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The Body18It could happen to me(01)

The Body18It could happen to me(01)



そして年末・正月、卒業試験、パタパタと月日が流れていった。舞は結局新しい彼氏を見つけ、その子と一緒の大学に進んだ。


あたしは専門に通いながら、プランター栽培やコンテナ栽培で野菜や草花を育て始めた。


人間がデザインする人工美の世界に自然の美を取り入れて見たくなったのだ。

野菜やハーブは実益も兼ねていた。卒業してからも舞ママに料理を教わっていたので、そこで使うため。健康に気を付けると言うママとの約束もあった。


貴方との距離はあいかわらず縮まる事はなかったけど、広がりもしない。ただ少しづつ彼の領域にあたしが入り込んでいった。


あたしを好きだと言ってくれるヒトもいた。少しだけ付き合っては別れること繰り返すあたしは恋多きオンナと噂されるようになっていた。


そんな時だ。パパの乗るクルマが居眠りトラックに追突され、救命措置は間に合わず、あたしを残して逝ってしまった。


一人ぼっち。遠い親戚とかは居たけれど、吉見さんは舞ママと一緒に親代わりを務めてくれた。


土砂降りの雨の日だった。あたしは街を彷徨い、傘もなくして、雨に濡れながら、貴方の家の前に立っていた。

灯りは点いていなかった。その家を前にあたしは雨に打たれて立ち尽くす。

1時間もそうしていただろうか。長い時間が過ぎた気がする。


車のライトが近づいて来たと思ったら、飛び降りて駆け寄るヒト。


「愛ちゃん、どうした、一体……!」


肩を掴まれ貴方の声を耳にした途端、あたしは気を失っていた。


目を覚ますとあたしはベッドに横たえられていた。貴方は窓際の椅子に座り頬杖をついていたが、直ぐに気が付いて近寄ると、あたしの額に手を当てながら尋ねる。


「大丈夫かい!?知り合いの医者を呼んで診て貰ったら、軽い肺炎を起こしかけていたらしい。注射をして、もう大丈夫だと言ってくれたんだが」


「そう……スミマセン」


「イイさ。でも一体どうした?」


「分からないの。気がついたらここに」


「そっか。色々と有ったからね、若い君には辛かったろう」


あたしは言おうか言うまいか逡巡していた。言えば、白黒つけなくてはならなくなる。それが怖い。でも言わなければ、また同じ事を繰り返すだろう。

決心は付かなかった。


チャイムの音がした。貴方は待っていたかのように、ちょっとゴメンよ、と言うと降りていった。


暫くして現れたのは舞ママと舞だった。


「スマナイ。さっきは緊急事態と思って、無我夢中で着替えもさせてしまったが、落ち着いたら流石に気がひけてね。お二人に来て頂いたんだ」


そう言えば、いつのまにか例のスエットに着替えていた。それに気がついたあたしは真っ赤になったに違いない。

舞が、大丈夫?と声を掛ける。毛布を引っ張り上げて顔を隠しながら、


「ウン」


舞ママは黙って見ていたが、


「吉見さん、舞、悪いけど、ちょっと愛ちゃんと二人にして頂けるかしら?」


有無を言わせない口調で二人に言った。二人きりになると舞ママはそっとあたしの手を両手で包んだ。


「可哀相に・・辛かったでしょうに。恋多きオンナなんて、違うわよねぇ。

ねぇ愛ちゃん、今でも私は貴女の味方をする気はないの。だってもっと辛い思いを貴女にさせてしまうかもしれないもの。それに……まぁそれはいいわ。そしてそうした所で、彼、吉見さんはきっともっと苦しむわ。でもね……言っちゃいなさい」


「えっ?」


「求めよ、さらば与えられん、よ。

辛いかもしれない、でも少しは状況は変わる。今のままでは互いに苦しむだけ。今なら、そして彼だったら、そう思う。賭けてみなさい。もし最悪の状況になったとしたら、その時の悲しみや苦しみ、そして恨みツラみ全て受け止めて上げる。ねっ!」


そう言われて少しは気が楽になった。

あたしは少し笑ってコクリと頷いた。


「じゃ、いいわね、呼ぶわよ」


「えぇ……」



投稿して直ぐにお読み頂く方々がいらっしゃるようで、お礼申し上げます。書きたいように書いてしまったもので、公開するのも恥ずかしいのですが……今更ですね。

取り敢えず完結まで逝って(笑)から、本作をどうするかは考える事に致しましょう。


でわ

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