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魔法使いの英雄彈〜二人が英雄になるまで〜  作者: 猫田ねここ
第1章 出会い
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第1章 17 【噂話】

噂話


「おい、こら起きろ、ハル!昼飯食いに行くぞ!」


ハルは肩を揺すぶられてようやく起きた。


「…あぁ、おはよー。トムラ」


「…お前今日のテスト大丈夫なのかよ?また、1時間目から寝てただろ?」


「まぁ、どうにかなるよー」


そう言ってハルは大きな欠伸をする。


「どうやらお疲れのようだな?あれか?あの銀髪ちゃん関係か?」


「ん?あれ、俺お前に話ししたっけ?」


アリスのことはまだ、学園の生徒には何も伝わっていないはずだった。


「あー、なんかめっちゃ噂立ってるぜ。まぁ、俺は女子から聞いたし」


「…女子の情報網こえーよ。まぁ、どっかから、情報漏れるのは時間の問題だったしな。まぁ、その話は後にして…」


ハルとトムラは昼休憩の時間がなくなるので、まずは食堂に行くことにした。





「ねーねー、お前のカレィ、うまそうだな。一口頂戴」


「やだよ、お前に渡すと全部食われるもん」


「ちっ、ばれたか」


ハルとトムラがそんなやり取りをしている背景では女子生徒が2人に(特にハル)向けてチラチラと、視線を送っていた。


「そんなことより、ほら。さっきの話の続き」


「ん、あぁー」


ハルは昼食のオームライスを頬張りながら、少し目を細めた。


「正直なとこ、噂ってどの程度のもんだ?」


「えっと、俺が聞いたのはハルが銀髪ちゃんを救護室には運び込んだ、ってこととなんか隠し子連れていた、っていう噂」


「うーん、ナルボド。……って隠し子ぉ!?」


「おう、お前も隅に置けないやつだな。このこのー」


戸村がハルの脇腹を突いてくる。


「いやいや、それは誤解だよ!」


「うん、冗談だし」


トムラはアッサリ嘘だと宣言した。


「でも、子供を連れていた、っていう噂は流れてたぜ。で、実際のところは?ところは?」


「…まぁ、どっちの噂もほぼ合ってるよ」


ハルは、はぁー、とため息をついた。こんなに早く噂が立つとは思っていなかったのである。


「で、その銀髪ちゃんは?今どこに?」


「場所はいえねぇーけど、今エサル師とお話中だ。詳しいことは、あまり話せねぇぞ?」


そして、ハルは残りのオームライスを口の中に放り込む。


昨日、あの後アリス取り敢えず解散という形になり、アリスはエサルとともに理事長で寝ることになりハルは自分の寮に戻った。


そして、放課後理事長室に集まるようにエサルに言われたが、別に授業を休む必要もないので普通に授業に参加していた。


といっても、疲れて爆睡しているだけであったが…。


「つまんねーなー。まぁ、いっか」


「そーいえば、今日のテストの範囲どこだったっけ?」


ハルがのんびりと言う。


「おまっ、テスト範囲すら…。お前そのうち首席奪われるぞ」


「そーかもな」


ハルはアリスを思い浮かべながら、そう呟いた。


アリスの闘ったところは少ししか見たことはなかったが、ハルはアリスは強い、と直感的に感じていた。


ハルが直感的にそう思ったのは今までエサル、ただ1人だけだった。


「お前、熱でもあるのか?お前がそういうこと言ったの初めて見たぞ?」


「まぁー、な。と、それより次の授業って…」


ハルとクレトは互いの顔を見合わせた。


「…テストだ…」




〜テストの結果〜


ハル 4年生102人中、1位


トムラ 4年生102人中、4位


「なんで、お前の方が順位いいんだよ!?」


トムラがテスト返しの時にそう、わめいていたのは、1週間後のことであった。



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