The Body27Hello,my kitten,MOMI!
The Body27Hello,my kitten,MOMI!
仕事で遅くなると彼が言うので、あたしは先に戻り、夕飯やらお風呂の支度をしてると、聴き慣れた117のエンジン音、自然と笑顔になって待っているのに、一向に家に入って来る気配がない。
不安になり、玄関に向かうと、いきなり扉が開いた。
「愛、すまん」
「なぁに?」
「この子、飼ってもいいかな?」
ジャケットの内側からヒョコンと顔を覗かせたのは子猫!
「どうしちゃったの?」
「訳は後、入れてもイイかい?」
「うん、イイよ」
「猫、苦手じゃない?」
「クス。大丈夫よ。大好きよ」
「良かった……。おいっ、いいってさ、よかったな!」
嬉しそうにちび猫の顎をくすぐる貴方は、まるで子供だよ。
会社の駐車場で拾ったらしい。暫く待ったが、親猫もヒトも誰も現れなかったので、知り合いの動物病院に連れて行き、簡単に診て貰い、蚤の処置とかもして貰って、連れて来たって、病気はないらしいし、殆ど生まれたばかりだって。
「見た通りの長毛なんだが、雑種だそうだ。だから飼い主が捨てたんだろうって、医者が言ってた」
「猫、好きなの?」
「あぁ、大好きさ」
「ふーん……」
「変かい?」
「うぅうん。で、名前は?」
「まだない!」
「もう漱石じゃないんだから!」
二人で笑った。
「あたしが決めてイイ?」
「あぁ、勿論だ!」
「うぅん、何にしようかなぁ……。抱かせて!」
「あぁ」
仔猫は震えてたけど、腕の中に収まるとモミモミし始め、安心したのか、すぅと溜息付くようにして眼を瞑り眠り始めた。ホント可愛いっ!
「カワイイ!モミにしよ!」
「決まった!抱かせて呉れ」
「イヤ!」
「えぇっ!」
「だってぇ、もう寝ちゃってるもん。このままにしといてあげようよ!」
「うぅん。メシまだなんだけどなぁ。ただいまのキスもマダだよ」
「あん!もう、しょうがないなぁ、用意するまで抱いててイイよ」
「よしきた」
いそいそとあたしから受け取り、そっと抱く貴方。気のせいかなぁ?キス、おざなりなんだけどぉ。暫くはモミの奪い合いになりそうだね。
誠に余談で私事ですが、ネコ大好きです。イヌは嫌いではないのですが、あの体臭がチョイ苦手。なのに何故か好かれます。デカいワンちゃんが膝の上に前脚と顎を載せて来るんです。オモっ!顔を舐めるなしっ!飼い主ぃ!へ、ヘルプミー!




