後日談
天使長はあの二人の後ろ姿を見ながら、二人の転生先を選んでいた。
「う〜ん……ここかな?」
「そちらの世界は、あの二人が平和に過ごすという意味ではあまり過ごせなさそうですが、候補としては十分な条件を満たしていますね」
と、天使長の補佐が言う。
天使長の仕事の80%を彼女がやっている。
「じゃあ、この世界にして私からのサービスをたくさんつけて
あげましょうよ!」
「あまり過度なスキルはやめておいた方がいいですよ。」
「大丈夫。私のお気に入りとして、寿命を全う《まっとう》したらここに
戻ってくるようにするから。」
「何も変わってませんよ。しかし、あの二人の魂は一つ一つのピースがピッタリ合うので、生まれた先が双子の確率が高いですよ。」
「え〜じゃあ私の権限で別々にだけど近くにするから〜」
「世界を壊さないでくださいね。」
「はいはい。それじゃあ……来年転生させるわよ。」
これからも楽しんでね。二人とも。
これにて完結です。
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