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味見好きメイドは勇者サマ!  作者: モスコビウム
23/24

え、何?プロポーズ?

カインさんは侯爵家の三男。

で、その人に向かって思いっきり「おかえりくださいませ」って言ってしまった。



やってもた。



やべぇ。



冷や汗がだらだらと流れる。


誰も声を発しない。


のぉぉおおおぉ、今度こそ捨てられてしまう!!




「っふは、あはははは!!」




沈黙を破ったのは、カインさんの笑い声だった。

お腹を押さえて涙目になりながら笑っている。


むぅ、確かに失敗したけどさあ、そこまで笑わなくていいじゃんか!


「申し訳ございません、後で厳しく叱っておきますので、どうかお許しください」

師匠がそう言って頭を下げる。

って、うん!?

厳しく叱っておく、ですと!?

私は荒縄で柱にくくりつけられて、師匠に鞭でびしーっ、ばしーっとやられてる姿を想像してひぃぃと心の中で泣いた。


「あはは、いえ、僕からお願いします、ロテルさんを叱らないであげてください」


おおぉお!?

カインさん、否、カイン様に後光が見える!


「こんな楽しいメイドさんは初めてです。突然だとは承知していますが、一つロテルさんにお願いしたいことがあるんです」


「何でしょうか?ロテルに償えるものならばどうぞご自由に」

ちょっと師匠!?

私は師匠の言葉に驚く。

だが、この後のカインさんの言葉に、私はもっと驚いた。



「ロテルさん、僕と一緒に来てくれませんか?」



…はい?


…え、何?

プロポーズ?

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