表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/38

The Body27Hello,my kitten,MOMI!

The Body27Hello,my kitten,MOMI!



仕事で遅くなると彼が言うので、あたしは先に戻り、夕飯やらお風呂の支度をしてると、聴き慣れた117のエンジン音、自然と笑顔になって待っているのに、一向に家に入って来る気配がない。

不安になり、玄関に向かうと、いきなり扉が開いた。


「愛、すまん」


「なぁに?」


「この子、飼ってもいいかな?」


ジャケットの内側からヒョコンと顔を覗かせたのは子猫!


「どうしちゃったの?」


「訳は後、入れてもイイかい?」


「うん、イイよ」


「猫、苦手じゃない?」


「クス。大丈夫よ。大好きよ」


「良かった……。おいっ、いいってさ、よかったな!」


嬉しそうにちび猫の顎をくすぐる貴方は、まるで子供だよ。


会社の駐車場で拾ったらしい。暫く待ったが、親猫もヒトも誰も現れなかったので、知り合いの動物病院に連れて行き、簡単に診て貰い、蚤の処置とかもして貰って、連れて来たって、病気はないらしいし、殆ど生まれたばかりだって。


「見た通りの長毛なんだが、雑種だそうだ。だから飼い主が捨てたんだろうって、医者が言ってた」


「猫、好きなの?」


「あぁ、大好きさ」


「ふーん……」


「変かい?」


「うぅうん。で、名前は?」


「まだない!」


「もう漱石じゃないんだから!」


二人で笑った。


「あたしが決めてイイ?」


「あぁ、勿論だ!」


「うぅん、何にしようかなぁ……。抱かせて!」


「あぁ」


仔猫は震えてたけど、腕の中に収まるとモミモミし始め、安心したのか、すぅと溜息付くようにして眼を瞑り眠り始めた。ホント可愛いっ!


「カワイイ!モミにしよ!」


「決まった!抱かせて呉れ」


「イヤ!」


「えぇっ!」


「だってぇ、もう寝ちゃってるもん。このままにしといてあげようよ!」


「うぅん。メシまだなんだけどなぁ。ただいまのキスもマダだよ」


「あん!もう、しょうがないなぁ、用意するまで抱いててイイよ」


「よしきた」


いそいそとあたしから受け取り、そっと抱く貴方。気のせいかなぁ?キス、おざなりなんだけどぉ。暫くはモミの奪い合いになりそうだね。




誠に余談で私事ですが、ネコ大好きです。イヌは嫌いではないのですが、あの体臭がチョイ苦手。なのに何故か好かれます。デカいワンちゃんが膝の上に前脚と顎を載せて来るんです。オモっ!顔を舐めるなしっ!飼い主ぃ!へ、ヘルプミー!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ