表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/23

黒蛇

挿絵(By みてみん)


「亮二…待ってくれ。」


「悠河か、まだ何かあんのか?」


僕は手に持ったモノをモヤに突き立てる!


『ぎゃあああ!小童めがなにをした?』


悪霊が苦しみ出した。僕が持っていたのはセセラギ様の牙だった。天に帰る前に譲り受けていたのだ。


モヤは次第に形を成し、蛇の下半身に女性の上半身を持つ化け物となった。


「なんだコイツは!?」


亮二にも見えているようだった。


ニタァと笑う化け物は亮二に襲い掛かる。


避けきれず脇腹に深傷を負う亮二。辺りに血溜まりができた。


「亮二!!」


「…悠河…逃げろ」


「逃げない…お前を置いていけない!」


化け物の口が裂け鋭い牙が剥き出しになる。


凄い勢いでこちらに向かってくる。


その牙が僕に届こうとした時、ミサンガが青い光を放って引きちぎれ、あまりの光に目が眩み化け物は怯んだ。


「…ミサンガが守ってくれたのか?」


「たわけ、俺が助けたんだよ」


目を開くとそこには黒い着物を纏った侍が立っていた。


左目に傷痕があり、右手には黒光りする刀を持っている。


僕は一目でわかった。


「お前…お前は…黒蛇」


黒蛇は右手の刀を鞘に収めると化け物に対して構える。


一瞬の出来事だった


化け物は粉々に切り刻まれ、肉片が散らばる。


黒蛇はその落ちた腕を拾いあげると徐に喰らいついた。


「満たされねぇ…」


そういうと黒蛇は姿を消した。


「亮二ーっ!」


僕は亮二に駆け寄った。


「悠河、あの化け物は?」


「もういないよ!しっかりして」


「はは、もう目が霞んできやがった。悠河…お前に会えてよかったよ…」


「亮二、そんなこと言うな。まだ間に合う!もうしゃべるな」


「悠河、ありがとう。」


ガクッ…亮二の身体から力が抜ける


「亮二っ!亮二ーっ!」











zzzzZZZZ


「…寝てる?」


亮二はぐっすりと寝ていた。


「今回は私の出番はなさそうですね。」


「真昼さん!?いたんですか?」


振り向くと後ろに真昼さんが立っていた。


「ええ、悠河くんのかっこいい勇姿見させて貰いました!笑 救急車も呼んでありますからとりあえず亮二くんの応急処置をしましょう。」


僕たちは救急車が到着すると、病院へと向かった。


挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ