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Image1  深く息を吸い込む

カーテンが閉じたままの部屋

にいても

ただただ気分がふさいで 一歩も部屋を出たくない日

でも

大丈夫


お気に入りの場所を見つけて

リラックスして座ってみて


そして目を閉じ

鼻から深く息を吸い込んで

ゆっくり口から 吐き出していく

1、2、3、4、5、6、7……

長く できるだけ長く


静かな嵐の前のような曇り空に向かって

目を閉じて 小高い丘から

思い切り飛び出していく


行きたい場所はどこ?


波の音が心地いいリゾート地の浜辺?

それとも

キラキラとした木漏れ日が差し込む新緑の遊歩道?

それとも


潮の匂い 緑の木々の香り スイーツの甘さ

五感を充分に研ぎ澄まして


もう一度

ゆっくりと息を吐きだそう

1、2、3、4、5、6、7……


ほら なんだか

産まれるとき 温かい羊水の中から

この世に飛び出す前のような 気分


どんなにそこが曇っていても

大丈夫

いまだ

あなたは飛べるから



※お読みいただき、ありがとうございます。

どのような「ことば」があなたに届くのかを知りたいので、

評価してもらえるとうれしいです。

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― 新着の感想 ―
[一言] これから、静かに物語が始まるようだ。今日のような寒くて曇った空を見上げて、自分自身につぶやいてみる。不思議と希望が湧いてくる。
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