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少し怖くて、ビックとする続話  作者: 檜尾 眞司
12/18

〜大病院にてふたたびの再び〜

病院での出来事はリアルで想像するだけで、怖い!

毎回、執筆中に鳥肌が立ってしまう。


〜大病院にてふたたびの再び〜


 私はこの病院に配属されて数年になる。


 この病院の警備員として働いている。



 深夜の巡回業務に出発したのは夜中の午前2時頃でした。

 12階建ての大病院4階階から地下1階が外来診療の部屋があり、隅々まで巡回すると40分程度掛かる。

 

 まあ、大病院ともなると救急に備え24時間待機している課もあり、全てが閉まっている訳ではないのだが!


 3階の小児科の外来巡回に差し掛かった。

 小児科はこの時間はめったに誰かが残ってる事が無く、診察室は閉まっている事が多い。


 診察室をノックしながら施錠を確認していった。

 ふと、診察室4が開いている。

「巡回です、誰かいますか?」声を何度か掛けたが誰もいない!

 電気も点灯していない。


「未施錠か!」

 

 小児科には授乳室やプレイルームなども併設されている。

 

 一通り確認をし、次へ移ろうとした時であった。

 (タータタタタタタータタタタンタ…タータタタンタータタタタ…)

 診察室4の部屋から音楽が鳴っている。


 音楽といってもメロディ音である。

 診察室4の扉を開けて覗くと受話器の付いたナースコールが鳴っていた。

 鳴っている場所を確認すると、診察室4の前にあるプレイルームからである。

 目の前に見えるプレイルームには誰も居無い!

 なかなかメロディ音が止まら無いため、受話器を取り耳に当ててみた!



 何も聞こえない、そしてメロディ音は止まった。

「何かの誤作動だろう…」

 私は自分自身に納得させるために(つぶや)いた。

 

 診察室4の扉を静かに閉め、振り返った瞬間!



 

 また、メロディ音が小児病棟に響きわたった!

 私はその場を急いで離れた!


 

 あの時振り返った瞬間、プレイルームにナースコールを押す小さな男の子が見えたからである。


 ……!




 

ありがとうございました。

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