表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/19

09 その後


 その後、クリシア王妃様による降伏勧告で、お城に立て籠っていた連中は全面降伏しました。


 わやくちゃになってしまったエルシニア国内のアレコレも、徐々に落ち着いてきています。


 国政の方はベラルタ将軍をトップに据えて、穏健派と呼ばれていたまともな方々が取り仕切ってくれるようです。



 クリシア王妃様にクリシア女王様として君臨していただくという、民衆の願いは叶いました。


 可能な限り実権を持たないようにって女王様は考えているそうだけど、国民からの人気っぷりを見るにのんびりもしていられないでしょうね。



 騒動の主犯連中は全員お縄になって、現在も厳しく取り調べ中。


 今まで甘い汁を吸って蓄えてきたモノ、全部没収っと。


 こういう貴族絡みの騒動って今までも結構あったけど、阿呆が暴走した結果お家がお取り潰しになったら、家族や使用人は困るどころじゃないよね。


 悪いことに関わらなかった人たちには、ちゃんとした暮らしができるよう配慮してほしいな。


 まあ、エルシニアの人たちはしっかりまともみたいなんで、大丈夫だと思います。


 負の連鎖とかには、なりませんように。



 えーと、クリシア様以外の王家の皆さま、あの時はすでに悪党連中からも用無し状態だったようで、全員雑に拘束されていたそうです。


 なんせお城を囲んでいた民衆にとっては、悪政していた張本人たちです。


 立て篭もりの主犯連中も扱いに困っていたのでしょう。


 あれだけの人数の王族が、クリシア様以外は人質の価値すら無かったなんて、悲しいやら情けないやら。


 今は全員いっしょに、城下街郊外のちっちゃなお屋敷で軟禁生活だとか。


 もちろん地位も名誉も権利も、まるっと剥奪っすね。


 まあ、国民をあれだけ怒らせちゃうような悪政三昧だったんだから、当然の報いかと。


 正直、命があるだけでもありがたいんじゃね。


 エルミナは気にしてるみたいだけど、関わらない方が良いと思うな。



 そう、エルミナ、どうすんのかな。


 お城暮らしの頃は相当ひどい目に遭わされてたらしいけど、やっぱり祖国のアレコレって、気にかかっちゃうのかな。


 カミスたちとも相談しなきゃ、だね。




 という感じで、ちょっとだけモヤッとしてるけど、


 特攻勇者ノノカちゃんの初陣、まずは大成功!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ