていた。
【レベル4:集団暗示】。個別の意識を繋ぎ合わせ、一つの『共有領域』を作り出せ。対象が複数になることで、羞恥心は『連帯感』へと変質し、理性の崩壊速度は数倍に跳ね上がる。
体育館の奥、用具倉庫から漏れる微かな光。そこには、三人の少女が集まっていた。
バスケ部エース、天宮玲奈。
図書委員の才女、星野葵。
そして、昨日陥落させたばかりの生徒会役員、西園寺麗奈。
学園の各ジャンルで「頂点」に君臨する彼女たちが、今、一人の男の呼び出しに応じ、深夜の密室に膝をついて並んでいる。
「待たせたな」
悠真が光の中に姿を現すと、三人の少女の肩が同時に跳ねた。彼女たちの瞳には、一様に熱い、そして濁った期待の光が宿っている。
「悠真さま……っ」
天宮が真っ先に駆け寄り、悠真の足元に縋り付いた。彼女はバスケ部のユニフォーム姿だが、その下には何も身に着けていない。
「我慢できなかったのか、玲奈」
「はい……。悠真さまに命じられた通り、誰にも見られずに、一番恥ずかしい格好で来ました……。早く、私を壊してください……」
集団暗示の起動
悠真は、三人を円を描くように座らせた。星野葵は制服のまま、西園寺麗奈は生徒会の腕章を巻いたまま。そのアンバランスな光景が、悠真の支配欲をさらに刺激する。
「いいか、これからお前たちに、新しい『教育』を施す。お前たちは今から、個別の人間ではない。俺の愛を受け取るためだけの、一つの『器』だ」
悠真はレベル4の新スキル、**『集団暗示』**を起動した。
「お互いの肌の温もり、吐息、そして羞恥心……。それらすべてを共有しろ。一人が感じた快楽は三倍になり、一人が感じた屈辱は、三人の至福となる」
悠真の言葉と共に、三人の意識が一本の目に見えない糸で繋がれた。
葵が吐息を漏らすと、麗奈の体がビクンと跳ねる。玲奈が太ももを擦り合わせると、葵の瞳がさらに潤む。個別の防壁は取り払われ、彼女たちは互いの存在を「鏡」として、己の淫らな本能を増幅させ始めた。
「さあ、まずは葵。お前が一番長く俺に仕えている。手本を見せてやれ」
悠真の命令に従い、葵がゆっくりと立ち上がり、他の二人の前で自らの衣服に手をかける。
「は、い……。……見て、二人とも。これが、悠真さまに愛されている、私の……印」
葵がブラウスを脱ぎ捨てると、その白い肌には、悠真が前回の暗示で刻み込んだ「見えない愛撫の痕」に反応するように、赤い斑点が浮かび上がっていた。
「……綺麗。星野さん、すごく……綺麗」
麗奈が、陶酔したような声を上げる。かつての正義感はどこへやら、彼女は親友である葵の裸体に、羨望と情欲の眼差しを向けていた。
狂宴の始まり
「玲奈、麗奈。お前たちもだ。お互いを慈しみ、俺への忠誠を肌で証明しろ」
悠真が指を鳴らすと、三人は磁石に引き寄せられるように重なり合った。
体育館の硬い床の上で、ユニフォームと制服が脱ぎ捨てられ、三人の少女の柔らかな肢体が絡み合う。一人が悠真の手を求め、一人が他者の胸元に顔を埋め、もう一人が恍惚の中で自らの秘部を晒す。
「ああぁ……っ! すごい、何これ……! 葵さんの感覚が、私の中に入ってくる……っ!」
天宮が、自分自身は触れられていないはずの場所を抑え、腰を激しく振る。集団暗示による**『感覚の同期』**が、彼女たちの脳を焼き切らんばかりに刺激していた。
悠真はその中心に座り、三人の少女たちが互いを愛撫し合い、自分に媚びを売る姿を冷徹に見下ろした。
「麗奈、お前は生徒会役員だろ。そんなに乱れた声を上げて、誰かに聞かれたらどうする?」
「……いいんです。誰に聞かれても……。私は、悠真くんの……専用の、道具だから……っ!」
麗奈は眼鏡を曇らせ、自分を律していたはずの手で、葵の脚を割り、そこに顔を埋めた。
三人の少女が、一人の男を頂点とした三角形の中で、理性の欠片もなく、ただ肉体の快楽だけに没入していく。深夜の体育館に響くのは、粘り気のある水音と、重なり合う獣のような喘ぎ声だけ。
悠真は、自らも彼女たちの熱の渦に飛び込んだ。一人の少女を抱くたびに、他の二人が悶え、絶頂を迎える。集団暗示によるこの連鎖は、もはや人間の限界を超えた快楽の永久機関と化していた。
深化する支配
狂宴の果て。三人は、汗と蜜にまみれ、悠真の周囲で泥のように眠りに落ちようとしていた。
悠真は、三人の額に順番に触れ、最後の暗示を刻む。
「お前たちは今夜、最高の幸せを手に入れた。この記憶は、明日からの、お前たちの『生きる理由』になる」
『集団暗示大成功』
対象:星野 葵、天宮 玲奈、西園寺 麗奈
獲得経験値:+600pt
レベルアップ:レベル5到達
新スキル獲得:『人格の書き換え(エゴ・リライト)』、『無意識の常時監視』
悠真は、満足感と共に立ち上がった。
レベル5。ついに、一時的な暗示ではなく、彼女たちの人格そのものを根底から作り替える力が手に入った。
「さて、学園の三柱を墜とした。次は……」
悠真は、体育館の二階、ギャラリーの暗闇に視線を向けた。
そこには、三人の乱行を、震えながら動画に収めていた隠れた目撃者がいた。
「……そこにいるのは、誰だ?」
影が揺れた。逃げようとする足音。
悠真は新スキル『無意識の常時監視』を即座に起動し、逃亡者の背中に、強力な精神的杭を打ち込んだ。
「止まれ。……お前が今見たものを、誰かに伝えたいなら……まずは、俺にその動画を見せてからだ」
暗闇から現れたのは、学園の新聞部に所属する、小柄で眼鏡をかけた少女。
日向 結衣。
彼女の瞳は、恐怖と、そしてそれ以上の**『スクープへの異常な執着』**で光っていた。
悠真は、彼女を新しい「実験体」に選ぶことにした。
「新聞部か。ちょうどいい。学園全体の『真実』を書き換えるための、広報係が必要だったんだ」
悠真の手が、震える日向の首元に伸びる。




