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俺が神様から貰った魔法の剣はチートツールでした  作者: 御影しい
第四章 有名税は払いたくないものです
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登場人物紹介

章が終わるので、忘れない内にぶち込みます。

●リク・スギサキ


 本作の主人公。黒髪黒目の元日本人。【黒疾風】の二つ名で呼ばれ始めている。

 物語開始当初は割と痩せ型だったが、かなり鍛えたので現在は細マッチョ。脱いだら凄いんです。

 主に両手剣を使っていたが、大太刀に移行した。なお、使おうと思えば刃物全般を使える器用さを持つ。速度重視の戦闘スタイルから、鈍器については最初から使う気が無い。

 また風魔法について極めて高い適性があり、単独で飛行すら可能。一時的に空へ自身を射出する、という程度ならばそれなりに一般的だが、彼のように完全な飛行となると歴史上でも稀。

 性格は基本的に穏やかだが、状況次第で強引な行動に出ることもままある。中でも理不尽な事柄全般に対し憎悪にも似た激しい嫌悪感を抱き、それを目の前にしたときの行動力は作中でも随一。

 とはいえどちらかと言えば善性の人間であり、特に身内と認識した人間には見事なクーデレっぷりを発揮する。ただし、倫理を放り投げた相手には自身も倫理を放り投げて対応する。

 調子が良いときは、何処か芝居がかった振る舞いが見られる。本人なりの照れ隠しに使われたりもする。



●フランセット・シャリエ


 本作のヒロイン。青み掛かった銀髪と瑠璃色の目を持つ、西洋人形的な美しさを持つ女性。

 典型的かつ非常に優秀な魔法使いで、地・水・火・風・光の、闇以外の計五属性を操る。ただし得意属性は水のため、他の属性魔法を使うことは稀。主に氷の形で使用する。姉として最高位の七つ星冒険者であるマリアベルがおり、また自身も【大瀑布】の二つ名を持つ。

 近接戦闘は苦手。高いレベルから来るステータスの高さ故にある程度は可能、といったところ。

 知識が豊富で頭も良いが、感情の機微には疎いところがある。しかし、主人公に対してはやたらと鋭くなってきている。

 圧倒的に善性の人間であり、それ故に主人公を劣勢に追い込むことが頻繁にある。

 頼っても問題にならない異性が家族やそれに近しい人に限られていたが、主人公もそこに加わったので遠慮無く頼るようになった。恋心らしきものを自覚するも、当人としては初めてのことなので、確証までは持てずにいた。しかしこの度自覚を持ち、無事に思いが通じた。



●アデライーデ・ローゼンハイム


 ヒロインではない。強いて言えば面白ペット枠。

 黒紫のショートヘアで、赤茶色の目を持つ眼鏡っ娘。見た目だけなら知的クールヒロイン。見た目だけなら。

 何やら重そうな過去を匂わせるが、基本的にコミカル担当なので彼女が登場しても空気が重くなることは稀。

 神授兵装(アーティファクト)関連でトラブルを抱えており、主人公に協力を要請するも大事なことは伏せている。

 黒の神授兵装であるエミュレーターのオリジナルを持ち、同じく黒の神授兵装であるエディターを持つ主人公のことを、正体はともかくその存在だけなら何故か事前に知っていた。

 頭が悪い訳ではないが行動に移すと要領はそれなりに悪いので、主人公に怒られる機会が多い。けれど、文句を浴びせられつつも助けて貰う機会は同じく多い。



●ドミニク・ベッテンドルフ


 スキンヘッドのタフガイ。五つ星冒険者。

 戦闘狂気味だが、自覚はあるので多少の自制はできる。普段はやっていない。

 ベテランの上級冒険者で、厳つい見た目に反して面倒見は良い方。頼れる兄貴といったところ。

 地魔法を自身の大剣に付与して巨大化させ、豪快に振るう。そこから付けられた二つ名が【鋼刃】。



●ロレーヌ・ローラン


 やや小柄な大人の女性。翡翠色の軽装鎧がトレードマーク。

 レイピアを使った素早い攻撃を繰り出す中級冒険者。

 非常に面倒見が良く、新人冒険者の世話をすることがとても多い。そのため後述のエリック、ジャック、アンヌとは交流がある。

 非常に分かり易く良い人(理不尽の対極)なので、主人公が一切の見返りを求めず率先して手助けを行う貴重な人物。スキル欄などというものが存在するならば、「【黒疾風】の加護」的なものが記載されているかもしれない。



●エリック・ブラス


 大人しそうな見た目の少年。実力詐欺の二つ星冒険者。

 普段は見た目通り大人しいが、いざ荒事になると完全な武闘派に早変わりする魔法使い。なお、同じく魔法使いであるフランセットとは違い、彼は近接戦闘に完全対応する。

 火魔法に関して極めて高い適性を持ち、レベル以上、冒険者としての等級以上の実力を持つ傑物。反面、回復魔法は辛うじて応急処置程度に使えるのみ。

 仲間思いの心優しい少年で、前述の通り実力もあるためパーティーメンバーからの信頼がとても厚い。ナチュラルに男前な行動を取ることがある。



●ジャック・ベルニエ


 初登場時は重い全身鎧を身に纏い、壁役のはずだがその役割をほぼ果たせていなかった残念な剣士。

 とはいえ現在は、前述のエリックほどではないが実力詐欺に近い二つ星冒険者。レベルさえ足りれば、すぐにでも三つ星冒険者として成立する程の立ち回りを見せるようになった。なお全身鎧はやめて、比較的軽装になっている。

 日常の中の突発的な事柄にはめっぽう弱いが、命の危機などが迫っている場合においては(エリックに触発されている部分はあるが)肝が据わっている。



●アンヌ・デファン


 上記二人の幼馴染にして、後述のステラ・リーネ加入まではパーティーメンバーの紅一点だった。やはり前述のエリックほどではないが、こちらも実力詐欺に近い二つ星冒険者。

 父親を魔物に殺された過去を持ち、近しい人物の死に対してトラウマめいたものを持っている。

 比較的小型の刃物を好んで扱い、投げナイフもよく用いる。特筆するほどの長所は無いが、特筆するほどの短所も無い、優秀な遊撃手。

 驚異的なエリックの成長を間近で見て自虐的な思考に陥ったこともあるが、主人公が言った「それと比べるのは止めろ。ほとんどの冒険者が挫折する」という言葉にあっさり納得した。



●ステラ・リーネ


 もしエリックが主人公だったなら、本作のヒロインだった女性。三つ星冒険者。

 パーティーメンバーに恵まれない不遇な冒険者だったが、現在はエリックのパーティーメンバーなのでプラマイゼロどころか大幅にプラス。

 回復専門の魔法使いで、単独での自衛能力は皆無。ただしその回復に関する適性は高く、火力偏重のエリックとは真逆。そのため本来なら前衛の負担が通常よりも大きくなるはずだったが、同じく後衛のはずのエリックが近接戦闘に完全対応できるため別にそんなことは無かったぜ。

 性格はやや控えめで、仲間から一歩遅れてついていく印象。ただしエリックに対するアプローチは(無自覚だが)それなりに強い。



●エルケンバルト・ラインハルト


 世界最強の魔法剣士と呼ばれる、七つ星最強の冒険者。白のラインハルト。

 緩くウェーブが掛かった淡い金髪に、落ち着いた青緑色の目を持つ。顔立ちが非常に整っており、清々しい性格も相まって、主人公からの印象は「聖騎士様」。

 白の神授兵装(アーティファクト)シュトラールを持ち、長剣型のそれは「斬りたいもののみを斬る」。彼の神がかり的な剣技との組み合わせにより、少なくとも一騎討ちにおいて彼を打倒しうる存在は無いと言われる。



●マリアベル・シャリエ


 青み掛かった銀髪と瑠璃色の目はフランと同じ。七つ星冒険者、青のシャリエ。

 青の神授兵装フリーデンを持つ。ストールの形をしており、その形と大きさを自在に変化させる。

 神授兵装は全て破壊不可属性を持つため防御能力にも優れるが、真価は時間遡行じみた治癒能力。

 前述のエルケンバルトとは婚約しており、仲は良好。力関係は彼女の方が上だが、外ではエルケンバルトの顔を立てる良い女。



●クラリッサ・エクスナー


 金髪ツインドリル、ワインレッドの目を持つエルフ。侯爵家の高飛車お嬢様。

 紅紫(こうし)のエクスナー。扇型の神授兵装エアインネルングを持ち、物質をそれが持つエネルギーごと保存・複製する能力がある。

 青のシャリエことマリアベルとは親友であり、その妹であるフランセットのこともそれなり以上に気に掛ける。

 エミュレーター対策として、後述のサギリ・アサミヤと協力関係を築いている。



●アレックス・ケンドール


 かつてはフランセットのストーカーだった男。

 初登場時は落ち目の三つ星、現在は見所のある四つ星冒険者。白のラインハルトに憧れを抱き、目標としていたが、分を弁えるようになりかえって実力を伸ばした魔法剣士。

 自己中心的な偏った正義感の持ち主だったが、主人公に矯正されて真っ当な正義感を持つようになった。

 それなりに珍しい光属性の適性を持つため、前衛でありながら味方の回復も可能と、カタログスペックとしては元々優秀な男だった。全てを残念にしていたのは彼の性格である。

 主人公に対しては、やや複雑ながらも敬意を抱き、また新たな目標として見定めている。



●サギリ・アサミヤ


 黒髪黒目の、謎の多い仮面男。

 武術都市オルデンにて最も力を持つアサミヤ家、の中でも一目置かれる存在。

 導師の名で呼ばれ、あらゆる魔道(魔法をはじめとする、MPを用いた技術全般)を操るエキスパート。特に魔法具作成はアサミヤ家の戦力を大幅に底上げしており、とりわけ彼の刀剣型魔法具はアサミヤ家の人間にとって一種の勲章・特権のようなものと化しているほど。

 黒の神授兵装エミュレーター(正確にはそのコピー群)への対策として、紅紫の神授兵装を持つクラリッサ・エクスナーと協力関係を築いている。



●クズハ・アサミヤ


 狐獣人族と人族の混血。三角形の耳とふさふさの尻尾が特徴。

 黄金色の髪と尾を持ち、目は赤い。白い着物に、薄墨色の袴を穿いている。腰には本差と脇差の二刀を佩く。

 なお、脇差は長さを偽装した刀であり、名を熾焔という。膨大な熱量を操り、MPそのものを焼却する、前述のサギリ作のチート武器。

 火属性魔法に適性を持ち、尚且つ狐獣人特有の妖術も不得手を自称しつつ巧みに操る。

 性格は至って真っ直ぐで、曲がったことは大嫌い。師匠であるサギリとは全く似ていない性格だが、その仲は至って良好。



●スミレ・アサミヤ


 アサミヤ家の剣道場にて剣を教えている女性。髪は黒いが、目は青紫色。髪を後ろで一つに縛った様は、女武士といった様子。

 純粋な剣技ではアサミヤ家でもトップクラス。速度と手数を重視したスピードタイプの剣士であるため、系統としては主人公に近い。

 普段は凛とした雰囲気の大人の女性だが、サギリの前ではそれが崩れることも。

 彼女もまた、サギリ作の魔法具である氷雨という刀を所持している。サギリ曰く、ウォーターカッターの液体窒素版のような機能。地面に突き刺し冷気を開放することで、辺り一帯を銀世界にすることも可能。しかしMP消費が膨大なため、あまり使用しない。

作者の覚書のようなものです。

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