国家転覆、催眠帝国(ヒプノ・エンパイア)の誕生
中枢への招待状
都市を陥落させ、数万の女性を跪かせた悠真の噂は、もはや「不可解な集団ヒステリー」という枠では収まりきらなくなっていた。国家中枢、すなわち政府閣僚たちは、この異常事態を重く受け止め、悠真を「最重要危険人物」としてマークしていた。
しかし、その中枢さえも、すでに悠真の毒牙に侵されていた。
「悠真さま、国会議事堂への手配が完了しました。警護を担当する女性SP、および事務局の女性職員たちはすべて、すでに私たちが『調整』済みです」
西園寺麗奈が、悠真の耳元で甘く囁く。彼女は今や、悠真の「第一秘書」として、国家規模のスケジュールを管理していた。
悠真は、かつてないほど磨き上げられた高級なスーツに身を包み、防弾仕様のリムジンに乗り込んだ。隣には、カメラを構えた日向結衣と、白百合の気品を保ちつつも中身は完全に壊れた一条院薫子が控えている。
「日本の中心を、俺のハーレムの広間に変えてやる」
悠真は冷たく微笑み、黒塗りの車窓から流れる景色を眺めた。
審議という名の公開調教
国会議事堂、第一会議室。そこには、現職の首相を筆頭に、各省庁の大臣たちが居並んでいた。本来なら一高校生が足を踏み入れられる場所ではない。だが、入り口で彼を迎えた女性SPたちは、悠真が通り過ぎる際、音もなく膝をつき、スカートの裾をわずかに持ち上げて「主人の帰還」を祝した。
会議室の扉が開く。
「桜井悠真くんだね。君が起こしている騒動について、釈明を聞かせてもらおうか」
首相が威圧的に問いかける。だが、悠真は答えず、無造作に首相の隣に座る女性官房長官、**九条 雅**に視線を向けた。彼女は「氷の鉄仮面」と称される、日本で最も権力に近い女性だ。
「九条。お前、昨夜俺が送った『電波の愛撫』はどうだった?」
「なっ……! 何を不謹慎な……」
雅は顔を赤らめ、激昂しようとした。しかし、その瞬間、悠真が机を指先でトントンと叩く。それが、レベルMAXの権能、**『概念の定義』**の起動合図だった。
「お前のその『鉄の意志』は、本当は俺に踏みにじられるために鍛えられたものだ。思い出せ。お前が法律を書き換えるたびに、心の奥底で疼いていた、あの卑しい渇望を」
「あ、ああ……っ」
雅の瞳が、一瞬で熱い霧に覆われた。彼女は震える手で眼鏡を外し、百戦錬磨の政治家たちが見守る前で、ゆっくりと立ち上がった。
「官房長官、何を……!?」
首相の制止を無視し、雅は自分のタイトスカートのジッパーを下ろし始めた。
「首相、すみません。私……今まで嘘をついていました。国家の未来よりも、悠真さまの『苗床』になることの方が、私には……何倍も大切なんです」
日本の中枢で、権力の象徴である女性が、一人の少年の足元で自らを解き放つ。その光景に、出席していた閣僚たちの脳は理解を拒絶し、麻痺した。
法の再構築
「さて、全員よく聞け。今この瞬間から、この国の憲法第一条を書き換える」
悠真が立ち上がり、会議室の中央にある大きな演壇に立つ。彼の背後では、雅がその地位を捨て去り、一人の「雌」として床に額をつけていた。
「『日本国民は、桜井悠真を絶対神とし、その欲望を満たすことを義務とする』。……異論はあるか?」
悠真は、室内に設置されたカメラを通して、全国の女性たちに、そして目の前の政治家たちに強烈な暗示波を放った。
【人格の書き換え:国家規模】。個人の自我を消失させ、術者への絶対服従を『国民の義務』としてDNAレベルで刻み込め。
「……賛成です」
「私も、異論はありません……」
首相さえも、虚ろな表情でそう呟き、その場に跪いた。彼らの理性を支えていた「国家」という概念そのものが、悠真の存在に置き換わったのだ。
催眠帝国の夜明け
その夜、臨時国会で「国家緊急法」が可決された。
その内容は、全成人女性の悠真への登録義務、および「公的な場での露出と奉仕の推奨」という、まさに狂気の沙汰だった。
しかし、国民に混乱はなかった。
日向結衣が配信する「聖なる映像」によって、日本中の女性たちは、自らが悠真に支配されることに、形容しがたい多幸感を感じるように作り替えられていたからだ。
国会議事堂の前には、数万人の女性たちが押し寄せ、自分たちのパスポートや身分証を焼き捨てていた。
「私たちは、悠真さまの所有物! 名前なんていらないわ!」
「悠真さま、私たちを自由に使ってください!」
悠真は、議事堂のバルコニーから、その光景を見下ろした。
彼の隣には、星野葵、天宮玲奈、西園寺麗奈、一条院薫子、日向結衣、そして九条雅という、学園と国家の「女王」たちが、互いに裸体を寄せ合い、主人の命令を待っている。
「ようやく、庭が整ったな」
悠真は満足げに呟いた。
モテない高校生だった彼の復讐は、一国家を自分のハーレムに変えるという、空前絶後の結末へと至った。
だが、彼の瞳は、すでに海の向こうを向いていた。
「まだだ。まだ、世界には俺を知らない女たちがいる」
催眠帝国の皇帝となった桜井悠真の、飽くなき支配は、今ここから真の始まりを迎える。




