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霊能者養成学校の珍事  作者: SandArts
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5億年の衝撃

今回はバーベキューですね。バーベキューと言えば肉。

筆者は和牛よりオージー派なのですが・・・

今回の合宿で滞在する施設は、この学校が開校当初から利用しているらしい。

開校はかなり昔らしい、この学校は、国家の要請で作られたもので、もう、三十年以上昔から、あるらしい。

何故、そんなものを作ったのかは分からないが、この学校を卒業すれば、霊能力、特殊能力というものが国家に正式に認められるらしい。



俺たちは、合宿施設の会議室的な所に通されて、各種連絡が、なされた。

その後に、講師紹介。

講師紹介では、各科目の講師が紹介された。

変な科目ばかりだ。例を挙げれば、幽体力学、これは、要は幽体離脱後の世界、つまり幽界の物理法則を学ぶらしい。意味が解らないが、幽界は高次元の世界らしい。


民話伝承学、これは一番まともな部類かもしれないが、歴史学、民俗学を少しオカルトテイストにしたものだ。

講師の柳葉国男先生によると、竜宮城にも行けます。かぐや姫の捕獲も可能です。そう、柳葉ゼミならね。……らしい。


 次元上昇学。これは、いわゆる、アセンションが云々ということらしい。先生も中年女性で太っていて、凄くスピリチュアルな雰囲気だ。


 まあ、そんな感じで、英語やら数学やらは無いらしい。

あくまで、霊能力という実技を習得する学校なのだ。


そして、いよいよ、すぐそばの川のある公園で、バーベキューだ。

そういえば、アイツが居ない。さっきまでバスで寝ていた片子と坊主である。

名前も知らぬ謎の少女はさっきから俺についてきている。

誤解を受けそうなのでやめてほしいのだが。

「ねえ、お兄ちゃん、私たち何すればいいの?」

お兄ちゃんという呼称はいろいろ不味いが、確かに俺たち以外は、皿の準備、炭の準備や、米の炊飯の準備とかが行われていた。


 バスの中でなんとなく思っていたが、俺ら四人は明らかに浮いていたようだ。

周りの奴らはかなり普通の高校生の様な感じだ。

「おう、待たせたな」

「すまんすまん」

あの二人が来た。

「いや、お前ら何してたんだよ」

「説明の時に寝てたから、お仕置きされてた」

こいつらどんだけ寝れば気が済むのか?

「お仕置きってどんなのよ?」

「普通に、異世界に飛ばされて5億年過ごせとか……」

やばい……普通じゃない……

「で?お前誰だっけ?」

坊主のほうが聞いて来た。

「は?」

「いやさあ、俺だって5億年昔のことなんて覚えてないぜ」

「嘘か本当か知らないが、五億年ぶりの再会ってさぞかんどうてきなんでしょうねー」

俺が適当にあしらっていると、少女が話した。

「そうそう、感動するよねえ、私も小さい頃、よく5億年ってたから分かる!」

「だよねえ!」

やっぱりこんなとこ来るんじゃなかった……。


結局バーベキューは盛り上がらなかった。

何故かと言うと、スピリチュアル的に四足動物は食べたくない奴が多かったからだ。

それで、肉の半分以上を平らげたのは、我が学校でダントツにデブな、太利太男先生だった。

実は、彼はこうなることを知っていて、バーベキューをしたのだった……。

回を追うごとに意味不明になっています。

最初は、特殊能力を持った仲間とド凡人の主人公が幽界で妖怪や幽霊と闘うという話にしたかったのですが……

それはいつ達せられるのでしょう?

道のりは長そうですが、まずは、筆者の自分との戦いですね……。

闘えたら、最終回でいいでしゅよね。

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