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漫才部っ!!  作者: 育深
まんざいぶはぶしつをまもりたいそのいち
32/52

せいとかいかいけいのいちねんはくろうにんきしつである

結局、私はその録音テープを見せることになった。

まあ私が寛容だったというだけの話だが……


「撫奈村は本当に口喧嘩が弱いな」


余計なことしか言わない人は置いておいて、と。


「あの二人凄い仲良いですよね、私が行ったときもずっといちゃついてますよ。

学校は勉学に励む場所なんです、いちゃつくためだけに教室貸してる場合じゃないんですよ。

あんなヤンキー高校からよくここに入れましたね、まだ裏口を疑ってますよ私」


因みに漫才部の女の方が北霧谷、男の方が南霧谷だったという情報はリーク済みだ。


「ナナちゃんこの前の小テスト全部赤点だったじゃん……」


余計なお世話だ。


「ふむ、撫奈村の胸が残念なのはまあいいとして……

南郷の奴がいちゃいちゃ……?

俄には信じがたい話だ」


何てやつだ、この会長は……

自分がぼいんなのをいいことに持たざるものをディスりやがって……天誅だ天誅。


「まぁ確かにねぇ、俺も北城がいちゃこらしてるなんて考えられないよ……」


そこまで言うと、やはり疑問に思う。

この人たちはあの二人とどういう関係なんだ?

しかし、この質問は私が聞く必要がなかった。

阿相先輩が聞いてくれたのだ。


「失礼ですが先輩方、漫才部の連中とどういう関係なんですか?」


その問い掛けに対して二人は息ぴったりでこう答えた。


「ん?後輩」

「まあ、後輩だよ」


えっ?

えええええええええええええ!?


これには私だけでなく阿相先輩も同様を隠しきれない様子だ。

飲んでいたお茶は勢いよく吹き出されて、私の鞄がべちょべちょに濡れている。

っておい!


「……」


流石に気付いたのか彼は、私の鞄を見る……


「……」


次に私に目を合わせた。


「……北原さん、どういうことですか」


そして何事もなかったかのように話始めた。


「謝れよ!!」


「えっ?

今、視線があったよな」


「合ったよ!

だからなんだよ!」


先輩に敬語を使えないのかこの若造はとか言ってないで今はちょっと黙っててくれ北原先輩。

あんたもこいつと同族だから。


「さっきのアイコンタクトで、


『ごめん』


『許す』


ってなっただろ?

分かり合えた気がしたんだが」


「なってねえよ!

片想いだよ!

言葉にしろよ!

伝わらねえよ!」


「まあまあ、落ち着いてよナナちゃん」


流石に私が熱くなりすぎたと判断したのか、北原先輩が割って入ってくる。

しかし、今の私は止まらない。

そう、例えるならば!

例えるならば……

うーん……えっと、あれだ、あれ。


うん、アレだ。


「これが落ち着けるか!

会長もなんか言ってやってくださいよ!」


アレな私が会長に助けを求めた瞬間、ブチッという音が辺りに響く。


「……すまない、撫奈村。

レコーダー取り出そうと思ったら……


ぶっ壊してしまった」







「お前らはほんとにもおおおおお!!」

顔も性格も胸もテストの点も体つきも、人間関係に至るまで、変えようと思ったら変えられる。


だが、身長は変わらないのである。


              ーー育深



言ってることがちっせえし浅え……

……育浅に改名しようかな


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