友達
文を書き慣れていないため拙いです。
ご了承ください。
嫌いな奴と深夜に心霊スポットで会う。
ウガミはヨーに呼ばれて、「出る」と噂になっている池の前の開けた駐車場にいた。
ウガミもヨーも同じ高校に通う健全な一年生である。
クラスも同じなのだがウガミはヨーを嫌っていた。
ウガミにはヨーという人間が理解できなかった。
ヨーという人間を客観的に評価すると、能力・見た目・人柄の優れた良さがある。
しかしヨーは女子にモテない。
本人はモテたがっているのにも関わらずだ。
ウガミから見てもヨーは優良物件と言える。
ヨーのことが気になってるという女子の噂をよく耳にするが、何日からしたら噂はパッタリなくなる。
女子の方からヨーへの好意を否定するらしい。
ウガミは自分の動物的な勘を信じている。
ヨーはどこか気味が悪い。関わると碌なことにならない気がする。
「こんばんは。来てくれたんだね。嬉しいよ」
ヨーはコンビニ袋を手に下げてやって来た。
自転車はどこかに止めたのだろう。
「呼び出しといて遅れんなよ」
「ほれお詫びの品」
ヨーは袋から肉まんとコーヒーを渡す。
ウガミはありがたくお詫びの品を受け取る。
ヨーは人に害を与えることは絶対にしないとウガミはわかっていた。
疑う時点で自分は最低なんだろうとも思う。
「これから何すんだ?」
腹を満たしつつ探りを入れる。
「実は僕もわからない。呼ばれたんだ友達に。まあウガミはいつものボディーガードよろしく」
「ああ」
俺はヨーのボディーガードをよく頼まれる。世の中は物騒だかららしい。
ヨーは春に身長174cmあると言っていた。
それでも俺の体格と腕っぷしが必要らしい。
俺はヨーのボディーガードと引き換えに勉強見てもらったり解き終わった参考書を譲ってもらってる。
勉強のことは友達やクラスメートなら当たり前だというかもしれない。
だが俺が勉強面で困った時は、ヨーは何よりも優先して助け舟をくれる。
しかも的確に予想問題を作ってくれたり、俺に合った参考書をくれる。
俺にだけ。
それには心から感謝している。
だから俺もそれに答えてボディーガードをしている。
実害など今までなかったからボディーガードと言えるかわからんが。
そこまで安全対策してヨーが毎回やることはウガミには理解できなかった。
「てか今回お前主催じゃねえのかよ」
「友達の提案なんだ。行けばわかるさ」
ヨーはウガミに笑顔を見せて答える。
2人は池へ向かう。
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