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エッセイっぽいなにか

自動車教習所では教えてくれないこと

 どうも、たまにエッセイを書く人です。

 今回のお題はこちら、自動車教習所では教えてくれないことになります。


 これから免許を取ろうと考えている方向けに参考になる情報を、またすでに免許を持っている方にもあるあると納得して頂ける内容や、意外と知られていないことなどを記載していきます。

 では早速本題に入りましょう。



1.車選び

 語ると長くなるので結論から入ります。

 初めて乗る車は中古車がいいです。

 これは何故かというと、大体の方が初めて乗る車で色々とやらかすからです。

 例えば初心者マークを貼りっぱなしにして塗装が剥げたとか、何かしらの事故を起こしたとか……。

 自損だけで済めばいいのですが、物損や人身事故になると色々と厄介なことになります。物損や人身事故に関しては自動車学校でも教えてくれます。必ず警察と救急車を呼び、保険会社にも電話を掛けましょう。


 ではどんな車を選べばいいのかというと、走行距離が10万キロ未満の車です。

 何故こんな単位になっているかというと、大体の車が10万キロを走るとどこかしらガタが来るからです。

 例えばオルタネーター(発電機)やタイミングベルトの寿命などなど。私が初めて乗った車もタイミングベルトがベルト鳴きしていて、エンジンを始動する度にキュルキュル言ってました。これは車屋さんで応急処置ができます。

 でも応急処置なんで根本的な解決にはならないんですけどね。


 それでも欲しい車があるんだーって方は新車でも大丈夫です。

 ただ、初心者マークは毎日剥がして乾かしましょう(一敗)。


2.任意保険

 お願いだから入って、いやマジで。

 下手したら人生終わるんで、冗談抜きで。

 任意保険に入っていないが為に数千万円の借金を抱えた方とか結構います。こわいね。

 基本は対物、対人を無制限でいれて、財布の中身と相談して車両保険に入るといいかと思います。

 オプションによってはサブで所有している原付も保険にいれてくれたり、事故った際に弁護士さんを呼んでくれたりするものもあります。その辺はお好みで。


3.盗難対策

 朝起きたら車が盗まれていたとかあるらしいです。なんか車窃盗団とか流行ってるらしいですよ。他にもタイヤとホイールだけ持っていかれたとか。

 これらはランクルやアルファード、レクサス、各種スポーツカーなどの高級車でよく見られます。

 対策は、うん……青空駐車は避けて車庫に入れましょ。あとスマートキーの機能の一つであるエンジンスターターの電波を増幅してエンジンを掛けて盗んでいく例も見られます。おそろしや。


 その点マニュアル車はメカニカルキーがないと動かないんで安心なんですけどね。

 ターミ〇ーター2のシュ〇ちゃん? あやつは例外だ。


4.ガソリンスタンドの使い方

 これ、自動車教習所じゃ教えてくれません。マジでなんでなの?

 たぶん初心者ドライバーが真っ先にぶつかる壁になります。


 ガソリンスタンドで補給できる車用の燃料は三種類あります。

 値段が安い順に並べると軽油、レギュラー(レギュラーガソリン)、ハイオク(ハイオクタンガソリン)の三つになります。

 軽自動車だから一番安い軽油入れようぜ! なんてことをした日には車がオシャカになります。こわい。


 軽油はディーゼル車用の燃料になります。ディーゼル車って割とレアなので軽油を入れる方は少ないですね。

 レギュラーは日本における普通のガソリンです。基本的に殆どの車はレギュラーガソリンで動きます。

 ハイオクはオクタン価というものが高いガソリンです。一部のスポーツカーや外車などがこのガソリンを使用します。例えばミニクーパーなどですね。

 ハイオク用の車にレギュラーを入れるとマフラーから煙が出ます。エンジンにもよろしくないので避けましょう。詳しくはディーラーさんに聞くか、ダッシュボードに説明書が入っているのでそれを読んでおきましょう。


 じゃあガソリンってどう入れるの? という話に入ります。

 まずガソリンスタンドに入ります。で、給油口の位置がメーターに書かれていると思うので、その給油口と給油ノズルがずらっと並べられたところが隣接するように車を移動させます。

 給油口の位置が分からない場合は車の外側を見て確認するか、燃料メーターがメーター類の右か左にあるかどうか確認してください。燃料メーターの位置イコール給油口の位置であることが多いです。

 あとは店員さんに『〇〇(レギュラーなど)満タンで』と言ってフュールオープナーという給油口を開けるレバーを引っ張ると給油口が開きます。車によっては静止状態になれば自動的に給油口のロックが外れ、簡単に開けられるものもあります。


 ガソリン1リットル当たりでどのくらい走れるか調べておくといいかと思います。

 現行の車なら実測でリッター15キロメートル以上走るんじゃないですかね。

 これも郊外をトップギアで走るのか、エンジンをぶん回すのか、はたまた街中でストップアンドゴーを繰り返すかによって燃費って変動するんですけどね。


5.車載スペアタイヤとジャッキ(パンク補修キット)

 新しい車でスペアタイヤを搭載しているものは実は少なくなってきています。これはタイヤの性能が向上したためにバースト(パンク)しにくくなったためです。よって今は義務じゃないみたいですよ。


 車によっては予備のタイヤや車を持ち上げるジャッキと呼ばれる器具、またはパンクしたタイヤを応急処置する補修キットが搭載されていたりします。

 でも私の車にそんなものないよ? と思われている方もいるかと思います。

 ではそれらがどこにあるのかというと、車のトランクのマットをべりっと引っぺがすとその下にあったりします。

 車によってはトランクドアの外側についていたりしますね。例えばジムニーとかランクルなどのアウトドア系の車です。

 車載ジャッキは組み立てて金具をクランクのような棒状のものをクルクルと回して使用します。これがまたきついんだ。

 ちなみにタイヤの留め具(ホイールナット)を外すレンチもついています。


6.タイヤ交換の仕方

 タイヤとはゴム部分とホイール部分に分けられています。

 ここで言うタイヤ交換というのはホイールにゴム部分が既に装着されているものを指します。


 まず車のジャッキアップポイントというものを探します。大体タイヤの横らへん(中央側)のシャシーにボコッとした部分があります。そこにジャッキを当てて車を持ち上げます。

 油圧式のジャッキを使うと楽が出来ます。棒をキコキコと操作すると勝手に車が持ち上がる、赤いやつですね。

 で、レンチを使ってタイヤ1つに取り付けられている4つのナットを外します。十字レンチかインパクトと呼ばれる電動レンチを使うと楽が出来ます。

 そして古いタイヤを外して、また新しいホイールとタイヤセットを持ってきてブレーキパッドがあるところにタイヤを装着し、十字レンチ等でナットを締めます。

 4つともタイヤ交換が終わったらナットの増し締めという行為をします。これは走行中の振動によりナットが緩んで脱落するのを防ぐための処置になります。

 増し締めはトルクレンチというレンチを使うといいです。規定以上の力が加わるとカチカチッといって空転するレンチになります。これにより必要以上の力が加わるのを防ぐわけです。


 以上でタイヤ交換の話は終わりになります。

 で、どんな場面でタイヤ交換するの? というとサマータイヤからスタッドレスタイヤなどに交換するときなどです。

 これをお店でやると結構なお値段になります。

 頑張れば車載ジャッキとレンチだけでも交換できるんで試してみてください。なお疲れるので私は上記の専用の器具を使っています。


7.タイヤの交換時期と、季節ごとに適切なタイヤについて

 まずタイヤというものは様々な種類があります。

 大雑把に説明しますと、暖かい時期と雨で濡れた路面に強いサマータイヤ、雪道に強いスタッドレスタイヤ、どんな季節でも使えるオールシーズンタイヤの3つです。

 で、この中で避けた方がいいタイヤはオールシーズンタイヤです。

 理由は雪道対策にあります。オールシーズンタイヤはスタックやスリップしやすいです。

 なので雪国に住んでいる人はスタッドレスを準備しておきましょう。


 じゃあずっとスタッドレスを履いておけばいいのでは? と思われる方もいるかもしれませんが、スタッドレスは水たまりに弱いという欠点と、夏場に高速走行をするとバーストするという欠点を抱えております。

 冬タイヤのまま水たまりに突っ込むとハイドロプレーニング現象と呼ばれる現象が起こり、ハンドルを切っても車が曲がらなかったり、ブレーキを踏んでも車が止まらなかったりします。

 なので、冬タイヤの溝が減ってきたから夏も使うかーというのは避けた方が無難です。サマータイヤを履きましょう。


 タイヤのゴム部分の交換時期は3年周期が理想的だと言われています。

 交換はガソリンスタンドやタイヤ屋さんなどで出来ます。

 年数が経つとタイヤが硬化してヒビが入りバーストの原因となったり、走りすぎて溝が減ったりして肝心な時に車が止まらなかったりします。

 なお筆者は納車前に車が届いたのを見せてもらったとき、その車のタイヤの溝が見事になくなっていてスリックタイヤのようになっていました。F1で使うタイヤかな?


8.タイヤの空気入れ

 セルフ式のガソリンスタンドにぽつんと車用の空気入れが置いてあったりします。

 使い方は自転車のそれに似ているのですが、注意しなければいけない点が一点。それは車ごとに設定されている理想的なタイヤの空気圧です。

 ではそれはどこに書いてあるのかというと、車の運転席のドアを開けるとシートの背もたれの横あたりに書いてあります。


 例を挙げると『フロント 230(2.3)』とかですね。230という数値は正確には230kPaという空気圧を示すものになります。2.3のほうは100倍にしてあげるとkPaと同値になります。


 では空気入れを実践。まず自転車と同じように空気を入れるところの虫ゴム(あるいは金具)を外します。そしてホースを装着。

 次に空気入れのメーターを見ながら加圧ボタンを押して230kPaを目指します。

 しかしなんてこった! メーターが240になってしまった! そんなときは減圧ボタンを押しましょう。すると空気が抜けていきます。

 そして針が230を示したところで逆側のフロントタイヤにも空気を入れてあげるわけです。


 確かこの空気入れ、基本的にタダで使えます。

 でもガソリンスタンドに寄ったんですし、ついでにガソリンを入れていくとスタンドにとっては利となります。コンビニでお手洗いを借りたから商品を買うみたいな感じですね。

 空気入れの使い方はこんな感じです。スタンドに置いてあるあの球状のタンクのあれの使い方でした。


9.オイルとエレメントの交換タイミング

 オイルは5,000キロくらい走るか、1年くらい交換していない場合は交換しましょう。

 エレメントというのはエンジン内を循環しているオイルに付着したゴミをお掃除してくれる器具になります。こちらはオイル2回交換したときに1回交換するくらいで大丈夫です。大体10,000キロくらいで交換が理想的ですね。



 文字数がやべぇ……って状態になっているのでこの辺で話を切り上げます。

 他にもMT車をバックで坂道発進する場合とかネタはあるのですが、他のエッセイでもこの辺は語っているので割愛します。

 ご清聴ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 概ね同意。 偶々、ヤマト運輸に免許取ってからバイトに行ったら、この手の疑問を強制的に覚えさせられたのでw
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