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唇日記

作者:斎藤歳
男にはいろいろな夢を持つ権利がある。逆に言えば、夢を持つことが男を男たらしめるのだと俺は常々思う。宇宙飛行士、国家スパイ、大金持ち、絶世の美女との戯れ。例にもれず、俺にも人生の糧としてきた夢がある。クラス中の女どもの唇の型を独自に作り、その全てと口づけを交わすことである。ここで勘違いしてほしくないのは、俺はとんでもない変態でもなければ非一般的な思想をもつ犯罪予備軍でもないことだ。クラスでは常に成績首位をキープし、部活には入っていないが運動はできるし、付き合って早々2週間で別れたが彼女だってできたことがある。ただ一つ欠点として挙げるとすれば、精子が卵子に激突してどうにか尾びれの部分の情報だけで受精を成功させた様な顔立ちをしているのだ。生まれたい欲求が人より少し強いがためにこうなってしまったことは自分に非があるとしても、今までの周りからの扱いが解せなかった。このような境遇であれば誰だって、たとえそれがK-popのスターであっても、すべての女性を手中に収めるために俺と同じ夢を持ったであろう。
根源
2021/01/01 16:58
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