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ヤンキー桃太郎

※原案者の表現を尊重しています。

現代の感覚と異なる表現や言葉がありますが、当時の雰囲気と、前述したように原案者の表現を尊重しそのまま掲載しています。

ご容赦ください



むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。

おじいさんは山の峠道へバイクの集会に。

おばあさんは川へ○○を(洗濯か?)しに行きました。

すると、川の上流から上の方が黒ずんだ大きなモモがどんぶらこ、どんぶらこと流れてきました。

「あらまあ、立派な桃だこと。珍しいものを見たわね。これは持ち帰っておじいさんにも見せてあげましょう」

そういうとおばあさんは、なんだか黒ずんだ大きな桃を拾い上げ、コロコロに載せて家まで運びました。


(1シーンぶんなし?)


おじいさんとおばあさんが黒ずんだ大きな桃を割ると、中から見事なリーゼントを持つ男の子が生まれました。

右手には煙草を持っています。(桃太郎は桃から生まれたので人間ではなく、児童喫煙ではありません)そうです。桃が黒ずんでいたのは、煙草の煙のせいでした。

「俺の名前は桃太郎!夜露死苦!」

最初から大人くらいの身長だった桃太郎は、さらにすくすくと成長し、見上げるような大男になりました。

桃太郎はあるとき言いました。

「この先の鬼ヶ島というところに悪い鬼がいるらしい。おれはそいつらをシメに行く!」

それを聞いたおじいさんとおばあさん。桃太郎に支度をさせました。

おじいさんは桃太郎に恩○(皇族の方々を貶める表現ではございません)のたばこを。

おばあさんは桃太郎に見事な特攻服を仕立ててやりました。

桃太郎は背中に「日本一のヤンキー桃太郎」と旗を立てて、村を出ていきました。


しばらく桃太郎が煙草をふかしながら歩いていると、犬が現れました。

犬種はドーベルマンでした。

「ヤンキー桃太郎のアニキ!その恩○の煙草をくれたら鬼ヶ島へお供します!!」

桃太郎は言いました。

「よし、犬!君には恩○の煙草をあげよう。ともに鬼をシメに行こう」

ぷかぷかと煙草をふかしながら歩いているとこんどは猿とキジがいました。

「俺は猿!ヤンキ-桃太郎のアニキ!その煙草をくれたら鬼ヶ島までお供します!」

負けじとキジも言いました。

「俺はキジ!ヤンキー桃太郎のアニキ!その煙草をくれたら俺は、空から鬼をシメてやります!きっと役に立ちます!」

猿も負けじとアピールします。

「俺は肩が強いので、爆竹を鬼に投げ込んでやります!」

そんな二人の主張を聞いたドーベルマンは慌てて言いました。

「俺は大きな牙がある!鬼に噛みついて参った!と言うまで決して離さない!」

桃太郎は言いました。

「よし。では二人にもこの恩○の煙草をあげよう。俺たちのチームで鬼退治だ」

こうして、ドーベルマン、猿、キジを連れた桃太郎。野を超え山を越え、海を渡り、とうとう鬼ヶ島へやってきました。


鬼ヶ島の鬼のヘッドは大きな赤鬼でした。

頭には立派なツノとリーゼント。真っ白なハクランを着て、錆びたチェーンが彼の武器です。

赤鬼は言いました。

「なにやらヤンキー桃太郎とか言うのが来たらしいな。お前ら、いっちょうヤキを入れてやれ」

「押忍!!!」



(1シーンぶんなし?)


短ランの青鬼が舎弟の鬼たちに言いました。

「やい!てめえら!やっちまえ!!」

その掛け声を聞いたたくさんの鬼たち、黄鬼、茶鬼、そのた大勢の鬼たちは思い思いの武器を手にとり、桃太郎たちに襲い掛かりました。

ドーベルマンは鬼にその大きな牙でガブリと噛みつきます。

「ガウガウ!!ガブウウウ!!」

「ぎゃあああ!!なんだこの犬は!見たことない犬種だぜ!」

猿はたくさんの爆竹に火をつけ、鬼ヶ島高校に投げ込みます。

パンパン!パパパパパア!!!

「うわああ!カチコミだ!!誰だ!?」

たまらず後方に控えていた鬼たちは飛び出します。

そこをすかさずキジが空高く飛び上がり、まっすぐに鬼たちへその嘴と爪で切り裂きます。

「うわあ!リーゼントが!」

「くう!なんてやつだ!お前!どこ中だ!!」

ドーベルマン、猿、キジの猛攻をかろうじてかわした鬼が桃太郎に迫ります。

「やい!お前が桃太郎か!そのタマァ取ったらあ!」

鬼は腰にドスをしっかりと構えると、一気に桃太郎に突っ込みます。

桃太郎は立派なリーゼントを右手でサラリと払うと、そのドスをひらりとかわします。

そして、煙草に火をつけ、鬼へと…

「ぎゃああああ!!熱い!!」

「俺の根性焼きの味はどうだい?」

鬼ヶ島高校の校舎前は阿鼻叫喚の地獄でした。


死屍累々になった鬼たちの奥から、ついに鬼ヶ島高校のヘッドの赤鬼がその巨体を表しました。

「お前が桃太郎か。なるほどそのリーゼント…ここはひとつ、タイマンでケリをつけよう」

「望むところだ」

桃太郎は吸っていた煙草をポイ捨てすると、構えました。

「オラアア!」

先に動いたのは鬼でした。

一気に距離を詰めて渾身の右ストレート!

その拳は今まで様々な高校のヘッドを一撃で沈めた、重くて速いものでした。その右ストレートを見きった男はいままでいませんでした。

「フッ!」

桃太郎はその右ストレートをひらりとかわし、少し屈むと一気にアッパーを鬼のあごに叩き込みました。

その姿はまさに、具○堅のアッパーのよう!

「ぐっうううう!」

鬼は脳を揺さぶられ、仰向けに倒れ込みました。

「見事だ桃太郎。俺の負けだ…」

「お前の右ストレートも見事だったぜ…」

このように、鬼と桃太郎の勝負は一瞬でつきました。

達人同士の勝負とはそういうものなのでしょう。


こうして、鬼ヶ島高校を平定した桃太郎は、その他の高校のヘッドを次々を倒し、日本一のヤンキー桃太郎として、その名をとどろかせたのでした。


めでたし、めでたし



あとがき

この話は私が小さいころ、父が寝る前のお話として語ってくれたものです。

当時は大変その…たいへんにおおらかな時代でした。

酒を飲んで野球中継を見ていたので、私が寝るときはまだリビングでテレビを見ていた父、その父と一緒に寝る時間が合ったのは数えるほどしかないかもしれませんね。

このヤンキー桃太郎は、一気に語られたものではありません。

いつのまにか鬼ヶ島高校になっているのは、ある意味父のごまかしだったのでしょう。

私の記憶もあやふやなのもあり、つながりのないストーリーになっていますね。

恩○の煙草ではなく、何かしら試練に桃太郎が挑戦する…みたいにすれば長編になるポテンシャルがあるかもしれませんね。

※リハビリを兼ねて執筆しました。

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