最強ラッキーお嬢様 これが私の最強処世術ですわ!
短編集置き場。なるべく頻度高めに
「おーーっほっほっほ!!ごめんあそばせ!!」
ワタクシはソフィア・ラッキーフィールドですの!
花も恥じらう15歳!
伯爵家の長女ですのよ~!
ワタクシ、いわゆる異世界転生というやつですのよ。
前世の事はあんまり覚えていないんですけど、うっすら覚えているのはこんな感じですわ。
真っ暗闇の中、わたくしは魂になってぷかぷかと浮かんでおりました。
そこに、なんだか変な宇宙人みたいなお方がやってきましたの!
「ラッキー!クッキー!僕は幸運の神様だよ。初めまして、そしてよろしくネン!」
「……」
ワタクシ、あっけにとられましたわ!
そのお方、大仏様のようなとってもゆたかな福耳をしていましたの!
そして、お召の赤いレオタード?に大きく『大…?』と…いったいなんですの!?
「きみ、死んじゃったんだよネン。死んだ魂は天国に行くんだけど、そこにラッキーなことに僕が通りかかったのネン!」
どういうことですの??
「で、せっかくだし、ここで会ったのも何かの縁!だから僕が君を異世界に転生させてあげるのネン!」
どういうことですのーーー!!
叫ぼうとしたんですけどワタクシ、魂でしたわ。口が無いので叫べませんでしたわ。
「とってもラッキーな君には僕の力のラッキーを分けてあげるからね!でも頼りすぎはいけないよ!」
そのお方は右手をワタクシにかざしたようでしたわ!よく考えたら、目もないのに、どうしてこの方のお姿が見えてるんでしょう?)
それからワタクシのラッキーな人生は始まりましたの!
生まれた日にたまたま国王様にもご子息が生まれて、そのお方となかよくさせていただいたり
転んでもなぜかほとんどケガをしなかったり
大きな病気にかかったこともない
今も…ほら!
「爺や!見てみて!領地の山から金鉱が発見されましたわ!」
「お父様!庭の池にいつの間にかウーパールーパーが!」
「お母さま!卵を割ったら双子でしたわ!」
「ワタクシの専属メイドのロゼット!紅茶に見事な茶柱が!」
「殿下!当家のジョセフィーヌが立派な白馬を産みましたの!ご覧になって!」
領地の視察をすれば虹がかかり、孤児院を訪問すれば病気の子たちが全快し、藁を持てば隣国の貴族のご子弟とお知り合いになりますわ!
「ソフィア、今日もご機嫌だね」
「殿下!!」
同じ時期に生まれた金髪で青い目のフィール殿下ですわ!
「君がいると退屈しないね。さっきウーパールーパーが池から逃げ出そうとしてたよ。干からびかけてたから連れてきたんだ」
「まあ!ウパーちゃま!運動するのはいいですけど、お気をつけ遊ばせ」
「ジョセフィーヌの産んだ白馬に乗ってきたんだ。今ラッキーフィールド家の門の前にいるよ。久しぶりに会いたくない?」
「まあ!ジョセフィーヌの産んだ白馬ですの!?久しぶりに会いたいですわ!!」
「そっか。じゃあお姫様。お手を」
フィール様は恭しく手を差し出した。
「まあ殿下!お戯れはおよしになって。こんなところを誰かに見られたら…」
「大丈夫だよ。…ホラ、周りにだれもいないだろう?」
言われてワタクシは周囲を見回しましたわ。
「あら!さっきまで爺やがいたのに…どこへ行ったのかしら?ワタクシの専属メイドのロゼットまで…でも、とってもラッキーですわ!」
「そうだね。ソフィア。とってもラッキーだ」
あとがきスペースです




