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運がないけど、憑いてます☆  作者: ももんが☆


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39 いや、そういうのいらないから…

 混乱のるつぼと化した、会場をぬけだすと、伸びたままのビーナス様をかかえ、ノアは夢魔とともに、次なる会場へ向かっていた。


 夢魔は、会場の熱気をまるっと吸い取ると、会場を旋回して、お客達にアピールした。


 推しに愛をささげる!

 なんて、うつくしいのかしら。


 ロマンスにあふれたお客達の顔はほんのり上気して、夢見心地だ。


 彼女たちひきいる、ロウエンは、満足したのか、会場中に手をふって、投げキッスをふりまく。きゃぁきゃあとそれをたのしそうに受け止める乙女たち。


 夢魔は久々のごちそうに、満足して、次の会場へ向かうこととなった。



「どうか、僕と結婚してください!」


 ビーナスの頭の中にはこの言葉がリフレインして、精神を苛んでいた。


 いや、よう、どうして、こうなった。


 黒猫とノアは二人して顔を見合わせて、重いため息をつく。


 たしかに、ビーナス様は人間になると、すばらしいプロポーションを持つ、女体にはなる。だが、言葉遣いからして、そんな、女性らしさとは無縁だし、どう見たって黒猫だ。


しかも、立派な重さの…。

それを、どうあってか、ロウエンは見抜いたのか、猫でもいいと、とち狂ったのか、婚約者のワラヤを差し置いて、大衆のど真ん中でプロポーズしたのだ。


クレイジーすぎて、付き合い切れない。


けれど、ビーナス様を見る目は蕩けそうで、甘い。


惚れているというのは本当だろうけれど、でも、ビーナス様は猫だった。




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