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まんざいぶふくぶちょーはしらないかわいいおんなのこをめのまえにするとこうちょくじょうたいにおちいる
「そんなことない、普通できないと思う」
もう自暴自棄だった。
目の端に涙を貯めながらいい笑顔で言い放つ。
「……だから」
さようなら私の王子様、叶うならまた来世で……
「明日も同じ号車……乗るよね」
はちょっと会えない時間が長すぎるから明日の電車の中でまた会えますように……
「あばばばばば」
……
「はっ?」
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その後私達は別れてそれぞれ学校に向かった。
一緒に行けばいいかと思うだろう、私もそうしたかった。
しかし彼があばばばばとしか言えない、まるでRPGのNPCみたいなものに成り下がってしまったので、気まずくなって断念せざるを得なかったというわけだ。
本当にどういうわけだ?
私と一定時間話すと禁断症状でも起こすのかこの色男めが。
……もしかしてただのコミュ障?
なわけないか。
この私の勘違いが後々えげつない事件を起こすのだが、それはまた別のお話。
ごめんなさい言ってみたかっただけです。




