前書き
こんばんは。川口冬至夜です。
この度『流転の國』新シリーズが始まることになりました。
今作でも流転の國の隣国である『桜色の都』が深くかかわってくるので、そこに住む登場人物を紹介したいと思います。
●シャドーレ・メアリー・レイヴンズクロフト
桜色の都の精鋭黒魔術師部隊『クロス』のトップを務め、国会にも名を連ねる才色兼備の最上位黒魔術師。かつて流転の國にいたことがあり、その頃の主であったマヤリィには今も恩義を感じている。37歳。
●ウィリアム・レイヴンズクロフト公爵
シャドーレの夫。『クロス』の隊長を任されるほどの魔力を持つ黒魔術師だが、実力は妻の方が遥かに上である。元々は伯爵家の三男だったが、婿養子という形で公爵家に迎えられ、シャドーレと結婚した。32歳。
●ミノリ・アルバ男爵令嬢
シャドーレの邸のメイド。元々は困窮する男爵家を支援してもらう為にレイヴンズクロフト家を頼っていたが、次第にシャドーレに惹かれていき、彼女の結婚後もメイドとして働いている。23歳。
●ヒカル
桜色の都の若き国王。幼少期よりシャドーレに憧れていたものの、歳の差に阻まれて彼女を妃に迎えることは叶わなかった。しかし、主従関係は良好で、シャドーレを頼ることも多く、国会には必ず呼ぶ。19歳。
●ツキヨ
桜色の都の前国王で、マヤリィとの首脳会談により流転の國と盟約を結んだ人物。退位後は離宮に移り住んだ。在位中、誰よりも誠実に仕えてくれたシャドーレのことをいつも気にかけている。39歳。
『流転の國 vol.8』第1話は近日掲載予定です。
ぜひご覧下さいませ。
川口 冬至夜