表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
運がないけど、憑いてます☆  作者: ももんが☆


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/83

35 ジンのほんとうの想い

 雪の中に、純白の高位を示す衣が、月明りに浮かびあがっている。


 静けさの中に、しんしんと雪が舞い降りて、黒髪に舞い降りて、触れたかと思うと音もなく溶ける。

 淡いおもいは雪のように、かくも儚いものだったのか。


 長衣を着たまま、ぼんやりと月と雪がまざる空をみあげる。


 目に雪がはいって、涙の枯れた目に染みた。


「あの時、オレは…」

 ジンはノアの唇にふれた、感触を冷えた指先で己の唇をたどり、思い出そうとするが、うまくはいかない。


 ノアは生身の人間で、触れればあたたかく、やわらかい。


 おもわず、もっと欲しいと感じた。


 あの時、ビーナスにとめられていなかったら…。


 ジンの見つめる先には、なつかしい思い出の地があった。



「ジン様、外は冷えます。さぁ、お戻りを」

 からめとられた左腕をはらいたいのをぐっと我慢し、仮の愛をうそぶいた相手であるメーアを冷えたアイスブルーの瞳でとらえる。


 なにも語らず、ジンは、彼女をそっとおしかえすと、宿の一室にもどっていった。




「いいね!」「おもしろい!」と思ってくれた方は、

☆☆☆☆☆ → ★★★★★にしてくださいね。


皆様のブックマーク、評価は作者のモチベの元ですにゃん☆


勇気を出して(^^)/~ ぽっちとよろしくお願いいたします!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ