78 想いのこもったケーキ
どこで、どうしたらそうなるのよ!怒りにぷるぷる震えるメーアは、こちらにあわててかけよるノアをぎろりとにらみつけた。
「え?ちがうのですか?ワラヤ様が、最近、メーア様がお食事をおとりにならず、イライラしているのは、妊娠のせいだと、お知らせいただいたのですわ」
「へ?妊娠?」
だれの?と、考えて、ようやく、合点がいった。
ノアはメーアがジンと仲良くやっていたのを知っている。それで…。
心の中でにんまりとすると、
「そう、そうですの。わたくし、とっても幸せですのよ。ノア様にもおすそ分けしてあげたいくらいですの」
にんまりと笑って、扇をはためかす。
焚きしめてきた甘ったるい香りがあたりに漂う。
ノアの膝に座っていたビーナスはおもわず顔をそむけた。
うぉお、くっせぇ。あいつ、勘違い女だったのかぁ。
「まぁ、本当でしたのね。それは、お祝い申し上げます」
瞳を伏せて、メーアの手をとり、はかなげな笑みをむける。
「どうもありがとうございますぅ。そうだ、あたくし、ノア様に召しあがっていただきてくて、ケーキを焼いてきたのですわ」
さりげなく、ケーキを持ち出すと、それをノアに渡す。
「まぁ、どうもありがとうございます!」
ノアは喜びにあふれた顔でその箱を受け取った。
ビーナスは、鼻がひんまがりそうだったので、はやくこの茶会がお開きにならないかと、ひげをひくつかせた。
◇
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