異次元3
好子に連れられ、異次元へ来てしまった蕾芽。元の次元へ帰る方法が分からないまま時が過ぎ行く
蕾芽:あー、夏がこいしい
小雪:夏って、今もう10月よ?
蕾芽:ですよね、あっ、8日オレの誕生日だ
小雪:そうなの?じゃあお祝いしないと
蕾芽:けどさ、今2012年でしょ?オレ2027年生まれだから、誕生日じゃない気がするんだよね
闇翦:異次元でも年ってとるのかな?
蕾芽:ヨシ、どうなの?
好子:とると思う
蕾芽:思うか。じゃあヨシもこのまま大きくなるのかな?
闇翦:蕾芽と同じ顔になったりして
小雪:親子だもんね
蕾芽:いや、違うよ、オレ結婚してないし
蕾芽が小声で言う
蕾芽:ヨシはずっとオレを父親だと言ってるけど、オレには心当たりがないから
闇翦:じゃあヨシは未来のお前の子供とか?
蕾芽:未来って、そんなバカな
次の日
小雪:蕾芽くん、朝よ?
蕾芽:んー
小雪:ほら、布団から出て
蕾芽:はい。はあ、
小雪:具合、悪いの?
蕾芽:いや。ちょっとね、夢を見たんだ。オレの本当の家族の
小雪:そうだったの?大丈夫?
蕾芽:まあ、何とか。
闇翦:おう蕾芽、起きたか
蕾芽:うん、おはよう
好子:お父さん遊ぼう
蕾芽:その前にご飯
午後
蕾芽:あー、もうギター弾きたいよー。この家にギターないか?
闇翦:あるわけないだろ
蕾芽:マジか、仕方ないな。運動するか
好子:ぼくもー
2人 外に出て体を動かす
闇翦:蕾芽、寂しいって言ってるけど、結構楽しそうだよな?
小雪:まあね、笑ってるけどさ。でも早く帰りたいっていう気持ちの方が大きいと思うよ?
好子:小雪さん、棒ない?お父さんみたいにやりたい
闇翦:うわ、物干し竿を振り回してやがる
小雪:こらーっ、蕾芽くんやめてっ
夜
蕾芽:はあ、また今日も帰る方法見つからなかった
闇翦:ずっと遊んでたからだろ
蕾芽:まあ、たまにはいいだろ
そして朝が来て、また次の日が来て、ついに蕾芽の誕生日が来てしまった。
蕾芽:あの、本当にお祝いとかいいから、悪いし
小雪:何言ってるの、蕾芽くんは大事なお客さまなんだから
闇翦:もうすぐ桜姉と由子姉も来るから
蕾芽:えっ、またあのお姉さんたち来るの?
しばらくして2人が来た
桜:来たよー
由子:蕾芽くんおめでとう
蕾芽:どうも、ありがとう
桜:さあ、大人はお酒だ
由子:飲もう。小雪も飲む?
小雪:じゃあ一杯だけ
由子:蕾芽くん何歳になった?
蕾芽:17になった




