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エピローグ 理摩

目を開く。

広い部屋を見回し、一人分にしては大きすぎるベッドの上でボーッとする。


「理摩は、何を?」


夢を見ていた気がする。

とても素敵な恋の夢。届くことが無いと分かりながらも、必死に手を伸ばし続けたはずの世界があった気がする。


「あれ?」


零れる涙。何度も拭い、止めようとしても止まらない涙。なんで、なんでと目を擦る。

タオルを取りに行こうと部屋を出た。広い。一人暮らしをするにはあまりにも広い部屋。

どうしてこんな場所に住んでいるのか分からないままに、洗面所で顔を洗う。

一人暮らしのはずなのに、二人分の歯ブラシが並んだ洗面所。飼ってもいないはずなのに置いてある猫用品。


「どう、して?」

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