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運がないけど、憑いてます☆  作者: ももんが☆


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44 ノアとジン

「あなたはお強い、僕なんかに比べて、よっぽど神に近い存在です」

 ジンは胸に手を当て、ノアに敬意を称する。


「むふふ。ノアったら、隅に置けないわねぇ」

 ちびっ子神様はなぜか、うれしそうだ。


「神様、僕はノアをいっしょに神界につれていきたいです」

 いいでしょう?と、ねだるジンはいつになく積極的だ。


「ふぅむ、あたしだけの力ではちょっとね。でも、お母様がいいっていてくれれば、できるんだけど」

 うつむいてしまった神様はいつもより小さく見えた。


「まぁ、そんなに神様のお母様はすごい方なんですのね!でも、心配ご無用ですわ!わたくしにはビーナス様に夢魔様まで憑いているんですもの」

「確かに、憑いてるな…」


「そのうちぃ、もっとすごいのが憑いてても知らないんだから!

 ちびっ子神様はそういって、ぷいっと横をむいた。


「ノア様、僕はロウエン様の所へは戻りません。きっと、あなた様を迎えにまいますから。待っていてください」


「まぁ、それは、うれしいおことばですわ」

 ほくほく顔で神の御遣いのオファをノアは喜ぶ。


「あんまりこき使わないでほしいですわ」

「うん?それは、ちょっとむりかもしれないなぁ」

 ジンは微笑むと流し目でノアをとらえる。


 顔を寄せると、ノアの耳元でささやいた。


「愛しています」


 ぼっと顔を真っ赤にしたノア。


 きょとんとして、立ち尽くす神様。


 そこへ、すべるように着地したのは夢魔。

『ほぉほぉほぉ。いいのう、若いのはいい』


「おいおい、おまえもかよ」

 黒猫はあきれつつも嬉しそうだ。


「返事は?」

 と、ジンはいたずらっ子の目で聞きかえす。


 ノアは、みなに聞かれていたことを知り、恥ずかしさに身悶えしそうになる。


 ぐっとこらえて、口角をあげると、


「みなさんクビです」


とびしっと言い切った。



「いいね!」「おもしろい!」と思ってくれた方は、

☆☆☆☆☆ → ★★★★★にしてくださいね。


皆様のブックマーク、評価は作者のモチベの元ですにゃん☆


勇気を出して(^^)/~ ぽっちとよろしくお願いいたします!

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