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6話 学校はつまんない

夏が過ぎた辺りからかな。

俺は猛烈に学校が嫌になった。

もちろん友達はいない。

むしろ友と呼べる存在が居たのだろうか。

そんな心強い存在が居たら俺は苦労してるわけがない。


俺が楽しみにしていたのは、

1時間くらいの自主トレ、

あのグループの集まりだった。

本当に無能低能だったら俺は今頃とんでもないダメ人間になっていたであろう。

しかし、不良な見かけとは裏腹に、

身の回りのこと、将来のこと、そしてこの世の中のこと、

全てにおいて熱心で真剣に考えていた連中ばかりだった。

俺は次第に感化されていった。


影山さん曰く、

学校や家庭がすべてではないし、もちろんこのグループもすべてではない。

なぜなら間違いである可能性があるからだ。

少なくとも親や先生にコントロールされてると思い当たる節があるなら、

ここにいる仲間たちは少なくとも同じような考えの持ち主だから、

良い影響をまず受けよう、そして与えられる人間になろう、と。


俺はまだ14歳で世間知らずだが、ビジネス哲学を彼らから教わった。

学校では教えてくれなかった、むしろ教えて都合が悪いから教えなかったのでは・・・。

俺は俺の意思で動く権利があるはずなのに、誰かのカモにされたくない。

むしろそうやって生きる人生は、つまらない。


14歳だからって遠慮はしない。

中学を卒業したら、俺は当然働くものだと思った。

しかし、続かないという話も聞く。それは何故か。


ただ単に自分勝手なだけなんだろうと。


ただ単に個人としての自分と組織としての自分を区別できないのだろうと。

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