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105.というわけで両方ともポチった。

 夕方、俺は〈隠れ家〉に帰還した。

 昼間は〈浮遊島〉で過ごしたが、〈代理人〉たちと記憶を統合しているのであまり新鮮味がなかったのが残念と言えば残念だ。


 ベルナベルの方は順調にレッドキャトルをテイムできたらしい。

 目出度いことだ。

 黒影族の隠れ里に連れて行ってもらってあるが、牛舎が一杯になってしまったそうである。

 どんどん拡張して欲しい。


 さてダンジョンで宝箱を設置していた〈代理人〉からは、有用なスキルオーブをみっつ入手したとのことだ。

 〈錬金術〉〈農耕〉〈毒耐性〉である。

 ひとつ目の〈錬金術〉は生産系スキルだ。

 〈料理〉や〈醸造〉と同じカテゴリのスキルで、ポーションや魔法の道具を作成できるらしい。

 暇つぶしになりそうで大変結構。

 ふたつ目の〈農耕〉も大枠のカテゴリでは生産系スキルに属する。

 ただしその名の通り、農作物を育てるのに補正がかかるスキルだ、俺が直接農作業をするかというと、ちょっと微妙だ。

 とはいえ青葉族や黒影族は農業をしているわけで、それを指導する立場としてなら持っておいて損はないだろう。

 みっつ目の〈毒耐性〉は既に持っているが、進化狙いで持ってきてある。


 では順番に使用していこう。


《〈錬金術〉のスキルを習得しました》

《〈農耕〉のスキルを習得しました》

《〈毒耐性〉のスキルを習得しました》

《〈毒耐性〉のスキルが〈毒無効〉に進化しました》


 よしよし、〈毒耐性〉が〈毒無効〉になった。

 ということは〈即死耐性〉ももうひとつあれば、〈即死無効〉になるな?

 〈天運〉に期待しよう。


 ベルナベルは今日は〈淫夢〉で精を集めてくるらしい。

 いつも通りの出で立ちで姿を消した。


 さて俺は長い夜を錬金術の勉強に当てよう。

 〈通信販売〉と〈個人輸入〉で良さげな入門書を物色するところからだ。


 見た感じ良さそうなのは、『錬金術の基礎』と『錬金術、その秘伝のレシピ集』だろうか。

 基礎から学び、レシピを見てどういうものが作れるのか調べるのだ。


 というわけで両方ともポチった。

 金貨数枚ずつの買い物だが、正直なところこの程度じゃ高価な買い物をしたという気にならないくらいの資金を溜め込んでいる。

 俺がこれだけの財産を運用もせずに塩漬けにしているのは、経済に悪影響がありそうだ。

 とはいえあまり投資する先がないのも事実である。


 〈アイテムボックス〉からまず『錬金術の基礎』を取り出した。

 さて読書タイムだ。


 昼間の暇つぶしにも繋がるから、しっかりと読み込んでおこう。


《名前 コウセイ 種族 人間族(ヒューマン) 性別 男 年齢 30

 クラス 自宅警備員 レベル 91

 スキル 〈人類共通語〉〈簡易人物鑑定〉〈槍技〉〈暗視〉〈気配遮断〉

     〈性豪〉〈料理〉〈醸造〉〈錬金術〉〈農耕〉〈礼儀作法〉〈審美眼〉

     〈ウワバミ〉〈毒無効〉〈即死耐性〉〈痛覚軽減〉〈闇:召喚〉

     〈空間:防御〉〈時間:治癒〉〈創造:槍〉〈精霊:使役〉

     〈同時発動〉〈高速詠唱〉〈通信販売〉〈新聞閲覧〉〈相場〉

     〈個人輸入〉〈魔力眼〉〈多重人格〉〈睡眠不要〉

     〈ボーンガーディアン召喚〉〈別荘〉〈夜の王〉〈隠れ里〉〈牢獄〉

     〈テイム〉〈監視カメラ〉〈ホットライン〉〈帰還〉〈領土〉〈変身〉

     〈領域支配〉〈隠れ家Ⅲ〉〈代理人Ⅲ〉〈眷属強化〉

     〈ダンジョンマスター〉〈浮遊島〉〈城塞〉〈リサイクル〉

     〈監視衛星〉〈永続召喚〉〈地下迷宮〉〈天運〉〈視界共有〉

     〈ボーンアーチャー召喚〉〈地脈操作〉〈霊脈操作〉

     〈アイテムボックス〉〈経験値100倍〉〈契約:ベルナベル〉

     〈隷属:青葉族〉〈隷属:黒影族〉〈隷属:魔王軍〉

     〈従魔:マーダーホーネット〉〈従魔:レッドキャトル〉

     〈従魔:アイスドラゴン〉》


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